安倍・トランプ秘密会談 2017-01-25 トランプ政権が始動し始めて5日め、トランプ氏は有言実行で選挙運動中の公約を文字通り実行している。
公約通り、NAFTAの見直し、TPPからの脱退等、経済的には保護主義政策が目立っている。 一昨日も対米での日本の自動車輸出額が対日の米国自動車会社の輸入に比べて圧倒的に多いのをフェアでないと言っているのは困りものだ。 経済的には分かった! でもトランプ氏の政治的なグランドビジョンってなんだろうか? 日本はやり玉に挙がっているが、実はトランプ政権に一番喜んでいるのが安部首相じゃないかと思っている。 それは安倍さんが長年したかったことがかなえられる大統領が出てきたからだ。 「米国を再び偉大な国に。」「米国第一」 と言っている通り、トランプ氏は米国を世界一のままにしておきたいと思っているに違いないのだ。だからそれを利用しないと! 安倍さんはトランプさんと最初に会った外国の首相。 なんの話をしたのか伝わってこない。95分間も?。 ゴルフの話...? まさかね〜 12月中旬にはプーチンさんまで日本に呼んだ。 山口県で2人だけでこれもかなりの長時間だった。 なんの話ししたの??? 表向きは平和条約〜北方領土返還の話だったと発表された。 でもそれだけ...? ここで、安倍さんとトランプさんとの間であった会話を再現してみよう! 安倍「トランプさん!アメリカを再び強くしたいなら中国たたいとかなきゃ」 トランプ「そうだけど、プランあるの?」 安倍「あるっすよ〜!ロシアと日本と組めばアセアン、インドは日本の味方だから中国を包囲できるよね」 トランプ「そうだな〜。ロシアは賛成するかなあ?」 安倍「プーチンさんとこは今きつそうだからうまく進めましょ。プーチンさんはいつも中国はおっかないって言ってましたよ...!」 トランプ「そっか、ロシアと仲良くすれば北極圏にあるロシアの油田利権も手に入るかもなあ...、中国も叩けるし...」 安倍「そうですよ、モンゴルまで私の見方だから、後はプーチンさんのみ。米国と一緒になれるんなら動くと思いますよ。お任せですよ!」 トランプ「ああ、じゃあ今度プーチンと会う時に近いうちに会いたいと伝えてくれ。それから、北極圏にあるロシアの油田利権渡してくれればクリミア移譲承認すると言っておいてくれ。」 安倍「オッケーです!」 トランプ(独り言)「プーチンに強い、石油の専門家を国務大臣にすればいいんだな...。」 11月にトランプタワーでこんな話を本当はしてたかどうか...? http://ameblo.jp/win-sugita/entry-12241340974.html うーん。 なんでしょう。
ワタスはトランプさんはバチカンとのつながりがある等々。 あっち側だと疑って見てたんですが。 TPP離脱、CNN口撃。 これだけ見る限り本気で国際金融資本にケンカを売ってる人に見えます。 今後、まさかあのFRBをぶっ潰すとか。 そして、あのケネディさんもできなかった政府紙幣発行とか。 まさか。 そうなればワタスは本物だと認めるのですが。 以下、閣僚人事です。 http://golden-tamatama.com/blog-entry-2626.html 全体的に閣僚人事を見ると大富豪とか軍人ばっかですね。 で、見るとほとんど茶会派(ティーパーティー)じゃないか。
以下はWIKI ティーパーティー(茶会派)より。 ティーパーティー運動( ティーパーティーうんどう、英: Tea Party movement) 2009年からアメリカ合衆国で始まった保守派のポピュリスト運動である。 バラク・オバマ政権の自動車産業や金融機関への救済の反対、さらには景気刺激策や医療保険制度改革(オバマケア)における「大きな政府」路線に対する抗議を中心とする。茶会運動ともいう。 : 「ティーパーティー(Tea Party)」という名称は、当時の宗主国イギリスの茶法(課税)に対して反旗を翻した1773年のボストン茶会事件(Boston Tea Party)に由来しており、同時にティーは「もう税金はたくさんだ(Taxed Enough Already)」の頭字語でもある。 : 総じて税金の無駄遣いを批判して「小さな政府」を推進しようという運動で、「アメリカ人の中核的価値への回帰」を訴える保守系独立政治勢力である。 __
