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リヤド(CNN) トランプ米大統領は20日、初外遊の最初の訪問先、サウジアラビアに到着して盛大な歓迎を受けた。サルマン国王と会談し、武器売却の大型契約に署名した。
米国内ではロシア政府による大統領選介入疑惑が混乱を招いているが、外遊初日の日程は大きなトラブルなく進行した。
サウジの首都リヤドの空港では、大統領専用機から降り立ったトランプ氏とメラニア夫人をサルマン国王らが出迎えた。空港からの通り沿いにはトランプ氏と国王の大きな看板が並び、滞在先のホテルの外壁にも同氏の顔が大きく映し出されるなど、現地は歓迎ムード一色だ。
トランプ氏とサルマン国王はにこやかに会話を交わした後、ともに車でリヤド市街へ移動。宮殿では国王がトランプ氏に同国最高の栄誉とされるメダルを贈呈した。
トランプ氏は、サウジに1100億ドル(約12兆円)分の武器を売却する契約に署名した後、「米国への巨大な投資だ」と述べて、雇用創出の効果に期待を示した。
宮殿にはティラーソン国務長官やトランプ氏の長女イバンカ補佐官、イバンカ補佐官の夫のクシュナー大統領上級顧問らも同席。サウジ側もムハンマド皇太子をはじめとする有力者が顔をそろえた。
トランプ氏は9日間の予定で同国とイスラエル、イタリア、バチカン、ベルギーを訪れ、3大宗教の中心地を一気に回る計画。歴代大統領とは異なり、記者会見は一切予定していない。
米大統領が就任後初の訪問先にイスラム圏の国を選んだ前例はない。トランプ氏はこれを機に「反イスラム」の印象を払拭(ふっしょく)したい考えで、21日にはイスラム圏二十数カ国の首脳らとの会合で演説することになっている。
https://www.cnn.co.jp/usa/35101478.html?tag=top;topStories
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