http://www.asyura2.com/17/kokusai18/msg/544.html
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転載するロイターの記事は、ヘイリー米国国連大使の言葉として、「すべての選択肢が検討対象になっている」という部分のみ引用しているが、これは、ある種の「嘘ニュース」である。
ヘイリー米国国連大使は、「先制攻撃を除く」と条件を付与したあとに、「すべての選択肢が検討対象となっている。現在決定に向け動いており、われわれは適切に対処する」と説明を続けている。
ヘイリー米国国連大使の発言は、米国トランプ政権が、北朝鮮から攻撃を受ければ当然反撃するとしても、自ら先制攻撃を仕掛けることはないという立場を明らかにしたことにニュースとしての大きな価値がある。
昨今の朝鮮半島情勢に注目している人なら、「すべての選択肢」には軍事行動も含まれていると考えるのは自然であろう。そういう情況で、ロイターは、ヘイリー米国国連大使の発言の中で最も重要な部分である「先制攻撃を除く」という前置きを意図的に無視したのである。
6日の北朝鮮ミサイル発射は、日米両政府のコメントや対応ぶりから、事前に知っていた(通報を受けていた)と推測できる(中国も当然通報を受けている)。
(稲田防衛大臣のコメントやNSCをすぐに開催せず参議院予算委員会で野党から促されるかたちで開催。米国も発射翌日にTHAAD発射台の車両を韓国に向け空輸など)
いずれにしろ、朝鮮半島問題は、解決・改善に向けゆっくりであっても前進していくことは間違いない。
※関連参照投稿
「米国務長官、17日来日 対北朝鮮で緊急協議:日中韓歴訪は風雲急を告げる「中国の対韓国経済封鎖」策への対応か」
http://www.asyura2.com/17/kokusai18/msg/505.html
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米政権、北朝鮮対応で「すべての選択肢検討」=ヘイリー国連大使
Reuters
[国連 8日 ロイター] - 米国のニッキー・ヘイリー国連大使は8日、北朝鮮への対応について「すべての選択肢が検討対象になっている」と述べた。また、中国が提案した合同軍事演習と北朝鮮によるミサイル発射・核実験の双方を停止するとの案を退けた。
北朝鮮は6日、同国西岸から弾道ミサイル4発を日本海に向けて発射。発射は1日に始まった米韓合同軍事演習に反発する姿勢を示すものとみられている。
ヘイリー大使は北朝鮮の最高指導者、金正恩・朝鮮労働党委員長について「理性的な人間を相手にしているわけではない」と指摘。トランプ米政権は現在北朝鮮への対応を検討しているとし、「すべての選択肢が検討対象となっている。現在決定に向け動いており、われわれは適切に対処する」と述べた。
中国の提案については、米韓合同軍事演習は過去40年間にわたり毎年実施されており、実施について北朝鮮には常に通告していると指摘。先ず北朝鮮が何らかの前向きな姿勢を示す必要があるとの考えを示した。
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