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【AFP=時事】メキシコ中部イダルゴ(Hidalgo)州近郊で11日、米動画配信サービス「ネットフリックス(Netflix)」の犯罪ドラマ『ナルコス(Narcos)』の撮影先を下見していたメキシコ人スタッフが銃弾を多数撃ち込まれた蜂の巣状態の遺体で発見された。
地元メディアが報じたところによると、殺害されたのは人気ドラマ『ナルコス』のロケーションスタッフ、カルロス・ムニョス・ポルタル(Carlos Munoz Portal)氏。ポルタル氏は『007 スペクター(Spectre)』や『ワイルド・スピードMAX(Fast & Furious)』、『ボーダーライン(Sicario)』といった映画の撮影地探しにも携わっていた。
ネットフリックスは声明を発表し、ポルタル氏の死を悼むとともに、同氏が殺害された状況は不明であり当局が捜査中だと説明した。
『ナルコス』は中南米市場の高い潜在性を見込んでネットフリックスが製作したオリジナル作品。1980年代から90年代のコロンビアで麻薬組織の元締めだった男の人生を描いたドラマで、第4シーズンはメキシコが舞台となる予定だ。
メキシコの殺人事件件数は、20年前に統計を取り始めてから最高を記録した今年5月以降も悪化の一途をたどっている。こうした治安悪化を増大させているのが、強大な勢力を保ち著しく暴力的な麻薬密売組織や犯罪組織だ。メキシコ政府が麻薬組織の撲滅を掲げて軍を投入した2006年以降、麻薬組織間の抗争や軍との戦いによる犠牲者や行方不明者は20万人を超える。【翻訳編集】 AFPBB News
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170917-00000014-jij_afp-int
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