金正恩は真っ青 正男の息子ハンソルに“亡命政権樹立”情報
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/201075
2017年3月10日　日刊ゲンダイ

　　
　　　金正恩氏（左）と正男氏の息子キム・ハンソル氏（ユーチューブから）／（Ｃ）ＡＰ

「私はキム一族の一員です」――。殺害された金正男の息子・ハンソル（２１）を名乗る男性が動画メッセージを発表した。ハンソルは「チョルリマ・シビル・ディフェンス」という支援団体によって「安全な場所」に移されたという。

　正男殺害事件はマレーシア警察に逮捕されたリ・ジョンチョルが釈放され、北朝鮮大使が国外退去になるなど膠着状態。そこに新たなキーマンが登場した格好だ。

　元韓国国防省北朝鮮情報分析官で拓殖大客員研究員の高永�侮≠ｪ言う。

「ハンソル氏の“数日前、私の父親が殺された”という発言に注目です。正男氏が殺害されたのは２月１３日。ハンソル氏はその数日後にこのビデオを撮り、安全な場所への避難が完了したため公開に踏み切ったと考えられます。支援団体の『チョルリマ』は『千里馬』の意味。１９６０年代の北朝鮮で“千里を走る馬のように頑張ろう”というキャンペーンに使われた用語です」

■米韓もウラで資金援助

　注目はハンソルの今後の動きだ。動画の中で喪服のような黒い洋服を着た彼が父の敵を討ちたがっているのは間違いない。そのため金正恩に対抗できる亡命政権を樹立するとの見方が強まっている。

　実際、父の正男は昨年６月、英国の脱北者団体から亡命政権のトップに就くよう要請されたと報じられた。亡命政権樹立は夢まぼろしではないのだ。関西大学教授の李英和氏（北朝鮮経済論）の分析はこうだ。

「ハンソル氏はビデオでパスポートも見せました。これは自分が北朝鮮国民であり、いずれ帰国するという意思の表れ。“北の政治への口出しは内政干渉ではありません”と固い決意を語っているのです。いまはマカオかヨーロッパにいるという声がありますが、ハンソル氏はオランダの大使に世話になったとも語っています。マカオなら中国政府の手前、ビデオ公開は難しい。ヨーロッパに逃げ、亡命政権の準備を進めていると考えてもいいでしょう」

　韓国で取材中の国際ジャーナリスト・太刀川正樹氏もヨーロッパでの亡命政府樹立の可能性を示唆する。

「ヨーロッパは韓国や中国に比べて北から遠い場所にあり、安全性が高い。しかもけっこうな数の脱北者がいます。政権樹立には資金が必要ですが、スイス銀行などの金融機関があり、米ＣＩＡや韓国政府にとってアシのつかない送金がやりやすいという利点がある。特に英国はＭＩ６という諜報機関があり、昨年、北の公使を脱北させた実績もある。英国に政権をつくる公算が高いと思われます」

　亡命政権の樹立は正恩を追い詰めそうだ。

「以前から、正恩体制崩壊を狙う韓国人と脱北者が、第三国で特殊作戦の訓練をしているという話があります。平壌に武器を搬送し、街角に隠しているというのです。亡命政権の活動が始まり機が熟したら、彼らが武装蜂起するかもしれない。蜂起しなくても正恩は不安で眠れないでしょう」（太刀川正樹氏）

　亡命政権樹立で正恩はストレスの限界に。酒に走ってさらに激太りし、お陀仏――。なんてことになりかねない。

事実は小説よりも奇なり。映画化間違いなしだな、ほんとなら。

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— Yuri (@yuritako) 2017年3月10日

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むしろ、経験が浅い代わり若くて知性を磨ける可能性ということからは、金正男氏よりリーダーに仕立て易いかもしれませんね。西洋的価値観で染めれば（ちょっぴり洗脳っぽい響き）。

