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イラク政府軍がイスラム過激派組織「イスラム国」から奪還した同国西部カイムで、国旗を立てるアバディ首相(中央、2017年11月5日撮影)。(c)AFP/MOADH AL-DULAIMI
IS支配と奪還作戦の被害総額は11兆円超、イラク首相
http://www.afpbb.com/articles/-/3150228?cx_position=13
2017年11月12日 14:19 発信地:カルバラ/イラク
【11月12日 AFP】イラクのハイダル・アバディ(Haider al-Abadi)首相は11日、国内北部におけるイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」支配および政府軍による奪還作戦の被害総額は1000億ドル(約11兆3500億円)を上回ると述べた。イスラム教シーア派(Shiite)最大の宗教行事「アルバイン(Arbaeen)」にあわせて内外から大勢の信者が集まっている聖地カルバラ(Karbala)で語ったもの。被害金額に含まれるのは経済と社会インフラ被害のみだという。
イラク政府軍は11日、ユーフラテス川(Euphrates)流域のラワ(Rawa)や近隣の村など国内に残るIS最後の拠点の奪還作戦を開始したが、アバディ首相によると、作戦では西部の広大な砂漠地帯からのIS一掃も目指す。
世界有数の宗教行事とされるアルバインは、7世紀のシーア派指導者イマーム・フセイン(Imam Hussein)が殉教してから40日の服喪期間が明けた日に行われる。カルバラの治安当局者によると今年は約1500万人の巡礼者が集まった。このうち約300万人が外国人でほとんどはイラン人だという。(c)AFP
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