茶会派(ティーパーティ)とは、新自由主義者、リバータリアン。 調べると国務長官ティラーソンさんもティーパーティーでした。 この人はエクソンモービルの元CEOで、ロシアと北極海油田などを開発してた人です。 で、プーチンさんから勲章などを貰ってました。 ロシアのプーチンさんと非常に仲が良い。 副大統領のマイク・ペンスもティーパーティー。 で、CIAのマイク・ポンペオも労働長官のアンディー・バズダーも。 調べるとかなりティーパーティーの人が多い。 以下はニューズ・ウィーク誌から。
財務長官に選ばれたのはスティーブ・ムニューチンさん。 この人はロシア系ユダヤ人で元ゴールドマン・サックスです。 カール・アイカーンさんとはウォーレンバフェットと並ぶ、著名投資家。 もの申す投資家として知られてます。 アイカーンさんは規制改革の顧問になるようです。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL22H2F_S6A221C1000000/ トランプ次期米大統領、アイカーン氏を規制改革の顧問に起用へ 米紙報道 NQNニューヨーク=神能淳志】トランプ次期米大統領は21日、物言う株主で知られる投資家カール・アイカーン氏を規制改革全般に関する顧問として起用する方針を固めた。 前にも書いたのですが、アイカーン氏はトランプさんの師匠なのです。 で、話を戻してティーパーティーと言えば以下の小説です。 以前のっけました。 肩をすくめるアトラス 単行本 – 2004/9 アイン ランド (著), 脇坂 あゆみ (著), Ayn Rand (原著) https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4828411496/asyuracom-22/ref=nosim/
この小説は、日本でいうと司馬遼太郎さんの「飛ぶが如く」とか「坂の上の雲」とか。 そんな感じで広く読まれてます。
で、作者は以下のおばちゃんです。
アイン・ランド ロシア系アメリカ人小説家 このアイン・ランドさんはフィリップ・ロスチャイルドの愛人と言われてます。 この小説の言ってること。 富を追い求めるののどこが悪いの? 弱肉強食のどこが悪いの?
すべて市場原理にまかせましょう。 金持ちを縛るのをやめましょう。 小さな政府を作りましょう。 経済を牽引する金持ちを、福祉のためとか、税金とか規制などで縛ると経済が停滞してしまいますよ。 この小説のあらすじは、世界の大金持ちが、自分達は世界経済を推し進めるエンジンなのに、常に議会や政府の規制で邪魔をされる。
たび重なる政府の妨害に、なぜ我々は頑張って世界経済をまわしているのに悪者扱いされなきゃならないんだ? 努力もなにもせず、福祉に依存する貧乏人達にたかられるのはごめんだ。 そう言って呆れ果てた金持ち連中が、肩をすくめて、コロラド山中に消えていくというお話でした。 アトラスとは、ギリシャ神話で、肩で世界を支えていると言われる神様です。 アトラスが、天を支えるのを放棄してどっかに行っちゃったという話なのでした。 このアイン・ランドさんを信奉する人達が新自由主義者=実力主義者=ティーパーティー。 で、今回のトランプさん人事を見ると、 例えば、商務長官のウィルバー・ロス氏。 元ロスチャイルドにいた人ですね。 そしてエクソンモービルとかゴールドマン・サックスとか。 相も変わらず金融そして軍産複合体政権に見えますが。 ただ、どうも中身が茶会派、新自由主義者=リバータリアンです。 そしてどうもロシア寄り人脈になってる。 あのピーター・ティールさんなども完全リバータリアンですね。 http://golden-tamatama.com/blog-entry-2626.html トランプ政権の「化けの皮」はすぐに剥がれる 「バブルを喜ぶ」のではなく「リスク」に備えよ http://toyokeizai.net/articles/-/155851 2017年01月28日 ぐっちーさん :投資銀行家 東洋経済
