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(回答先: [創造デザイン学会]ウドー・ウルフコッテの『買収されたジャーナリスト』の英語版が発禁? 投稿者 お天道様はお見通し 日時 2017 年 8 月 14 日 05:52:12)
CIAを批判したドイツの超有名ジャーナリストが謎の急死! ウド・ウルフコテが暴露した米国が牛耳る「バナナ共和国」の実態とは? 知的好奇心の扉 トカナ
画像は「ZEIT ONLINE」より引用
1月13日、ジャーナリストのウド・ウルフコテ氏が心臓発作により56歳の若さで死去した。ドイツ最大手紙「フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)」の元編集者であるウルフコテ氏は、反米ジャーナリストとして活動し、「大手メディアがCIAに買収されている」と告発した著書『Gekaufte Journalisten(買収されたジャーナリストたち)』は本国で大ベストセラーになった。
そして今年5月、アメリカで英訳版が出版されることになったタイミングで、突然この世を去ったウルフコテ氏――。過去に3回の心臓発作を起こしているとはいえ、海外インターネットユーザーや陰謀論者の間では、「ウルフコテ氏はCIAに不都合な情報を流した危険人物とみなされ、暗殺されたのではないか?」という臆測が囁かれているようだ。
政治、経済、そしてマスコミも…… 世界は完全にアメリカに支配されていた
実際、『Gekaufte Journalisten』に記されているのは、私たちの想像をはるかに上回る恐るべき内容らしい。また、ウルフコテ氏は、2014年11月7日のロシア誌『Oriental Review』のインタビューにおいて、次のように語っている。
「アメリカは国民に反ロシアの感情を植えつけるため、あらゆる事をします。ウクライナの原子力発電所を吹き飛ばして、犯人をロシア人に仕立て上げることまで考えている」
そう、表に出てきたニュースだけを見ていては決して知り得ない、数々の驚愕情報を暴露しているのだ。ウルフコテ氏によると、彼が25年間のジャーナリスト人生で学んだのは、「メディアは大衆を騙し、裏切り、真実を知らせません。アメリカはドイツのジャーナリズムすら牛耳り、ロシアとの戦争を扇動しています」ということなのだという。
今や日本を含め、世界中のほとんどの国がアメリカの新自由主義とグローバリズムに従い、対等に渡り合える者はいない。独自色の強い政治経済体制を維持し、なんとか抵抗しようともがいている大国はロシアと中国くらいだが、アメリカの政治経済を支配する資本家たちにとっては、時にそれが弊害となる。
「多くの国のジャーナリストは、CIAに買収され、親米ジャーナリストには『スクープ情報』を流したり、出世チャンスが与えられる。しかし、反抗する者は圧力を受け、失業することもある」
実際ウルフコテ氏も、親米的な記事を書くと「金時計や、ダイビンク用具、五つ星ホテル宿泊つきの出張旅行」などをプレゼントされていたという。しかし、このようなメディアの腐敗を知り、真実(結果的に反米的な記事)を書くようになってからは、権力による監視を受けたそうだ。
「秘密警察に6回も家宅捜査されました。ナチス時代に『ゲシュタポ』と呼ばれていた秘密警察は、現在のドイツでは連邦安全保障局と呼ばれています」(ウルフコテ氏)
世界は「バナナ共和国」だらけ?
ウルフコテ氏は、現在のドイツについて「バナナ共和国」(国の経済を第一次産品の輸出に頼り、外国資本によってコントロールされる政情不安定な小国のこと)のようなものだと例えている。
「ドイツでは、風刺を用いて反米記事を書いたジャーナリストが提訴された例もあります。批判するのに、風刺を利用することさえできないのは、ドイツがバナナ共和国である証拠ですよ」
確かに、ドイツを含めた西欧諸国、そして我が国の多くのメディアは、(程度の差こそあれ)総じて親米・親ユダヤ的であるといえるだろう。「イスラム国」による人質虐殺やロシアのクリミア内戦は大きく報道されても、シリアにおけるアメリカ軍の誤爆や、モサドによるパレスチナ人虐殺に関しての報道は極端に少ない。
真実はどこにあるのか?
思い出してほしい。かつてアメリカ政府は、イラク攻撃を正当化するためにメディアと結託して、未だ発見されていない「大量破壊兵器」の存在を強調してきた。そして9・11に関しては、今やアメリカ政府による“自作自演”説を半分以上の国民が信じている状況だが、貿易センタービル爆破直後は、ほとんどのメディアが政府側に与し「テロとの闘い」を扇動していた。
ウルフコテ氏は、果たして本当に暗殺されたのだろうか? 生前の彼が必至で主張してきた、メディアと権力の“黒いつながり”を考えると、そのような可能性は捨て切れないだろう。権力に屈することなく、命を懸けて真実を伝えてきた勇気あるジャーナリストが1人失われたことは、世界にとって大きな損失といえるだろう。
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