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世界が不安定化する中で引き起こされたラスベガスの乱射事件の背景に何かあるのではと疑う人も
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201710030000/
2017.10.04 櫻井ジャーナル
10月1日にアメリカのラスベガスで銃の乱射事件があり、59名が死亡、500名以上が負傷したと伝えられている。ホテルの32階にある一室から近くの広場に向かって撃ったのだが、銃声からフル・オートマチックのライフルだと早い段階で指摘されていた。1986年から民間人がそうした銃を所有することは厳しく規制され、新品を購入することは困難。そこで古い銃を手に入れるか、改造したり特殊な装置をつける必要がある。今回の場合、そうした装置をつけていたようだ。世界が不安定化している中で引き起こされた事件だけに、何かあるのではないかと勘ぐる人もいる。
例えば、スペインではカタロニアの独立、イラク北部ではクルドの独立ををめぐる住民投票がそれぞれ実施され、シリアではアメリカの情報機関がロシア軍を直接攻撃しはじめた。イラクのクルドがイスラエルの指揮下にあることは本ブログで何度か指摘した通りで、これはイスラエルの戦略に基づいている。
イスラエルはシリアのバシャール・アル・アサド体制を倒し、傀儡政権を樹立、さらにイランを制圧、そこからロシアへ攻め込もうという戦略がある。ジョージア(グルジア)の南オセチアへの奇襲攻撃やウクライナのクーデターにイスラエルが深く関与している理由もそこにあるだろう。これはネオコンの世界制覇プラン(ウォルフォウィッツ・ドクトリン)とリンクしている。
アサド体制を倒すため、イスラエル、アメリカ、サウジアラビアを中心とする勢力はサラフィ主義者(ワッハーブ派、タクフィール主義者)やムスリム同胞団を中心とする傭兵集団を使った。アル・カイダ系武装集団やダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)だ。
こうした武装集団をアメリカ軍が殲滅しようとしていなことはDIA(国防情報局)の報告書やアメリカ軍の将軍たち、あるいは前副大統領も口にしている。アメリカ政府が宣伝している「テロとの戦争」は戯言だ。
こうした世界情勢の中、世界各国で不可解な「テロ」が引き起こされてきた。最近の例では、2016年7月14日はフランスの革命記念日(バスチーユの日)にニースで花火を見物していた人々の中へトラックが突入して84名が死亡、22日にはドイツのミュンヘンにあるショッピング・モールで銃撃があり、10名が殺されたとされている。
この攻撃でも不可解な点が指摘された。例えば、ニースの現場が血の海になっていないのはなぜか、トラックに血がこびりついていないのはなぜか、190名近い人に衝突しているにもかかわらず、トラックが大きく損傷していないのはなぜか、警官隊が容疑者を生きたまま逮捕しようとしなかったのはなぜか等々。
また、フランスのSDAT(対テロ警察)は地元当局に対し、監視カメラを含む映像から事件が写っている部分を消去するように要求、当局がそれを拒否したというのだ。映像が外部へ流れることを恐れたというが、対テロ警察が証拠を隠滅するように求めるとは尋常でない。
ドイツの事件も詳細は不明だが、目撃者としてメディアの登場した人物を見て驚いた人がいる。ニースの事件を目撃したとしてメディアに語っていたジャーナリストのリヒャルト・グートヤーがドイツの事件も目撃していたというのだ。
German journalist @gutjahr, who witnessed the attack in #Nice, told us in an interview about what he saw. #Nice06https://t.co/USeTahjJyB
― dwnews (@dwnews) 2016年7月15日
この人物が結婚しているエイナット・ウィルフはかつて将校としてイスラエルの電子情報機関8200部隊に所属していたことがあるのだが、この部隊はアメリカのNSAとも連携、両機関は共同でイランの核施設をサイバー攻撃したこともある。民間企業として別働隊が存在、世界のコンピュータ業界に強力なネットワークを張り巡らせているようだ。ウィルフはシモン・ペレス副首相の外交政策顧問やマッキンゼーの戦略顧問だったこともあるという。
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