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袴田さん無罪…なのに検事総長コメントは「犯人に等しい表現」 弁護団が撤回を要求「反省の弁がない」(東京新聞)
http://www.asyura2.com/17/nihon32/msg/381.html
投稿者 蒲田の富士山 日時 2024 年 10 月 15 日 02:53:51: OoIP2Z8mrhxx6 ipeTY4LMlXiObY5S
 

2024年10月11日 19時33分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/359896?rct=national

 1966年に静岡県であった一家4人強盗殺人事件を巡り、再審無罪が確定した袴田巌さん(88)の弁護団は11日、最高検を訪れ、控訴断念とともに静岡地裁判決への不満を表明した畝本直美検事総長の談話の撤回を求めた。
 一方、牧原秀樹法相は同日の閣議後記者会見で袴田さんに「大変申し訳ない」と述べながらも、総長談話が袴田さんを犯人視しているとの弁護団などの批判は「当たらない」として検察を擁護した。

◆直接謝罪、捜査の検証も求める
 弁護団の抗議・要請書は「総長談話は極めて不当」とした上で、畝本総長に、
(1)談話の撤回
(2)袴田さんへの直接謝罪
(3)自白を強要する取り調べや証拠の捏造(ねつぞう)など冤罪(えんざい)を作った原因を明らかにし、二度と繰り返さないため捜査、公判手続き全般の厳正で真摯(しんし)な検証
を求めた。
 小川秀世事務局長は東京都内で日本弁護士連合会が開いた臨時記者会見に参加し、談話について「袴田さんが犯人だと言っているに等しい表現が多々ある。名誉毀損(きそん)に該当する恐れもある」と指摘。「はっきりと裁判所に捏造を認定されても、それに対する反省の弁がなく、検察官に検証を委ねることは難しい」とし、冤罪を生んだ原因について第三者機関による調査が必要との見解を示した。

◆法務大臣は「謝罪」しつつ「擁護」も
 牧原法相の会見はこれに先立ち行われ「相当の長期間にわたって袴田さんが法的に不安定な地位に置かれたという状況については大変申し訳ない気持ちだ」と述べた。総長談話の「袴田さんは相当な長期間にわたり法的地位が不安定な状況に置かれた。刑事司法の一翼を担う検察としても申し訳なく思っている」と似た表現で謝罪の意を示した。
 一方、総長談話を弁護団が批判していることには「検察は無罪判決を受け入れている。(袴田さんを犯人視しているという)意見は、私は当たらないと思っている」と述べた。
 ある検察幹部は東京新聞の取材に「検察が今後、袴田さんを犯人と言うことは絶対にない」と話し、別の幹部は「袴田さんを犯人視していない」と答えた。(三宅千智、加藤益丈)

   ◇

◆「死刑廃止、再審法改正に取り組む」と日弁連会長
 袴田巌さんの再審無罪確定を受け、日本弁護士連合会は11日、東京都内で臨時記者会見を開き、渕上玲子会長が「死刑制度の廃止と再審法の速やかな改正に従前にもまして力強く取り組む」と強調した。
 渕上会長は、袴田さんが長期にわたり身体拘束を受け、拘禁反応が回復していないと指摘。「刑事司法の制度的、構造的問題によるもので容認できない」と述べた。
 袴田さんの姉ひで子さん(91)も浜松市の自宅からリモートで会見に参加し、「巌だけが助かれば良いとは思っていない。冤罪で苦しんでいる方が大勢いる」と語り、再審法の速やかな改正を求めた。(三宅千智)  

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コメント
1. 蒲田の富士山[2547] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年10月15日 03:00:39 : DukK4wQOjs : Tk9kWVNmb2ZlQ3c=[35] 報告
<■54行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
袴田さん再審で検察が控訴断念「判決は到底承服できない。しかしながら…」 畝本直美検事総長が談話【全文】(東京新聞)
2024年10月8日 17時27分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/359173

 静岡県一家4人殺害事件で死刑が確定した袴田巌さんの再審で、無罪とした静岡地裁判決について、畝本直美検事総長は8日、「控訴しない」との談話を発表した。
 談話の全文は次の通り。

  ◇

検事総長談話

令和6年10月8日

○結論
 検察は、袴田巖さんを被告人とする令和6年9月26日付け静岡地方裁判所の判決に対し、控訴しないこととしました。

○令和5年の東京高裁決定を踏まえた対応
 本件について再審開始を決定した令和5年3月の東京高裁決定には、重大な事実誤認があると考えましたが、憲法違反等刑事訴訟法が定める上告理由が見当たらない以上、特別抗告を行うことは相当ではないと判断しました。他方、改めて関係証拠を精査した結果、被告人が犯人であることの立証は可能であり、にもかかわらず4名もの尊い命が犠牲となった重大事犯につき、立証活動を行わないことは、検察の責務を放棄することになりかねないとの判断の下、静岡地裁における再審公判では、有罪立証を行うこととしました。そして、袴田さんが相当な長期間にわたり法的地位が不安定な状況に置かれてきたことにも配意し、迅速な訴訟遂行に努めるとともに、客観性の高い証拠を中心に据え、主張立証を尽くしてまいりました。

