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つらい・・・余りにもやりきれない
http://79516147.at.webry.info/201705/article_92.html
2017/05/08 11:54 半歩前へU
▼つらい・・・余りにもやりきれない
虐げられ、拷問を受けても抵抗せず、非暴力を貫く。彼らの唯一の抗議手段は自ら命を投げ出す焼身自殺だ。
焼身者の数はチベット内外合わせて155人となった。
命を賭けて世界に実情を知らせ、助けを求めた。
つらい、余りにもやりきれない・・・。池谷薫さんが、ドキュメンタリー映画「ルンタ」のなかで紹介した焼身者の遺書のいくつかを紹介した。
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▼チュパック・キャプ(25歳・男性)とソナム(24歳・男性)遊牧民
チベット人は独自の宗教と文化を持ち、他の民族と区別される。その特徴は、愛と慈悲を持ち、他の人々の幸せのために尽くせという教えにある。
しかし、今、チベットの人々は中国の侵略を受け、弾圧されている。
基本的人権を奪われ、苦しみの中にある。チベットが自由を取り戻すため、世界平和のために、私たちは焼身する。自由を奪われたチベット人たちの苦しみは、私たちの焼身の苦しみよりも余程大きい。
恩ある両親よ、家族、兄弟たちよ、私たちはあなた方に愛を感じてないとか、別れたいというのではない。また、自分たちの命を軽んじているのでもない。
私たちは2人とも正気で、真っ当な心と思考の下に、チベットが自由を取り戻すために、仏教が栄えること、有情の幸福と、世界平和を願い焼身するのだ。
故にどうか、私たちの最後の願いに従ってほしい。私たちが中国の手に落ちても、何もしないこと。自分たちのために1人のチベット人も傷つかないというのが願いだ。
▼リキョ(36歳・女性)遊牧民
世界に平和と幸福がもたらされますように。ダライ・ラマ法王がチベットにお戻りになることができるよう、屠殺や肉を売ることを慎もう。盗みをなさず、チベット語を話し、争いをやめよう。
生きとし生けるものすべての苦しみを私は引き受ける。私が生きて中国の手に落ちても争わないでほしい。団結し、チベットの文化を学んでほしい。火に我が身を焼く。家族よ、悲しまないでほしい。
▼グドゥップ(43歳・男性)作家
ダライ・ラマ法王は非暴力による中道路線を提唱され、名実ともなる自治獲得に努力されている。そして、600万チベット人はこの法王のお言葉を頭上に掲げ、長期にわたり希望を共にして来た。
しかし、中国政府はこの提案に興味を示し賛同するどころか、チベット人の福祉を語るだけでもその者を逮捕し、非常な拷問を与え、ダライ・ラマ法王を非難せず、チベットが中国の一部であると認めない者を暗殺したり、失踪させたりする。
チベット人の幸福にはまったく興味を保たず、真の現状を隠し続ける。我々は非暴力の闘いをさらに研ぎすまし、チベットの真の現状を知らしめ、証拠を示すために、自らの身を火に捧げ、チベット独立を叫ぶ。
虚空に有られる神々よ、チベットを照覧あれ、母なる大地よ、悲愛とともにチベットを見守られよ。
地上にある世界の全てよ、真実に注目されよ。清らかであった雪の国は赤い血に染まり、非情な軍隊により覆われ、絶え間ない弾圧の下にある。
しかし、勇敢にして挫ける事のない雪の子供たちは、智慧の弓を引き、命の矢を放ち、真実の闘いに勝利するであろう。
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編注
ドキュメンタリー映画「ルンタ」は
ここをクリック
http://lung-ta.net/
予告編はここをクリック
https://www.youtube.com/watch?v=J054cidpiGQ
12月8日、マチュで中国政府に対する抗議の焼身を行い死亡したタシ・ラプテンの遺書(日本語全訳) : チベットNOW@ルンタ https://t.co/cg3HRNzTQa
― satou-keiko (@keiko8036) 2017年5月7日
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