— Nowhereman (@cheap_watchdog) 2017年3月10日

金正恩は真っ青 正男の息子ハンソルに“亡命政権樹立”情報

亡き父の後、何かを受け継ぐ運命なのかな。彼の人生が穏やかである事を願うわ。 https://t.co/KYxRhjwXnc

— 好奇心煽るめいちゃそ (@mei_chacha2016) 2017年3月9日

☑ ◆金正恩は真っ青 正男の息子ハンソルに“亡命政権樹立”情報（日刊ゲンダイ） 「以前から、正恩体制崩壊を狙う韓国人と脱北者が、第三国で特殊作戦の訓練をしているとい #seiji #keizai #ニュース https://t.co/6mJ2yBYfRF

— リチャード・コシミズ (@ric_koshimizu) 2017年3月10日

コメント
1. 2017年3月10日 12:34:05 : ZQaUpuhUK2 : cc0dtlqGZdo[554] ▲△▽▼ ●正男の息子が脱北者の動画に登場。世界中で行われている、米ネオコンによる体制変革介入。自国で知名度のない人間がアメリカに「亡命」し、CIAやMi6に金をもらい活動。自国に対するテロリストを使ったカラー革命勃発と同時に「亡命政権」を名乗りなんたら会議を設立。リビアもシリアもそうだった https://twitter.com/trappedsoldier/status/839420955273224192 ●ハンソロが共和国を再興する この動画は、長さが４０秒ほどで、脱北者の支援団体を名乗る「チョルリマ民間防衛」のホームページに掲載されました。 動画を掲載した脱北者の支援団体を名乗る「チョルリマ民間防衛」はホームページで、キム・ジョンナム氏が殺害された事件に関して、「キム氏の家族が保護を求めてきたため、３人に会って、安全な場所に移動させた。これが、この件に関する最初で最後の声明であり、家族の居場所については公開しない」と説明しています。そのうえで、今回、人道的な緊急支援を行ってくれた国として、オランダ、中国、アメリカ、それに名前を明かされることを望んでいないもう１か国の、合わせて４か国に対し、感謝の意を示しています。中でも、韓国と北朝鮮、双方に駐在しているオランダ大使の名前を挙げ、「迅速で強力な対応をしてくれた」とたたえています。 …早い段階で息子ハンソロが特殊部隊の覆面に混じって病院に行ってるよね。そして動画なんだが、息子がわけわからん声明を出しているわけです。 ・cheollimacivildefense.org　3月4日登録だな。既存の団体ではないね ・↑パナマの登録？　CIA一択じゃないか http://my.shadowcity.jp/2017/03/post-10746.html
2. 2017年3月10日 13:59:27 : aIjrukObbg : 0l871mygoFE[90] ▲△▽▼ なんかそうとう自分に酔ってそうな感じで わざワザ米国(蛇の巣)に行く位なら 別に『父の亡骸』があるマレーシアに寄ってからでも 遅くはないと思うが・・・。 まぁ、そのお陰で 全体像的(ヤラセ？)なものが見えてきたのかな。 それは兎も角、 マレーシア政府は(仮)金正男(仮)暗殺犯をスカウトした (仮)日本人スタッフは特定出来たのだろうか？ 逆に騒動の手引きの一端にマレーシア政府も噛んでいた？ と疑問が沸く。
3. 2017年3月10日 19:41:41 : ZQaUpuhUK2 : cc0dtlqGZdo[560] ▲△▽▼ ●金正男氏の長男・ハンソル氏が米国入り情報　インドネシア経由か http://americasokuhou.blog.fc2.com/blog-entry-1574.html
4. ｍｏｎｏｎｏｈｕ[1] go2Cj4KOgo@CjoKPgoiClQ 2017年3月11日 10:37:19 : 2YnDm0nPJk : lUZZUonMDVA[1] ▲△▽▼ 亡命政権ができたことによって金正恩の選択肢は今までどおり黒幕の指示に従うほかなくなった。 金ファミリーの後ろ盾である江沢民グループの相次ぐ失脚と習金平とトランプの電話会談により焦った黒幕が今回の事件を主導したのだろう。 今後、金正恩が黒幕の指示に従わなければ失脚させられ亡命政権が名乗りを上げる。当然、亡命政権は習金平とトランプの思い通りにはならない。

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