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「国連・核兵器禁止条約、進むか核軍縮(ここに注目!)
2017年06月26日 (月)
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/300/274067.html
別府 正一郎 解説委員
世界の核兵器を初めて法的に禁止する条約を制定しようという交渉が、ニューヨークの国連本部で本格化しています。「核兵器のない世界」に向けた一歩になるのでしょうか?
Q.どんな条約を目指しているのでしょうか?
A.甚大な被害を出す核兵器は人道上あってはならないもので、完全に禁止する条約を目指しています。核を持たない国々が推進していて、条約文作りの交渉を進めています。広島、長崎の悲劇を決して繰り返してはならないとして、日本語の「被爆者」という言葉も盛り込まれる方向です。
Q.「核のない世界」は、世界で唯一の被爆国・日本の悲願ですね?
A.その通りです。ニューヨークの国連本部には、広島、長崎の被爆者が訪れ、交渉の場に出席して被爆体験を語るなどしながら、条約の早期の成立を訴えています。
ところが、交渉の場には日本の政府関係者の姿はありません。政府は、アメリカやロシアそれに中国などの核保有国が条約に反対して交渉にも参加していない状況では、条約ができても軍縮にはつながらないとして交渉に参加しないことを決めたからです。また、北朝鮮が核開発を続ける中、日本を守るアメリカの「核の傘」から出るわけにはいかないとしています。
Q.被爆者と比べると消極的なようにも感じますが?
A.こうした日本政府の姿勢に対しては、被爆者などから後ろ向きだという声も出ています。
確かに、核保有国が簡単に核兵器を手放すとは考えられません。条約が出来ても加盟することはないと見られています。しかし、条約を推進する国々は、こうした厳しい状況だからこそ、禁止する条約が必要だと考えています。条約を支持する国際世論を盛り上げて、核保有国に対して軍縮を促す圧力にしようと取り組んでいます。過去にも、対人地雷やクラスター爆弾について、当初は不可能だといわれながら、国際世論の高まりを背景に禁止する条約が出来た先例があるではないかと言います。
Q.今後のスケジュールは?
A.推進国は7月7日までに条約文をまとめ、年内の条約の制定を目指しています。実効性について一部に疑問視する声があるとはいえ、核兵器を禁止する条約ができれば、歴史的なことです。それだけに、国際的な機運が高まり、核軍縮が停滞する現状に風穴を開けることにつながるか、注目されます。
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