「選挙戦での主張」をいまだに信じ続けるメディア トランプ大統領が言っている、「白人労働者など一般の人々へホワイトハウスからの権力の移行だ」、なんてことをまともに捉えているメディアの神経も疑います。 これは確かに選挙戦から言っていた主張で、「Drain the Swamp」(沼の栓を抜け!)とトランプ大統領が声高に叫んでいた政策(と呼べるのかどうかさえ疑問ですが…)の一つです。 既存の権力者(エスタブリッシュメント)からワーキングクラス(ブルーカラー)に権力を取り戻す、なんて言っていたわけですから、さながら民主党のサンダース議員の専売特許のようなキャッチフレーズです。 しかし、実際に起きたことはなんですか? 国務長官はレックス・ティラーソン、現役のエクソンモービルのCEO、財務長官はゴールドマン・サックスにもいたハゲタカ投資家としてボロ儲けをしたスティーブン・ムニューチン、さらには教育長官にはベッツィー・デボスを起用。彼女はアムウェイの創業者の息子の嫁ですよ。既存の権力者と成功者ばかりじゃないですか!
これほど言行不一致なことはないわけであって、もうこれだけでトランプ大統領は嘘つきだ、ということになるはずですが、そういう声はメディアからは、ほとんど聞こえませんわね。この政権の一体どこが貧乏な白人労働者に権力を取り戻す、ということになるんでしょうか。 一方、今、反トランプでデモをしているような人たちも似たり寄ったりです。だいたいトランプ大統領が良く使う「the forgotten man and woman」というのは一体誰のことを言っているんでしょうか? メディアが好んで取り上げるようなラストベルトで職がなくて、うろうろしている学歴のない白人労働者を指す、というのであれば、人口で見ればゲイだってLGBTだって同じような人数の少数派であって、まさにその「the forgotten man and woman」ではないですか。 なぜ、LGBTを救済することは「善」で喝采を浴びせ、同じ少数派の白人労働者を救済するのはいけないのか?そこに論理的一貫性を見出すことは不可能です。要するに、どっちもどっちでしょう。 そもそも多くの日本のメディアはそういう白人層(ヒルビリーだのレッドネックだの、彼らを蔑む単語には事欠かない)が存在することも知りませんし、彼らがアメリカにおいて社会的にどんな存在なのか知りもしない。 書店に行けば、彼らヒルビリーのレシピなんて本がベストセラーになっていて、それは道路で轢かれたリスをどう調理するか、とかタヌキ料理のレシピ、というような内容の本で、同様のテーマのテレビ番組がものすごい視聴率を挙げたりしている。こういう番組が高視聴率を取るということは、アメリカ全体で見ればそういう人々を蔑んで笑いものにして喜んでいる人がたくさんいる、ということにほかならず、彼らはまさにトランプ大統領がかかわっていたWWEというプロレス団体のファンとそっくり重なるような人々であって、別に忘れられた人々でもなんでもない。 ■アメリカの権力構造の本質は何一つ変わっていない トランプ大統領自身も含めて、アメリカ人全体でそういう人々を蔑んで笑いものにしている構造そのものには、なんら変わりはないのです。その怒りが今回の選挙結果だというのであれば、じゃあ、トランプ大統領自身、ひいてはあなた自身はどうなんだ、という身もふたもない結論に行き着くだけでしょう(トランプ大統領自身は白人の大金持ちのただの成り上がりでしょうが!本当に「彼らのために」、というのであれば大統領に当選したら、その資産をすべて寄付するくらいのことはするべきでしょう!)。一方、ゲイを支持するのはよくて、ヒルビリーを支持しちゃいかん、というのも全く納得いきませんね。 結局、トランプという人は怒りの矛先を既存のエスタブリッシュメントに向けたふりをしただけで、ホワイトハウスの人事のように本質は何一つ変わっていない。それに人々が気づいた時にはすでに遅く、迷走した分だけ物事がこじれ、状況は前より酷いことになり、そのために国民が支払うコストは膨大になるだろうことには疑問の余地はありません。