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「日米会談」急いだところで何を語りかけるつもりなのか 永田町の裏を読む
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2017年1月26日 日刊ゲンダイ
トランプ米大統領、メイ英首相、ペーニャ・ニエト・メキシコ大統領(C)AP
昨年末のプーチン来日は空振りに終わった。そこで慌てて仕組んだ真珠湾訪問も「戦後初」のはずが、実は4番目であることが判明してズッコケた。
さて、年も改まって一発逆転とばかり仕掛けたのが、トランプのホワイトハウスに「一番乗り」を果たし、日本が米国の最も重要な同盟国であることを全世界に印象づけようという演出だったが、これもうまくいかず、順番待ちの行列の後ろのほうではないだろうが、先頭からは少し遠い、中ほど前寄りあたりに並ばなければならなくなった。
1月20日に就任する新大統領は1週間後の27日から外交を始動させるのが通例で、そこに日米首脳会談をセットさせるべく官邸は昨年末から外務省と在米大使館を叱咤激励してきたが、残念なことに、その日にトランプが呼び寄せたのはメイ英首相だった。次は31日で、ここにはメキシコのペニャニエト大統領が入った。そうなれば3番目はカナダのトルドー首相だろう。
これはポピュリスト政権としては当然の流れで、TPP離脱を真っ先に宣言した米国とEU離脱を決めた英国とが、アングロサクソン同盟をベースに反移民の「壁」政策を確かめつつ、米英2国間FTAの交渉可能性を協議し、返す刀でメキシコと「壁」及びNAFTA見直しについてタフな交渉を開始し、そうなれば当然、カナダともNAFTAについて協議しなければならない。ここには、良かれ悪しかれ、トランプが選挙戦中から紡いできたストーリーがあって、彼は何よりもまず支持者たちに「壁」政策を断行する姿勢をアピールする必要がある。
次にトランプが関心があるのは中東で、イスラエルのネタニヤフ首相に対してはすでに電話で訪米を促した。その先、トランプの興味が向かうのはプーチンと習近平だろうが、彼らと会うにはそれなりの大がかりな舞台装置が必要で、準備に時間がかかる。そうすると、このあたり、つまり2月中下旬に安倍訪米が実現する余地が生まれそうだが、それにしても、安倍はトランプに一体何を語りかけるつもりなのか。
新聞報道では、まずTPPは経済面からの「中国包囲網」なので復活させるべきであると説得し、また尖閣は日米安保の適用範囲なのだということを再確認させて軍事面からの「中国包囲網」強化をアピールしたい意向だというが、そんな話ではトランプはあくびを始めるのではないか。
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