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4か国で食糧危機 「子ども140万人が命の危険に」
2月22日 7時45分
武力衝突やテロが繰り返されているアフリカや中東の4か国では深刻な食糧危機が拡大していて、国連は、このままではことし中に140万人もの子どもが重度の栄養不良で命を落とす危険にさらされると警告しています。
これは、ユニセフ=国連児童基金が21日に緊急の声明を発表して明らかにしたものです。
それによりますと、武力衝突やテロが繰り返されているアフリカのナイジェリア、ソマリア、南スーダン、それに中東のイエメンの4か国では、食糧の生産が減ったり支援が行き届かなかったりして深刻な食糧不足に陥っており、このままでは、ことし中に140万人もの子どもが重度の栄養不良で命を落とす危険にさらされるということです。
このうち、政府軍と反政府勢力の武力衝突が続いている南スーダンでは、20日、一部の地域で最悪の飢餓状態を示す「飢きん」の発生が宣言されています。
また、ナイジェリアの北東部でも、イスラム過激派組織、ボコ・ハラムによるテロや襲撃が相次ぎ、重度の栄養不良に陥る子どもが45万人に達すると予想され、一部で「飢きん」が発生していると見られています。
ユニセフでは、これらの国々でさらに飢きんが拡大するおそれがあると警告していて、レーク事務局長は「子どもたちにはもはや時間が残されていない」として、子どもたちの命を守るため国際社会に一層の支援を呼びかけています。
関連リンク
「戦火の中東 子どもたちを救おう!」(くらし☆解説)解説委員室ブログ 12月16日
食べ物が足りなくて子どもが140万人亡くなるかもしれないNEWSWEB EASY 2月22日
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170222/k10010885541000.html
イエメンなど4か国、子ども140万人が飢餓で死亡の恐れ
2017年02月21日 13:31 発信地:国連本部/米国
ヘルス
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イエメンなど4か国、子ども140万人が飢餓で死亡の恐れ
南スーダン・アウェルにある「国境なき医師団(MSF)」の医療施設で、急性栄養失調の子どもを診察する医師(2016年10月11日撮影)。(c)AFP/ALBERT GONZALEZ FARRAN
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【2月21日 AFP】国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)は20日、イエメン、ナイジェリア、ソマリア、南スーダンの4か国で飢饉(ききん)により計140万人近くの子どもが深刻な栄養不良に陥っていると報告した。これらの子どもは年内に死亡する恐れがあると警鐘を鳴らし、国際社会に迅速な対応を呼び掛けた。
2年近くにわたり内戦が続くイエメンでは、急性栄養不良の子どもが46万2000人に達している。ナイジェリア北東部でも、深刻な栄養不良の子どもが45万人に上っている。
米国際開発局(USAID)の飢餓早期警報システムネットワーク(FEWS NET)によれば、ナイジェリア北東部ボルノ(Borno)州の一部の遠隔地域は既に昨年後半から飢饉に見舞われているが、援助が届かないため飢饉は今後も続く見通しだという。
ユニセフは、ソマリアでは干ばつによって飢餓に直面している子どもが18万5000人いるとした上で、その数は向こう数か月で27万人に増えると予測している。
内戦状態にある南スーダンでも、栄養不良の子どもが27万人余りに達している。2万人の子どもが住む北部ユニティー(Unity)州の一部については、飢饉の発生が宣言されたばかり。
ユニセフのアンソニー・レイク(Anthony Lake)事務局長は「まだ大勢の命を救える」と述べ、迅速な行動を促した。(c)AFP
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http://www.afpbb.com/articles/-/3118596?cx_part=txt_topics
壊疽性口内炎、栄養失調の子どもに広がる恐怖 ニジェール
2015年07月18日 15:11 発信地:ジンデル/ニジェール
ヘルス
