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Youtubeより
トランプの娘婿にして右腕・クシュナーがロシアと接近していることの重大な意味とは
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170311-00132736-hbolz-int
HARBOR BUSINESS Online 3/11(土) 9:10配信
今年に入り、トランプ政権とロシアとの関わり合いについて、大きく取り上げられています。
まず、フリン氏がトランプ大統領誕就任直前にロシア大使と協議し、これを巡る虚偽の説明などにより、大統領補佐官(国家安全保障担当)を辞任。
その後、セッションズ司法長官の問題が大きく取り上げられています。セッションズ司法長官は1月の公聴会で、ロシアと接触はないと言っていたにも関わらず、実はロシア大使と会っていた事実が発覚。
この結果、セッション司法長官は、FBIが調査しているトランプ陣営とロシアとの関係についての捜査には関わらない、としました。しかし、この程度の結果では納得しない議員が多数おり、この問題への追及は今後も続く可能性があります。
◆上級顧問のクシュナーもロシアとコンタクト
そんな中、ここへきて、上級顧問であるクシュナー氏が、キスリャク大使と会っていたという事実が出てきました。ニューヨーカー紙が第一報を報じ、その後、複数の米メディアがその事実関係をホワイトハウスから3日に確認しています。
何が話されたのかは分かりませんが、 マイケル・フリン氏も伴っての話し合い。場所はトランプタワー、時期は12月。
話し合いの時間はどれくらいでしょうか。ニューヨークタイムズなどによると、時間は20分間。そうです、たったの20分会って話しただけです。そんな短い時間の話し合いで、なぜここまで大きく取り上げられるのか。理由をいくつか考察してみたいと思います。
◆大統領補佐官を辞任したフリン氏が同席していたという事実
まず、同席していた人物が、後に大統領補佐官を辞任することになるフリン氏だったという点は見逃せません。
フリン氏といえば、プーチン氏の横の席で晩餐会に出席したこともあるぐらい、 もともとロシアに近い人物。電話の傍受記録からも、大統領補佐官就任前からロシアと外交問題についての会話をしていたと分かっています。
このようなロシアに近い人物が同席していたことにより、20分という短い間でも、有意義な話が単刀直入にできた可能性が高いです。
◆12月というロシア制裁前の重要な時期
そして、もう1つ強調しなければならない点。それは、この話し合いが12月に行われたという点。
思い出していただきたいのですが、オバマ大統領は12月29日に、ロシアへの制裁措置を発表しています。米国とロシアの関係が非常にぎくしゃくしている時期。ロシアへの制裁措置が発表される前の、重要なタイミングでの話し合いなわけです。
何が話し合われたか分からないだけに、様々な憶測を呼びます。
◆トランプに最も信頼されるクシュナーがロシアと直接交渉
クシュナーというトランプ氏に最も信頼される人物が接触していたという事実。
そして、その話し合いの場に登場したのは、他ならぬクシュナー氏であったという点。この点は再度強調する必要があります。
クシュナー氏の重要性については以前取り上げました。トランプ大統領の娘婿であり、上級顧問であるクシュナー氏は、トランプ陣営の人事にも影響力を持つ影の実力者。
ハッキング問題、内政介入問題で大きく問題視されていたロシア。
非常にセンシティブな問題が混在している中、トランプファミリーメンバーとしてトランプ氏を一番よく知り、トランプ氏に信頼され、場合によってはトランプ氏の代弁さえできてしまう人物が、ロシアサイドと直接意見交換していたわけです。
クシュナー氏のロシアとの接触が、大きな意味合いを持つ理由は多くあるわけです。
◆トランプ陣営は、今後より「慎重に」事実関係を説明していく必要がある
トランプ氏の側近とロシアとの関わり問題ですが、ここまでの様子を見ていると、一番問題となっているのが、慎重さに欠けるという点。フリン氏も、セッションズ氏も、非常に誤解を生み、「虚偽」とみなされてもおかしくない説明、発言をしているわけです。これが理由で、さらなる追及に結び付いています。
同時に、これは不可解な点でもあります。いったいなぜ、丁寧に事実関係を最初から話さなかったのか。何か事情があるのか。
いずれにせよ、毎回どこか重要なところから情報がリークしているという点を考慮に入れると、今後も「何か」が出てきてもおかしくはありません。トランプ陣営は今後、より慎重かつ丁寧に、ロシアとの関わりに関しての説明をして、誤解を解いていく必要があるといえます。<文/岡本泰輔>
【岡本泰輔】
マルチリンガル国際評論家、Lingo Style S.R.L.代表取締役、個人投資家。米国南カリフォルニア大学(USC)経済/数学学部卒業。ドイツ語を短期間で習得後、ドイツ大手ソフトウェア会社であるDATEVに入社。副CEOのアシスタント業務などを通じ、毎日、トップ営業としての努力など、経営者としての働き方を学ぶ。その後、アーンスト&ヤングにてファイナンシャルデューデリジェンス、M&A、企業価値評価等の業務に従事。日系企業のドイツ企業買収に主に関わる。短期間でルーマニア語を習得し、独立。語学コーチング、ルーマニアビジネスコンサルティング、海外向けブランディング、財務、デジタルマーケティング、ITアドバイスなど多方面で活動中。
ハーバー・ビジネス・オンライン
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