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続く独善的解任劇…二人三脚で安保問題から軍人追い出し
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/199936
2017年2月20日 日刊ゲンダイ 文字お越し
偏見タッグ…(トランプ米大統領と、右端からバノン首席戦略官とクシュナー上級顧問)/(C)AP
「ユー・アー・ファイアード(おまえはクビだ!)」
ドナルド・トランプのお決まりのセリフが17日(日本時間18日)、また炸裂した。
今度の「被害者」はホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)で、西半球問題担当部長をしていたクレイグ・ディア氏。同じNSCの議長だったマイケル・フリン氏の解任劇から1週間も経っていない。
ホワイトハウスで一体、何が起きているのか。
ディア氏の表向きの解任理由はこうだ。首都ワシントン市内にあるシンクタンク「ウィッドロー・ウィルソン・センター」で先週、同氏はある会合に招待された。専門家だけの集まりだ。席上、同氏はNSCが空回りしている内情を暴露。
さらにスティーブン・バノン首席戦略官兼上級顧問や36歳のジャレッド・クシュナー上級顧問の個人的な批判も行った。トランプ政権は「機能していない」という内容である。すぐに暴露話がホワイトハウス職員の耳に入り、17日付でクビにされたというわけだ。
フリン氏の解任はローガン法という、1799年に成立した政府職員以外の市民が敵対国家と交渉することを禁じた法律が持ち出されている。過去同法で起訴された人間はいない。
2人の解雇劇から言えることは、トランプは気に入らない人間がいると無慈悲に斬るし、今後も解任される職員が出るということだ。プリーバス首席補佐官は18日、米テレビ出演時、「(フリン氏が)ロシア大使と話をすることは何の問題もない」と断言した。
トランプの大統領としての資質も問題だが、バノン氏をNSCの常任メンバーに据えたことで、フリン氏やディア氏といった元軍人のアドバイザーたちを追い出す体制に入りつつあるかに見える。しかも、米軍トップのダンフォース統合参謀本部議長がNSCの常任から外された。
独断と偏見に満ちた「トランプ=バノン体制」で、世界の安全保障問題を動かすつもりなのか――。
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