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件名:国連安保理におけるアメリカの孤立
日時:20180106
媒体:http://parstoday.com/ja/news/iran-i38575
出所:PARS TODAY / 旧IRIBイランイスラム共和国国営放送・国際放送ラジオ
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国連安保理におけるアメリカの孤立
国連安保理にイランの最近の暴動に関して、特定の立場を取らせようとしたアメリカの努力は、アメリカの新たな孤立化につながりました。
安保理の理事国のほぼすべてが、アメリカの要請を却下し、イランにおける最近の暴動に立場を取る上での国連安保理の資格を否定しました。
これらの国は、ほぼ同じような形で表明し、イランの最近の暴動は、国際的な平和と安全を危機に陥れず、このため、国連安保理はこの問題に対応する資格を持たないとしました。
ロシアのネベンジャ国連大使も、イランの内政干渉におけるアメリカの行動を恥知らずだとして、「アメリカのヘイリー国連大使の論理によれば、アメリカの警察がファーガソンの抗議者を襲撃した後、あるいは、ウォールストリート選挙運動の支持者に暴力的な対応を取った後、国連安保理は同じような会合を開催しなければならなかった」としました。
アメリカ政府は、政治的に最高のレベルで、つまりトランプ大統領個人によって、この1週間近く、犯罪的な形で暴動を起こし、個人や公共の財産を破壊したイランの暴動を支持しています。トランプ大統領はツイッターで繰り返し、抗議者はアメリカの全面的な支持を受けているとして、「世界はイランでおきていることを監視している」と主張しました。
こうした中、国連安保理会合の中で起きた出来事は、世界各国は、アメリカと、その西アジアの同盟者による、イランに対する内政干渉に賛同していないということを示しました。第1に、アメリカとヨーロッパ諸国の見解の対立があらわになっています。アメリカの外交問題評議会のリチャード・ハース会長は、次のように述べています。
「イランに関して、アメリカとヨーロッパの間に懸念すべき溝が生まれている。トランプ政権はイランの新たな情勢変化が続くまで、核問題を後の優先事項にし、核合意の再協議に関する行動は何であっても慎むべきだ」
この見解の対立は、ヨーロッパがアメリカに反して、イランとの核合意の実施を継続し、イランとの協力の継続を強調したときから、より顕著になっています。一方で、トランプ政権は、最近のイランでの出来事を口実に、核合意を消滅させ、イランにおける政治的、軍事的干渉の下地を整えようとしています。こうした中で、トランプ大統領が、ベイトルモガッダスをシオニスト政権の首都に認定すると表明したことが、国際社会の断固とした反発を受けたように、イランに関しても、アメリカは新たな敗北を喫しました。
イランのザリーフ外相は、ツイッターで次のように記しています。
「国連安保理は、その業務を奪おうとするアメリカの明らかな行動にノーを突きつけた。これは、トランプ政権の国際政治上の大きな誤りだった」
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//memo
*イラン国連大使、「アメリカ政府は政治的、道徳的に資格がない」
http://parstoday.com/ja/news/iran-i38567
:安保理はイランの国内問題について検討するのではなく、パレスチナの長期間にわたる占領や、3年にわたり、数万人が死傷し、人々に飢餓や伝染病をもたらし、破壊を伴ったイエメンに対する無目的で盲目的な空爆といった実質的な問題について会合を立ち上げるべき:
:1953年のモサッデク政権に対するクーデターや、イラン・イラク戦争におけるイラクのバース党政権の犯罪行為の支援、1988年7月の66人の子供を含む290人の乗客を乗せたイラン航空の旅客機撃墜などの、イランに対するアメリカの干渉的、犯罪ある前歴:
:ホシュルー大使は、2011年のウォール街選挙運動の弾圧、1970年のケント州立大学での平和的なデモに対する州兵の襲撃と学生の殺害、1993年のFBIの襲撃で80名以上が死亡したブランチ・ダビディアン事件など、この数十年間にわたるアメリカ政府の犯罪に触れ:
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ここに明確な事実が存する。それは、国家による犯罪、強盗、殺人、及び人格破壊、それらに関しては有り体の寛容や許しは在り得ないということだ。少し目を細めてみれば、太平洋の向こう側に無限の自由を行使する帝国がある。こちら側には、ムスリム人民の無窮の意志、無限の抵抗がある。我々は何が故に殺されねばならぬのか? 多くの青年、学生、労働者はこの無限自由に対する抵抗の中で、各々がその真実を掴み取るだろう。
翻れば戦後70年、幻想と惰眠、飽食と安逸のなかで演じる事に躊躇いを感じなくなった我々なら我々は、そういう認識と理解の方法があることを忘れ始めている。しかし、徹底的な非常手段も含めて、彼ら彼女らの実践から学習する人々が徐々に増えている。分断され踏みにじられ、我々は不当な現実に呼び起こさた。ようやく彼ら彼女と同じ視座で、この不当な関係ついての思考と行動を始めている。
そしてこの峻厳な応報の法則が近づけば近づくほど、彼ら帝国は正気を失っていく。
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