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〔実は…北朝鮮危機をあおる危険な男がいた〜同盟国・中国も及び腰〕4月30、Mr.サンデー
専門家によれば実は北朝鮮を陰で操っている人物こそ、プーチン大統領だというのだ。その狙いとは一体なにか?
ロシアと北朝鮮は元々仲がいい。@ロシアは北朝鮮の借金1兆円の借金の9割を免除した(2012年) A2万9100人の北朝鮮労働者がロシアへ出稼ぎ(2016年、ロシア政府統計) B羅津(らじん)港をロシアの資金で整備、万景峰号の定期航路開設(5月) 等の交流がある。
中村逸郎(筑波大学教授)「こうするロシアには物凄い狙いがある。2010年以降ロシアは欧米から経済制裁を受けている(ウクライナ、人権問題)。今ロシアの主要企業の350社が経済制裁の対象になっているから、欧米との取引ができなくなっている。今マイナス成長で喘いでいる。だから何としてでもこの経済制裁を解いてもらいたいというロシア側の思惑がある」
宮根「その先にはトランプ大統領がいるということか」
中村「そうだ。そのトランプさんに経済制裁を解いてもらうために北朝鮮を使っている。だから北朝鮮を後ろから煽って煽っているのだ。状況が混とんとするほどプーチンさんにとっては、この経済制裁を解いてもらうために有利に運べる。最後は自分が抑えると思っている」
宮根「木村さん、世界の目は中国に集まっているが…」
木村太郎「焦点は中国でなくロシアだという指摘はは非常に興味深い。ホワイトハウス自身が中国かロシアかという選択の中で中国を選んでしまった」
宮根「当初はプーチンさんとは気が合うと言っていたが、今はダメで習近平さんが良く頑張っていると言っている」
木村「何故そうなったかというと、今月6日のめのシリア攻撃以来、ホワイトハウスの権力構造がガラッと変わってしまった。今、クシュナー、イバンカの二人がホワイトハウスを牛耳っていて、トランプさんの思想の基にあったバノンさんが失脚しちゃった。この人はロシアとは仲良くし中国とは対決しようじゃないかと言ってきた。それがなくなったんで、そういうホワイトハウスに対してロシア側が働きかけてんじゃないか」
〔北朝鮮危機をあおる男…プーチンの真意〕
宮根「ホワイトハウスの閣僚が揺れてる中で、北朝鮮という思わぬ外交カードが出てきたということか。さて、プーチンさんは@六か国協議の再開が必要だと言ったが(27日日露会談)本音は別だと」
中村「北朝鮮はどんどんやれ、ということ。6か国協議がダメになったから今の北朝鮮がある。今6か国協議をやれと言っても ムリだ。それをあえて言うのは北朝鮮へのもっとやれというメッセージなのだ」
宮根「次にA核開発は認めない、経済制裁より対話で解決すべきとした(28日安保理)と言っているが、実はここにも本音が隠れているんですね」
中村「はい、対話できるのは俺しかいない、ということ。(習近平ではなく)自分以外にはいないと思っている」
宮根「トランプさんは習近平は良くやっていると言っているが、中朝間はうまくいっていないと?」
中村「だから中国は悪者になっている。プーチンさんはその辺を知っていて、金正恩の後からどんどん煽っているのだ。その度に状況は悪くなっていて責任を取らされるのは習近平さんになる」
宮根「トランプさんは習近平さんに石油を止めてくれと言っているが、石油を止められると北朝鮮はプーチンさんに話を持っていくんじゃないか」
中村「そうそう、今話があったように北朝鮮とロシアの経済的つながりはものすごく強い。だからいくら経済制裁をガンガンに強めて行っても抜け穴がいっぱいある。このロシアと羅津港との間は鉄道で結んであるから、どんどんエネルギー、天然ガスが入ってこれる」
(危機を回避するには、安部がプーチンとトランプの橋渡しをすると良いと中村教授)
宮根「韓国の大統領選のあとに北朝鮮が核実験をやったらどうなるのか」
木村「今は読めない。今のホワイトハウスの考えは右に左に揺れている。クシュナーというのは元々民主党支持者なのだ。だからどんな政策が飛び出して来るかは予測不可能」
中村「最終的にはプーチンさんが出て来ないと収まらない。結構長くかかる。習近平のいうことよりプーチンのいう事を聞くはずだ。経済的つながりだけでなく軍事的つながりも非常に強い。北朝鮮のミサイルはほとんどロシア製だ。プルトニュームも韓国国防省の話では50キロ持っているという。その内の40キロはロシアが送ったものだという報道もロシア国内で出ている」
木村「プーチンさんは深読みしているんじゃないかな。北朝鮮問題でアメリカに貸を作ったら、スティーブン・バノンさん(上級顧問)が復権ということも有り得る。そうすると米露蜜月時代もなり得る」
(以下、略)
(私見)
中村説は誠に興味深い。積極的に否定する理由は見当たらない。王毅もギブアップした声明を出しているのも知らなかった。シリアへの攻撃は失敗だったということになる。
トラ大は国際政治に乗り出すのは素人としての出発だ。当初の政治感覚は正常だったが、近親者によって捻じ曲げられてしまった。側近の複数の証言では勉強中だというのもあった。今急速に学習中なのだろう。学習能力は非常に高いとの証言もあったと思う。
シリアへの攻撃は失敗だったが、まだ決定的なダメージではない。米国のインテリジェンスも本来中村教授の指摘することぐらいの事は把握しているはずだったが、政権基盤が揺れているので判断が狂ったと考えられる。早く軌道修正してもらいたい。
西側もいつまでもロシアへの経済制裁を意地でやっているが、無意味である。これが国際政治のいろいろなひずみを産み出し、風通しを悪くしている(ロシア国内で反政府デモが起きている大きな要因だろう)。
・中国の王毅外相「朝鮮半島情勢、制御不能となる危険性」/News week
2017年4月28日(金)12時30分
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/04/post-7519.php
>中国の王毅外相は28日、朝鮮半島情勢について、状況が悪化し制御不能となる可能性があるとの認識を示した。ロシアの外交官に語った。
国連の会議に出席した際、ロシアとの会合で述べた。中国外務省が外相の発言を発表した
- 北朝鮮「核武力高度化措置は多発的連続的に」〜敵視政策と核の脅しをやめないかぎり、核武力を中心とする自衛的な国防力と先制攻 仁王像 2017/5/01 20:21:20
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- 北朝鮮次官がロシア大使と会談 米中をけん制か〜ロシア側は、北朝鮮側の立場に理解を示し「情勢が1日も早く緩和することを望む 仁王像 2017/5/01 20:14:20
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