実は同じような危惧を小池百合子東京都知事にも持っているのですが、その話はまた別の機会に…。 そしてもう一つ。当欄を順番で担当されている吉崎さん(双日総合研究所副所長)とはよく話すのですが、トランプ政権は要するにあのWWEのようなプロレス政権だ、という話です。プロレスと言うのは「お前殺すぞコノヤロー!!」と過激にショーアップして技もとんでもない技をかけてきますが、あんなもの、真剣にやったら相手は本当に死んでしまいます。 しかし、死なないわけですよ。つまり手を抜いているわけで、要するに相手が受け止められる範囲で技をかけているということです。つまりトランプ大統領の一連の過激な発言もこれはあくまで「プロレス」であるという解釈をしなければならないのではないか、という話です。まさにその通りでしょう。 ■「具体策なし、結果責任なし政権」の末路 そしてもう一つ気が付いたことがあります。 すでに大統領令を何発も繰り出し、TPPからの離脱も、メキシコ国境の壁の建設をメキシコのコストで行う、などの案にサインしていますが、具体的にどうやるか、という点については、何ら明らかにされていないという点です。 これから議会が調整に入っていくわけですが、各論は各担当大臣に任せてある、という言葉がこの大統領からはしょっちゅう出てきます。例えば、アメリカのメディアは早速かみついていましたが、自分は水攻めという拷問に効果があると確信しているが、実際にどうするかはポンペオ(CIA長官)などにすべてを任せると言っています。つまり、自分なりに方向性は打ち出すが、あとは現場が決めることだ、と結局は他人任せである、と明言していることになります。 この景色もどこかで見たことがあります。 そう、あの「アプレンティス」(「見習い」の意味)ですね。トランプ氏がホストを務め、「しろーと」を集めてカネを渡してビジネスをやらせ、かなりの無理難題を押し付けておいて、ダメだとなると “You are fired!” といって脱落していくという有名なテレビ番組です。要するに、自分の閣僚に無理難題を押し付けておいて思い通りの結果がでないと、最終的には ”You are fired!” と叫ぶことにひょっとしたらなるのではないかと思い始めました。これはあり得るな〜…。 トランプ大統領はWWEとアプレンティスの手法を本気でホワイトハウスに導入しようとしているのではないか、と密かに恐れているわけです。そういう意味では、こういう人の一言一言で振り回させる人々はたまったもんじゃありませんね。そこに理念などはなく、ただ、無理難題を押し付けては妥協点を探り、ダメだったときは You are fired! ということになると、次は一体なにが起きるのかすら、予測できません。 私のような「投資する」という立場から指摘するなら、この種の「不透明性」を市場は最も嫌います。今は「トランプバブル」とかはしゃいでいますが、早晩化けの皮がはがれることになるでしょう。何するかわかんない人が大統領、というのはアメリカ経済にとっても非常に大きなリスクでしょうね。 サポートに付いている共和党の経験のある人々が何とかするから大丈夫、なんて言ってる人がいますが、それはあまりにも楽観的なような気がします。投資家から見ると、トランプ政権は自動ブレーキや、ましてABSなどの近代的な安全装置がまったくついていない馬力だけはばかでかい、1980年代のアメ車のようなもので、ガソリンをがばがば食って、ぶつかったら大破する。という覚悟だけは必要でしょう。 そして、ここまで読んで頂ければ、トランプ大統領のことだけに限りませんが、メディアで垂れ流される情報の拙さ、酷さを読者の皆様には改めて認識して頂くことができるのではないでしょうか。所詮、アメリカで何もやったこともなく、そもそもアメリカのことを何も知らない人々がアメリカのことをしたり顔で報道しているようなことを信じてはいけません。大体彼らは道路で轢かれたリスの肉で作ったハンバーグなんて食べたことがあるんでしょうかね!?
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