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未公表の「ゲス不倫」国会議員がウヨウヨ…「バレてない」と思っているのは本人たちだけ
http://biz-journal.jp/2017/01/post_17756.html
2017.01.18 文=神澤志万/国会議員秘書 Business Journal
国会議員秘書歴20年以上の神澤志万です。
読者のみなさま、ちょっと遅めですが、明けましておめでとうございます。
昨年末に、安倍晋三総理が次期通常国会の召集を1月20日と表明したのを受け、永田町は年明け早々から国会開会への準備を始めています。
通常国会に備えて、受験生の子供を持つ秘書さんたちから、いろいろと悩みが聞こえてきます。どんな仕事でも家庭との両立は大変ですが、下僕のように働く私たち秘書は、特に厳しいのです。
仕事と家庭のバランスを取ろうとすると、「仕事をおろそかにした」ということで、ボスである国会議員の逆鱗に触れ、場合によっては解雇につながることもあるからです。受験生のお弁当づくりもあるのに、冷や汗をかき続ける毎日です。
■総理だけに許される「2つの嘘」とは?
以前から取り沙汰されている衆議院の解散総選挙は少し先になりそうな気配もありますが、どうでしょうか。過去には、「選挙はしない」と言いながら、突然解散に踏み切った例も少なからずあります。
たとえば、前回の2014年12月の総選挙は、11月に突然「解散」という方向に舵を切った安倍総理の作戦勝ちでした。急だったので準備が整わなかった野党(特に、当時の民主党)の大敗という結果でした。
そのため、年明けから安倍総理がいくら「すぐの解散総選挙は考えていない」と発言しても、どうしても疑ってしまうのが永田町の住民たちの性分です。
実は、永田町では大昔から「解散と公定歩合については、総理は嘘をついてもいい」ということになっています。今は公定歩合に政策金利としての役割はほぼありませんが、1994年に金利が自由化されるまでは、たとえば景気が低迷しているときに公定歩合を引き下げて、資金の需要を活発化させて景気を上げるといった政策がとられていました。
そして、株式市場などの混乱を避けるために、引き上げや引き下げの時期などについて、本当のことを言わなかったときもあったようです。このことは、マスメディアの政治担当記者などはみんな知っていますが、追及する人はほとんどいません。
■超多忙の国会議員、実際は少なすぎる?
嘘の件も含めて、古いしきたりというか思想が蔓延している永田町にいると、まるで世間が別世界のように感じることもあります。
たとえば、法案審議。国会で大きな力を持っている国対(国会対策委員会)が各委員会に委員(担当者)を振り分けるのですが、利権が生じないように、あえて同じ委員会に長く在籍させないようにしています。
また、法案審議のおおよその流れというのは決まっていて、「大どんでん返し」はまずありません。各委員会の議員も審議のために勉強はしますが、やはり、もともと専門外の場合は難しいのが実情です。
同じ担当を続けないことで、利権の問題はなくなっても、逆に分野ごとの「専門家」は育ちません。「こういう方法で、国民のニーズに応える法律をつくれるのか」という疑問を持ち続けていますが、一方で、ずっとこの流れで法律が成立しているので、なんとかなっているのも事実です。
有識者からレクチャーを受けたり、資料を読み込んだりする時間的な余裕がないと、必要な質疑も改善点も見えてきません。そのため、「国会議員の数が多すぎる! 議員定数削減!」などという言葉をよく耳にしますが、真面目に活動をしている国会議員および秘書たちからすると、「少なすぎるんじゃない?」と思うくらいです。そして、限られた時間のなかでがんばっている議員も、実は多いのです。
■通常国会では華やかな議員の和装に注目!
国会の開会式は、天皇陛下ご臨席の下で行われます。なかでも通常国会の開会式は晴れ着姿で出席する国会議員が多く、とても華やかです。
和装振興議員連盟(事務局長は野田聖子衆議院議員)が主催となり、全日本きものコンサルタント協会と協力し、日本の民族衣装である和装文化の普及ならびに和装産業振興のために、全国会議員に着付けや着物レンタルの案内をしているのです。
例年100人ほどの国会議員が賛同し、和装で登院します。男性議員の袴姿もなかなか凛々しくてかっこいいですし、女性議員の着物や帯は本当に素敵です。日頃は「かっこいい」というイメージが強い野田議員も、和装では美人オーラが出て色気を感じます。やっぱり「日本の女性」という感じです。
今年はどんな議員が和装するのか、ぜひ注目してください。
■永田町にはまだまだ“ゲス不倫”が存在する!
昨年はいわば「ゲス不倫元年」となりましたが、不倫で議員辞職までした宮崎謙介元衆議院議員の「お相手」は、このイベントの着付け担当のスタッフでした。イベントから不倫に発展、“ゲス議員”として有名になり、辞職に至ってしまったのです。
でも、実は、永田町には公表されていない不倫がまだまだ存在します。今はソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)が普及していて連絡が取りやすいので、密会の日程も決めやすいようです。
そして、「周囲にはバレているのに、本人たちは隠しているつもり」という方々も少なからずいるのです。たとえば、食事のときに相手のお皿からおかずを取ったり、同じカップでお茶を飲んだりしたら、もうほぼ間違いない。そんな関係でなければ、絶対にしないことです。でも、なぜかそれを隠さないのです。
もちろん、秘書の立場としては「もう(関係はとっくに)知っていますよ」とは言いにくいものです。
週刊誌の記者たちは、そういう永田町の「噂」を丹念に集めて、裏を取っていきます。そして、不倫が判明しても、すぐには報道しないことも多いようです。知名度の低い議員や影響力が大きい議員の場合は、じっくりとネタを集めておいて、ほかの話題で注目度が上がったときにぶつけるという作戦を取ることもあるのです。
なので「思い当たる」方々は、日頃から行動には細心の注意を払わなければならないはずなのですが、そうでもない方も多いのが、永田町の不思議なところです。
今年は、どういう方々が「ゲス」と言われてしまうのでしょうか。あまり不倫とは縁のなさそうな議員が、痛い目に遭うかもしれません。
さて、賀詞交歓会で飲みすぎたり食べすぎたりした秘書たちも、本会議開会を知らせる大音量のベルを耳にすれば、シャキッと仕事モードのスイッチが入ります。
公私ともにバタバタで年末年始も走り回っていた神澤は、疲れてややげっそりしていますが、しばらくは政治活動費の報告書や収支報告書の作成作業をがんばらなくてはならなそうです。これらにまつわる苦労話なども、お伝えしていきます。
そして、今年は、ぜひみなさまに国会議員の非ばかりを責めるのではなく、がんばっている部分を認めて、ほめてもらえたらうれしいです。私も、永田町の裏話とともに、国会議員の奮闘ぶりもお伝えしていけるように努力していきます。
今年も、どうぞよろしくお願いいたします。
(文=神澤志万/国会議員秘書)
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