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http://mainichi.jp/select/news/20140708k0000e030187000c.html
【ローマ福島良典】世界約12億人のキリスト教カトリック信徒の頂点に立つフランシスコ・ローマ法王が7日、カトリックの聖職者から青少年時に性的虐待を受けた欧州の被害者とバチカンで面会し、「聖職者の罪と犯罪」を謝罪した。面会は昨年3月の法王就任以来、初めて。カトリック教会を揺るがした児童性的虐待の撲滅と被害者の救済に取り組む姿勢をアピールした。
面会したのはアイルランド、英国、ドイツの虐待被害者2人ずつ計6人(男女各3人)。法王はミサに6人を招き、「聖職者の性的虐待という罪と重大な犯罪に悔恨の念を表明し、あなた方に許しを請う」と述べ、対処を約束。その後、個別に話を聞いた。
バチカンは被害者の氏名や会話内容を発表していないが、アイリッシュ・タイムズ紙(電子版)によると、アイルランド人被害者の一人は10代後半の時に虐待を受けた女性のマリー・ケインさん(43)。ケインさんは法王に「虐待の隠蔽(いんぺい)はまだ起きている。あなたにはそれを変える力がある」と述べ、1975年に被害少年の口封じをしたとされる大司教の解任を求めた。
性的虐待は近年、主に欧米諸国で明るみに出て、カトリック教会を揺るがすスキャンダルに発展した。国連・子どもの権利委員会は今年2月、児童保護よりも教会の体面を重んじるバチカンの体質を批判し、虐待に関与した聖職者が司法当局の裁きを受けるよう求める報告書を発表した。
フランシスコ法王は昨年3月の就任以来、バチカンの機構改革を進めているが、虐待問題への取り組みが足らないと被害者らから指摘されてきた。このため、虐待の再発を防止し、被害者を支援するための特別委員会を設立し、具体的な対応を検討している。法王は5月の中東歴訪の帰路、被害者と面会する意向を表明していた。
前任のベネディクト16世は在位中、出身国ドイツや米国などの虐待被害者と面会した。ロイター通信によると、フランシスコ法王の出身国アルゼンチンの被害者は7日の面会に招かれなかったことに不満を表明している。
バチカンによると、過去10年間に3420件の虐待の申し立てがあり、848人の聖職者が資格を剥奪された。最近、バチカンの前駐ドミニカ大使が虐待を理由に解任された。
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