○静岡地裁判決に対する評価
 本判決では、いわゆる「5点の衣類」として発見された白半袖シャツに付着していた血痕のDNA型が袴田さんのものと一致するか、袴田さんは事件当時鉄紺色のズボンを着用することができたかといった多くの争点について、弁護人の主張が排斥されています。
 しかしながら、1年以上みそ漬けにされた着衣の血痕の赤みは消失するか、との争点について、多くの科学者による「『赤み』が必ず消失することは科学的に説明できない」という見解やその根拠に十分な検討を加えないまま、醸造について専門性のない科学者の一見解に依拠し、「5点の衣類を1号タンク内で1年以上みそ漬けした場合には、その血痕は赤みを失って黒褐色化するものと認められる。」と断定したことについては大きな疑念を抱かざるを得ません。
 加えて、本判決は、消失するはずの赤みが残っていたということは、「5点の衣類」が捜査機関のねつ造であると断定した上、検察官もそれを承知で関与していたことを示唆していますが、何ら具体的な証拠や根拠が示されていません。それどころか、理由中で判示された事実には、客観的に明らかな時系列や証拠関係とは明白に矛盾する内容も含まれている上、推論の過程には、論理則・経験則に反する部分が多々あり、本判決が「5点の衣類」を捜査機関のねつ造と断じたことには強い不満を抱かざるを得ません。

○控訴の要否
 このように、本判決は、その理由中に多くの問題を含む到底承服できないものであり、控訴して上級審の判断を仰ぐべき内容であると思われます。しかしながら、再審請求審における司法判断が区々になったことなどにより、袴田さんが、結果として相当な長期間にわたり法的地位が不安定な状況に置かれてきたことにも思いを致し、熟慮を重ねた結果、本判決につき検察が控訴し、その状況が継続することは相当ではないとの判断に至りました。

○所感と今後の方針
 先にも述べたとおり、袴田さんは、結果として相当な長期間にわたり、その法的地位が不安定な状況に置かれてしまうこととなりました。この点につき、刑事司法の一翼を担う検察としても申し訳なく思っております。
 最高検察庁としては、本件の再審請求手続がこのような長期間に及んだことなどにつき、所要の検証を行いたいと思っております。

以上

2. 2024年10月15日 16:44:17 : hOZSeqFwkI : blUzQ29ZMm1zelk=[1712] 報告

  検察は100%日本人ではない人達だとの事。

  財務省は(以下同文)。

  政治家は97%日本人ではない人達だとの事。


  ...そういうことが事実だろうとこの頃思う。
     そうでないとこれほどひどい事が日本の隅々まで行きわたり、
     延々続いているわけがないと思う。


3. 2024年10月16日 13:22:36 : rYUOvuhSGg : LnNqMkJWNjZYU0E=[699] 報告
紀州の強欲金貸しの消えた債権に触れず
巨悪に迎合し冤罪を躊躇なく作る
推定有罪を吹聴する亀井をみていると
冤罪はなくならない
検察に目を付けられようにご用心
4. 蒲田の富士山[2582] ipeTY4LMlXiObY5S 2024年11月22日 08:15:29 : HSyWgrSLaU : dHVLS1J2MVk4ZWc=[48] 報告
<▽37行くらい>
〈社説〉死刑制度の存廃 議論を棚上げにするな(信濃毎日新聞)
2024/11/15 09:31

https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2024111500121

 現行の死刑制度と運用には、放置できない多くの問題がある。現状のまま存続させてはならない―。政府、国会が正面から受けとめるべき問題提起だ。
 学識者らによる「日本の死刑制度について考える懇話会」が報告書をまとめた。死刑の存廃を含め、制度を根本的に検討する会議体を国会、内閣の下に早急に設けることを提言している。
 懇話会は、日弁連が呼びかけて2月に発足した。刑法学者の井田良・中央大教授を座長に、与野党の国会議員、犯罪被害者の遺族、元検事総長、元警察庁長官ら16人が加わっている。
 検討すべき事柄としてまず挙げたのは、国際社会の動向を踏まえた日本の立場と責務だ。死刑を廃止するか執行を停止した国は144カ国に上り、世界の7割を超す。国連総会で廃止や執行停止を求める決議が繰り返し採択され、日本政府は人権条約機関から再三、廃止の勧告を受けてきた。
 懇話会は、そのことが日本の国益を損ねている疑いを指摘するとともに、現行の制度や運用が人権保障の国際標準に合致しているかを再検討すべきだと述べている。政府は、国際社会の懸念や批判に向き合おうとしない姿勢それ自体を改める必要がある。
 提言が次に挙げたのは、誤った裁判による冤罪(えんざい)の可能性だ。袴田巌さんが再審で無罪となった事件は、無実の人が死刑に処される恐れが現実のものであることを、あらためて突きつけた。
 死刑が再審で覆った事例は、1980年代に無罪となった4事件を含め5件に上る。人の命を奪う死刑は、執行されてしまえば取り返しがつかない。提言は、誤判を排除する特別な裁判手続きの要否も検討の必要があるとした。
 懇話会はまた、実態が明らかでない執行手続きについて政府に情報公開を求めている。死刑を続ける根拠として政府は国民世論の支持を挙げてきたが、制度のあり方について国民が意見を形成する前提が欠け、現状を正当化する理由にならないと指摘している。
 日本はこの先も死刑を続けるのか、議論が不可欠だ。内向きの論理に閉じこもって、棚上げにしておけない。懇話会の提言を踏まえて国会は会議体の設置に動くべきだ。政府は情報を公開し、議論の土台をつくる必要がある。
 何より肝心なのは、主権者である私たちが自らの問題として向き合うことだ。国会、政府に働きかけるとともに、開かれた議論の場を社会に広げたい。

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