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2017年01月20日 「ジャーナリスト同盟」通信
<統一教会・勝共連合と日本会議>
右翼に手足を縛られてしまった日本の新聞テレビに代わって、それでも一部の雑誌や週刊誌が権力監視の役割を担っていることに感謝したい。「新潮45」2月号が、安倍・日本会議の一翼として、以前から右翼政治屋の応援団で知られた、韓国・文鮮明が創立した反共キリスト・カルト団体の統一教会、その政治部門の勝共連合が、安倍とトランプを結びつけていたことを、実にあざやかにすっぱ抜いてくれた。安倍の祖父・岸信介と文鮮明の深い関係は知られていたが、この深すぎる人脈が、安倍・日本会議にも継承されていたことを裏付けてくれた。
<安倍・トランプ会談のパイプ役>
ご存知、先の米大統領選挙を10人が10人、ヒラリー・クリントンの勝利を予想した。外務省も安倍・官邸も、ヒラリー政権誕生を前提に政治日程その他を計画していた。ためにトランプ登場に官邸も外務省も動転、あわててトランプとの接点を求めた。
なんと安倍自らパイプをつないだのだ。知られざる右翼人脈の露呈を約束したことにもなる。文鮮明の妻が今も生存中で、彼女経由でトランプの親族につながった。そうして安倍・トランプの電話会談とその後の、大統領就任前の異例の会談へと突き進んだものだ。外務省抜きである。
安倍の右翼・カルト人脈が、トランプとの会談を実現させたのである。有頂天の安倍も、怪しげな宗教団体との深い仲を証明してくれたことになる。既にネットで炎上している。筆者も飛びついて、いま書いているところである。
<岸信介と文鮮明>
反共右翼教団を背景にした安倍とトランプから、何が飛び出すのか。不気味過ぎて期待しない方がいい。米国時間の1月20日にトランプ就任式が行われるが、米国民の関心は薄いと報じられている。
調べると、19歳で日本に来たこともある文は、54年にソウルで統一教会なる反共教団を創立、日本進出は59年10月、翌年の1960年の安保改定の年に韓鶴子と再婚。続いて反共右翼団体の勝共連合の設立は68年。
73年11月には、統一教会本部を訪問した岸と文の 写真が公開されている。84年には文主催の世界言論人会議(ホテル・ニューオータニ)で岸が講演、晩餐会では岸後継の福田赳夫元首相も挨拶している。
66年に日本統一教会の久保木修巳会長が世界日報社から出版した本によると、岸の南平台の私邸の隣が、なんと統一教会本部だった。偶然のことか、仕組まれていたのか。後者の線が濃厚だ。当時は「数千人の会員」で規模も小さかった。「岸に懇意にしてもらって、勝共運動飛躍のきっかけになった」とも記述している。
ということは、統一教会・勝共連合の育ての親が岸ということになろう。
筆者は自民党本部職員から「御殿場の岸邸の女主は統一教会派遣の美人」と聞いたことがある。彼女は現在、安倍邸に住んでいるという。統一教会と岸・安倍家は一体化しているのであろう。
文鮮明を性的異常者との指摘もある。むしろ、合同結婚式や霊感商法が有名だが、これらの犯罪事件は途中で萎んでしまった。その理由も明らかと言えるだろう。政治権力と一体化した反共政治宗教組織なのだから。
<反共主義で一体化>
戦争犯罪者の岸信介が、戦後の首相に担がれた背景には、CIAの力によものだるが、それもこれも日本国家主義者の強烈な反共主義に、ワシントンが期待したものだ。
CIAにも道理などない。ワシントンに都合がよければ、悪人でも悪魔でも利用する。テロ撲滅をわめくワシントンが、その実、テロを生み出した犯人というのも理解できるだろう。岸もそうして復権、その意思が、いま孫によってさく裂している。
神社本庁が主力だが、それだけではない。反共勢力であれば、全員集合という日本会議の戦略である。そのうち創価学会も、日本会議メンバーになるのであろうか。
冷静に分析すると、日本右翼教団・カルトの総結集による安倍内閣と断定できるだろう。したがって、ナチス・ヒトラーに痛めつけられた民族の悲哀を体現しているワシントンのヘンリー・キッシンジャー博士が、警戒警報を鳴らす昨今の事態も当然かもしれない。
<霊感商法・合同結婚式>
岸・安倍家と三菱財閥という経済人脈は、戦前の国家神道の後裔・神社本庁と統一教会とのカルト・反共人脈と結びついて、日本右翼を形成している。
筆者が東京タイムズ政治部長時代、統一教会の合同結婚式や霊感商法が、よく話題になっていたことを思い出す。S社会部長らが必死で追及取材していたことも。警視庁の捜査も本丸に突撃できなかったが、岸・福田派を継承する森喜朗や小泉純一郎、安倍晋三らが、その後もカルト教団を擁護していたものだろう。
右翼議員の選挙に結集するカルト教団は、やや公明党と創価学会に似ている。後者の政教一致の政治宗教勢力に対して、統一教会は自民党内の右翼を支援して、それをテコにして彼らの組織に食い込んで、組織を拡大する布教活動である。その主役が岸で、いまは孫に継承されていることになろう。
日刊新聞まで発行している。いまも続いているのであろうか。
共通点は、巧妙な集金力である。信者からの金集めが共に上手である。庶民の懐に手を突っ込んで、その資金で政治・経済力を生み出してゆく。反共主義・右翼団体が、彼らのセールスポイントなのだ。
整理すると、2012年9月に92歳で亡くなった文鮮明のカルト教団は、現在も東京の官邸
とニューヨーク・ワシントンで存続している。安倍・トランプを引き合わせて、その命脈を示したことになる。
弱い人間を操る、宗教という名の「経済・政治組織体」を駆使する賢すぎる人物は、いつの世にも存在するのであろうが、問題は、そこでは道理・理性が通用しない。政治・宗教カルト指導者の強さと弱さであろうが、右翼の正体も、そこに付着していることを証明した、今回の安倍・トランプ会談だったといえよう。大いに学ばされた気分である。
2017年1月20日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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