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“俺は天才”と豪語 世界が案じるトランプの危ない精神状態
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/220925
2018年1月10日 日刊ゲンダイ
ストレスで押しつぶされそう…(C)AP
「ヤツの頭は大丈夫か?」――。世界中が案じているのがトランプ大統領の「天才」発言だ。
新年早々の2日、金正恩を「私も核のボタンを持っている。よりパワフルだ」と牽制。韓国と北朝鮮の会談が調整に入るや、「私が北朝鮮に力をぶつけたから南北の対話が行われる」と自分の手柄のように語った。
バノン氏が大統領批判をした暴露本「炎と怒り」(著者はマイケル・ウルフ氏)にはトランプの精神状態を疑問視する内容も含まれている。同書が5日に出版されるや、トランプは反論せずにいられなくなったらしい。6日早朝、「私は情緒の安定した天才だ」とツイートした。その後の会見では「私は最高の大学を優秀な成績で出たトップクラスの実業家。テレビ司会者としても大変な成功を収めた」と自慢話だ。
トランプの大言壮語は今に始まったことではないが、「オレは天才」とはこれまた幼稚な言葉。今どき小学生でも言わないだろう。
■強気発言は「自分に言い聞かせている」
「彼の心理状態は危ないところまできています」とは心理学博士の鈴木丈織氏だ。
「暴露本は出るわ、ロシアゲート疑惑でモラー特別検察官の事情聴取が迫るわでストレスに押しつぶされそうなのでしょう。だから“オレはキミらと違って有能なのだ”と豪語する。記者に語るのではなく、自分に言い聞かせているのです。その真意は“有能な自分にゴチャゴチャ文句を言うと、本当に暴走してしまうぞ”というもの。無意識のうちに警告しているのです」
71歳という年齢も気になる。
「医療法人社団すずき病院」理事長で精神科医の坂本博子氏が言う。
「人は70歳を越えると前頭葉が萎縮し人格が悪いほうに変化することがあります。人の意見を聞かない“深みのない”性格になったりするのです。もともと攻撃的な人がストレスから躁鬱症状を来し、気持ちが軽い鬱に振れると自分を大きく見せようとする。老化現象の一種です」
前出の鈴木氏はトランプ暴走の引き金をこう分析する。
「彼はいま爆発寸前です。このような人は他人に言われたくないことを言われると歯止めが利かなくなる。モラー特別検察官の聴取でグイグイ締め上げられたら、『核ボタンを押すのは正義だ』と思い込んで空爆に走るかもしれません」
米国の国民とメディアがトランプを引きずり降ろさないと世界が終わってしまう。
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— crossmedia (@tabloidpaper) 2018年1月10日
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