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ベーリング海峡、「北方のマラッカ」になるか?
タグ:多用途船 天健 マラッカ海峡 貿易
発信時間:2017-09-12 15:44:09 | チャイナネット
中国の多用途船「天健」が11日にベーリング海に入り、正式に北極の北東航路に沿い、デンマークのエスビャウ港(欧州で最初の目的地)に向かった。近年の地球温暖化により北極の海氷が溶け、北極航路が注目を浴びている。
マラッカ海峡は多くの重要国際航路の「喉」になっている。ベーリング海峡は北極航路の重要な出入口、太平洋と北極海を結ぶ唯一の海上航路だ。北東航路、北西航路、中央航路のどれを取っても、ここを通過する必要がある。北極航路は将来的に遠洋航路の「黄金の航路」になるのだろうか。ベーリング海峡は「北方のマラッカ」になるのだろうか。
北極航路はアジア・欧州・北米の経済・貿易交流において、独特な強みを持つ。北東航路はスエズ運河を経由し欧州に向かう伝統的な航路よりも、時間と航行距離を約3分の1短縮できる。燃料などのコストを大きく削減し、航行期間を短縮し、排出を削減できる。北西航路は東アジアと北米大陸東海岸を結ぶ最も便利なルートであり、同じく期待されている。北極点付近を貫く中央航路も、航空業界内で話題になっている。
近年、北極の北東航路を行き来する商船が増加傾向を示している。ロシア北極物流センターのデータによると、2016年に北東航路を航行した船舶は297隻で、前年比35%増となっている。マラッカ海峡とスエズ運河を経由する船舶の数と比べれば、この数字は微々たるものだが、業界関係者は今後も増加を続けると予想している。
2030年には約半年になると見積もっている。アジア・欧州間の貿易全体の4分の1が、北東航路を通じ行われる見通しだ。
貨物輸送を見ると、地球温暖化と科学技術の急発展により、北極の豊富な油ガス資源の探査・開発・利用が可能になり、東アジア・欧州・北米の貨物輸送に新たなチャンスをもたらす可能性がある。一部の業界関係者は、太平洋と北極海を結ぶ交通要衝のベーリング海は、「北方のマラッカ」になる潜在力を持つと判断している。
当然ながらそうなるためには、北極航路を海運高速道路にしなければならない。これは北極の特殊な気候環境の制約と、世界経済などの影響を受ける。この航路を1年に渡り使用できなければ、世界的な航路としての経済的意義を備えるのかと疑問視する声もある。
しかし人類による北極航路通過の模索は数百年も続いており、21世紀初頭になりようやく商業航行の時代に入った。一部の業界関係者が指摘するように、北極の「黄金の航路」を一挙に切り開くことはできないが、ありえないことでもない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月12日
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