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件名:大量脱出から1カ月 中国、ミャンマー擁護で存在感
日時:20170925
媒体:産経新聞
出所:http://www.sankei.com/world/news/170925/wor1709250050-n1.html
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大量脱出から1カ月 中国、ミャンマー擁護で存在感
【シンガポール=吉村英輝】ミャンマー西部でイスラム教徒少数民族ロヒンギャの武装集団と治安部隊が衝突し、25日で1カ月となった。隣国バングラデシュに逃れたロヒンギャ難民は43万人に達したが、ミャンマー政府は国内世論などに配慮し、具体的な保護へ踏み込めないまま。国際社会がミャンマーの対応を非難する中、同国を擁護する中国の影響力が東南アジア一帯で強まる可能性がある。
米ニューヨークの国連総会に出席中の東南アジア諸国連合(ASEAN)の外相らは非公式会合を開催し、ロヒンギャ問題に懸念を表明する議長声明を24日、発表した。ミャンマーが反発する「ロヒンギャ」の呼称を使わない配慮もされた。しかし、「全会一致」が原則の声明発表後、マレーシアが「偽りの陳述だ」と強調。問題解決の難しさを露呈した。
一方、中国の洪亮駐ミャンマー大使は13日、ロヒンギャ武装集団への掃討作戦を「テロリストへの反撃」として理解する中国政府の立場を早々に伝達するなど、対応の違いを見せつけている。中国が進める現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」の要にミャンマー西部ラカイン州が位置する地政学的事情を指摘する声もあがる。
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http://www.sankei.com/world/news/170925/wor1709250050-n2.html
インド洋に面した同州チャウピューでは、中国内陸部の雲南省・昆明とを結ぶ全長約1420キロの原油パイプラインが5月に稼働。輸送能力は昨年の中国の原油輸入量の約6%に過ぎないが、中東・アフリカ産原油をマラッカ海峡を通さずに運べるため、エネルギー安全保障上の意味合いが大きい。チャウピューでは、中国が深海港の開発権を得て整備中で「軍港化」されるとの見方もあるほか、パイプライン沿いに道路や鉄道の建設計画もある。
ミャンマー国軍は近年、軍事政権時代に過度に依存した中国から距離を置こうと欧米に接近し、民政復帰や総選挙も容認してきた。だが、中国は国境沿いの少数民族武装勢力とミャンマー政府の和平協議などで存在感を維持している。
ロヒンギャ問題を受け英国は19日、2014年から続けてきたミャンマー軍への支援中止を発表した。こうした中、同問題をテコに中国がラカイン州で存在感を強めれば、影響はベンガル湾を挟んだインド方面にも及ぶ。ロイター通信によれば、これを牽制(けんせい)するかのようにインド側は21日までに、武器供与などをミャンマー海軍に打診した。
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