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北朝鮮は後回し 米国がベネズエラ攻撃に照準合わせる理由
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/213261
2017年9月10日 日刊ゲンダイ
トランプ大統領はどう動く?(C)AP
9日に建国記念日を迎えた北朝鮮のICBM発射に再び警戒が強まっている。トランプ大統領は6回目の核実験を強行した北朝鮮に対して「軍事行動は間違いなく選択肢の一つ」と明言。横須賀を8日に出港した米原子力空母「ロナルド・レーガン」を朝鮮半島近海に向かわせるとの見方も浮上しているが、どうやら、トランプが本気で軍事介入しようとしているのは、北朝鮮ではなくベネズエラのようだ。
世界最大の石油埋蔵国であるベネズエラは、原油価格の低迷で財政赤字が拡大。慢性的な食糧不足が発生し国民生活が大混乱に陥っている。そのため、反米左派のマドゥロ大統領の退陣を求める反政府デモが激しさを増し、マドゥロ政権の弾圧によって100人以上の死者が出る事態となっている。
これに対し、米国はマドゥロ大統領の個人資産凍結、国営企業と米国民の取引禁止といった制裁措置に次々と踏み切っている。
そしてついに先月、トランプ大統領は「必要となれば、ベネズエラに対し軍事的選択肢を排除しない」と言い出した。金正恩に対する姿勢とほぼ一緒だが、優先順位はベネズエラの方が上だという。
■恐れているのは大量の兵器流出
米国政軍関係が専門の安全保障アナリスト・部谷直亮氏が言う。
「トランプ政権は、ベネズエラがシリアのように内戦状態に陥ることを危惧しています。ベネズエラは米国との距離が近い。内戦状態になれば難民が押し寄せる可能性があると考えているのでしょう」
トランプ政権が難民よりも恐れているのは、大量の兵器が流出することだ。米ニューズウィーク誌によれば、マドゥロ政権はロシア製の携帯式地対空ミサイルシステム5000基といった大量の武器を保有している。トランプはキューバなどほかの反米的な中南米諸国に武器が拡散することを恐れているという。兵器の流出を阻止するために、武力行使する可能性が高いとみられているのだ。
「米軍にとっては、堅固な防空態勢を築いている北朝鮮より、ベネズエラの方が攻めやすい。反撃を受けるリスクも小さい。戦果を挙げたがっているトランプ大統領が先に狙うのはベネズエラでしょう」(部谷直亮氏)
世界最強の米軍でも、中東、北朝鮮、ベネズエラの3カ所で武力行使する三正面作戦は難しい。やはり北朝鮮有事はしばらくないのではないか。
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― 堀端 謙一郎【反戦・反核](国民連合) (@horiba2015Love) 2017年9月9日
原油もあるし、先に(´ー`)σですよね
― GENZO (@Tecratch) 2017年9月9日
日本はやりよう無いわ
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― Hoomi (@ftk15446197) 2017年9月9日
もう飽きてきたもんな北朝鮮の話
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