http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/0/8/500x400/img_08d04346b66d1807495cfddb4b22993e216148.jpg
ニジェールのジンデルに設置されたスイスのNGO「サンティネル」の診療所で、壊疽性口内炎(水がん)の治療を受ける少女(2015年5月26日撮影)。(c)AFP/ISSOUF SANOGO
【7月18日 AFP】13歳の少女、ムルジャさんの鼻は壊疽(えそ)によって溶けてしまっている。上唇と、上側の歯茎の一部もだ。栄養失調が原因で発症する壊疽性口内炎(水がん)に冒されているのだ。
最貧国の一つ、西アフリカのニジェールに住む、はにかみがちの少女ムルジャさんは「前はもう少しましだったのに」と不安げな様子で話した。複数の菌の感染によって起こる壊疽性口内炎で大きく損なわれた外見を気にして、ムルジャさんは相手の目をまっすぐ見て話すことができない。最初は炎症を起こした歯茎から出血し、そのわずか3日後には、鼻などの組織が急速に壊死し、彼女の美しさと子ども時代は失われた。
1992年からニジェールで活動するスイスのNGO「サンティネル(Sentinelles)」の看護師、ファティ・バダマシさんは「問題はこの病気の進行が非常に速いということ。壊死は72時間以内に起こる。顔に黒っぽいまだらが現れてから患者が来るころには、もう手遅れだ」と話した。
ニジェールでの慈善活動を監督しているアリ・アダさんによると、壊疽性口内炎は「死体から臭うような腐敗臭」を放つ。「事務所に着いて、壊疽性口内炎の患者が来ているとすぐに分かる」という。ムルジャさんの患部からも強い臭いがしていた。
Next >> ■貧困から生じる病
貧困から生じる病
壊疽性口内炎は、食糧不足の地域で主要なビタミンが欠乏し発症することが多い。水の細菌汚染など衛生問題も関係している。また自然免疫力が極端に落ちた状態でも発症しやすい。
ニジェールでは食糧危機が頻繁に起こる。保健、教育、所得に関する国連開発計画(UNDP)の指標、人間開発指数(HDI)では最下位だ。また国連によると、1人の女性が生涯に産む子供の数では、ニジェールが7.6人で世界のトップ。だが、14年6月の時点で、5歳未満の子どもの15%超が飢餓状態にあり、毎年、4000〜6000人の幼児が栄養失調で亡くなっている。
世界保健機関(WHO)によれば、壊疽性口内炎はアフリカ諸国の大半の他、アジアのラオス、一部の南米諸国でもみられるが、世界全体で1年間に発症する14万〜18万人のうち大半を占めるのはニジェール人だ。
WHOの専門家、ブノア・バレンヌ(Benoit Varenne)氏によると、欧州では第2次世界大戦末期、連合軍がその劣悪な環境を直接目にしたナチス・ドイツ(Nazis)の強制収容所での症例の記録が最後だ。「そう考えれば、どのような類の感染症を相手にしているのか、イメージがつかめるだろう」とバレンヌ氏はいう。
ニジェールの疾患対策に関わるイブラヒム・ハマドゥ(Ibrahim Hamadou)氏は、同国の壊疽性口内炎に関する信頼できる統計はないとしながら「90%の子どもが基本的な手当てを受ける前に亡くなっている」と説明した。
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予防に懸ける政府
スイスのNGO、サンティネルの協力で、ムルジャさんはまもなく同国ジュネーブ(Geneva)へ渡り、鼻と口の再建手術を受ける。しかし、同じく目など顔の左半分が壊死したセイミ君もスイスで皮膚と筋肉組織の移植手術を受けたが、外見が大きく損なわれた状態は変わらない。片方の目は完全に失われてしまった。
ジュネーブ大学病院(Geneva University Hospitals)のブリジット・ピッテ(Brigitte Pittet)外科教授は「私たちがやっていることはほとんど奇跡だが、完璧にはほど遠い」と話した。
しかも手術の費用は極めて高い。そこでニジェール政府は、壊疽性口内炎の予防に関する知識を広める活動と抗生物質に期待をかける。疾患対策当局のハマドゥ氏は「母親たちにショックを与えるような恐ろしい写真を見せて」、子どもが感染した場合には一刻も早く手当てを受けるよう呼び掛けていると話した。「十分早い段階で壊疽性口内炎を発見できれば、結果は非常に向上する」
(c)AFP/Joris FIORITI
http://www.afpbb.com/articles/-/3054191?page=3
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