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ドナルド・トランプ米大統領が、現地時間17日にスペインで発生したテロについてツイッターで発信したメッセージの中に、デマ情報が含まれるとの見解を同18日、米メディアが伝えた。トランプ氏が称賛したイスラム教のテロリストを多数射殺したとされる20世紀初頭の軍人について、「虚偽の俗説」でデマだとしている。これまで、メディアの報道を「フェイクニュース」として批判してきたトランプ氏だが、自らがフェイクニュースの“発信源”となってしまった。
スペイン第2の都市・バルセロナの目抜き通りであるランブラス通りをワゴン車で暴走し、13人を死亡させた無差別テロ。過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出したが、現地警察の犯行グループへの対応が気に入らなかったのか、トランプ氏が歴史的事実をゆがめた「暴言」をツイッターでつぶやいた。
トランプ氏は17日、「パーシング将軍が拘束したテロリストに何をしたか学べ。過激なイスラムテロはその後、35年間起きなかった」とツイート。「パーシング将軍」とは、19〜20世紀に米陸軍で活躍した将軍で、戦車やミサイルにも名前を残しており、英雄として知られる。
そのパーシング将軍に関する俗説が、イスラム教徒に対する残虐な仕打ち。20世紀初め、米軍がフィリピンと戦った際にイスラム戦闘員約50人を、イスラム教徒にとって禁忌である豚の血に漬けた銃弾で射殺したと言われているという。この俗説は、2001年の米同時多発テロの頃からインターネットのチェーンメールや掲示板などで広がったとされている。
米メディアによると、保守派の間で、この話はまことしやかに広まっているという。トランプ氏も大統領就任前から選挙集会で度々話題にしており、昨年2月のノースカロライナ州の集会で同じ内容の演説をした際には「テロは25年間なかった」と話していたそうで、今回のツイートでは、10年を“水増し”したと報じている。
歴史学者らは俗説について真実ではないと指摘。当時の戦史に詳しい学者の一人は「(この俗説が)いまだに出回っていることに驚いている」と話した。数々の問題発言が批判されてきたトランプ氏だが、今回の安直な言葉もISをはじめとしたイスラム教徒を刺激し、反発する引き金になりかねず、波紋を広げている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170819-00000228-sph-soci
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