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2023年6月28日 11時30分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/259390?rct=national
2018年6月に富山市の富山中央署奥田交番で警察官が刺殺され、奪われた拳銃で近くの同市立奥田小学校正門付近にいた警備員中村信一さん=当時(68)=が射殺された事件は、発生から5年の月日が過ぎた。中村さんの60代の妻は20日に記者会見し、強盗殺人罪などに問われた元自衛官島津慧大けいた被告に謝罪を求めるとともに「生きて罪と向き合ってほしい」と訴えた。 (鈴木渉太)
◆「6月、余計にしんどい」
「自分なりにこの事件と向き合うようになって時間を過ごす間に、だんだん彼(被告)には生きて罪と向き合ってほしいと思うようになった」
被告が憎く、極刑しかないと思っていた当初からの心境の変化をこう語った。被告を許したからではなく「私たちと一緒に苦しんでいってほしい」との思いがある。家族にそれを打ち明けたところ、反発はあったが、次第に理解してもらえるようになっていった。
気持ちは少しずつ前向きになりつつある。ただ、自分を支えてきた娘の体調が最近優れず、「(事件が起きた)6月を迎えて、余計にしんどいのではないか」と推し量る。
台所の窓から夫が帰ってくる車を見つけては「お帰り」と声をかける…。そんな何げない夫婦の日常が突然奪われた。今も夫の気配を感じながら、日々を送る。毎年、あの日が近づくにつれて「朝、見送った時の情景が毎日思い浮かぶ」と涙ながらに声を絞った。
◆被告と面会、言葉を交わし…
損害賠償を求めた民事訴訟では、島津被告だけではなく富山県も訴えた。一連の事件報道を改めて見返し、県警の初動対応が適切であれば夫は亡くなることはなかったのではないかと思ったからだ。銃による悲惨な事件が相次いで起きていることに触れ「警察には同じ失敗は二度と繰り返さないでほしい」と強く求める。昨年3月、島津被告に約2600万円の賠償を命じる判決が出たが、県への訴訟は続いている。
20年1月には富山刑務所で勾留中の島津被告と面会し、言葉を交わした。被告は一審で黙秘を貫き、控訴審には出廷しなかった。「裁判がやり直されるならば何かしら自分で語ってほしい」とし、最も望むのは「主人を殺して、こういう事件を起こして申し訳ありませんでした」という心からの謝罪だ。
こうも訴えた。「人の記憶は薄れていく。富山でもこういうあり得ない事件も起きるんだという現実を住民に忘れてほしくない」
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