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9日、英BBC中国語版ウェブサイトに、南北会談で北朝鮮の態度が非常に友好的であった理由について分析する記事が掲載された。
北朝鮮の友好的な態度、1950年の朝鮮戦争勃発前と似ている―韓国専門家
http://www.recordchina.co.jp/b427509-s0-c10.html
2018年1月10日(水) 16時40分
2018年1月9日、英BBC中国語版ウェブサイトに、南北会談で北朝鮮の態度が非常に友好的であった理由について分析する記事が掲載された。
韓国と北朝鮮の代表団は9日、南北軍事境界線がある板門店の韓国側施設「平和の家」で会談を行った。北朝鮮側は、平昌五輪に選手団や高官級代表団、応援団のほか、芸術団やテコンドー演武団などを派遣する意向を示した。
北朝鮮側の首席である祖国平和統一委員会の李善権(リ・ソングォン)委員長は、会談冒頭で記者団に対し、「北南当局が誠実な姿勢で会談することを望む」とし、「全同胞に新年の贈り物として価値ある結果を届けられればと思う」と述べた。
さらに北朝鮮側は会談を全てメディアに公開することまで提案したが、韓国側は理解を示しつつも慣例に基づき非公開で行うと応じた。また、北朝鮮の随行記者団も友好的な態度を示し、中央通信社の記者は韓国側の記者に対して、「これまで何度も会談を取材してきたが、今回は特別雰囲気がいい」と語ったという。
北朝鮮はなぜこれほど友好的だったのか。中国時事評論員の●聿文(●=「登」におおざと、デン・ユーウエン)氏は、「北朝鮮への制裁の効果が表れたから」との見方を示した。「北朝鮮は国内生産を回復し、核実験のための資金を確保したい。このため、五輪参加で外部へ積極的なシグナルを出すことができ、韓国を突破口として外部からの制裁を軽減させることができれば北朝鮮は『息継ぎ』ができる」とした。
記事によると、韓国では今回の北朝鮮からのシグナルに対して「北朝鮮が本当に態度を変化させた」と信じる人は少ないという。専門家は、金正恩(キム・ジョンウン)氏が米国による軍事行動を恐れており、緊張を緩和させるため態度を変化させたと分析している。
また別の専門家は、外部の警戒心を解くための平和的な態度であり、むしろより警戒すべきだとの見方を示したという。世宗研究所統一戦略研究室の鄭成長(チョン・ソンジャン)室長は、「金正恩氏の好戦性は金日成(キム・イルソン)氏とよく似ており、1950年の朝鮮戦争勃発前、金日成氏は戦争準備が整ってから対外的に平和を偽装していた」などと指摘した。(翻訳・編集/山中)
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