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[14日 ロイター] - 14日付の米ニューヨーク・タイムズ(NYT)紙は、複数の現・元米政府当局者の話として、トランプ大統領の選挙対策メンバーや他の関係者らが米大統領選の前の年にロシアの情報当局者と繰り返し接触していたことが傍受された通話記録から分かったと報じた。
それによると、米法執行・情報当局がこの通話を傍受したのは、ロシアが米民主党全国委員会へのハッキングを通じて大統領選を妨害しようとしている証拠を発見したのと同時期だった。
これを受けて当局は、トランプ氏の選対チームが民主党へのハッキングや大統領選に影響を及ぼす他の方策でロシア側と共謀しているかどうか突き止めようとしたが、そうした証拠は見つかっていないという。
ただ、ロシア側との接触があった時期はトランプ氏がプーチン大統領に度々言及するようになった時期と重なっており、当局は警戒を強めたという。
NYTによると、今回報じた通話記録は、昨年に傍受されたフリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)と駐米ロシア大使との通話記録とは異なる。
ロイターはNYTの報道についてホワイトハウスにコメントを求めたが、得られていない。
同紙によると、傍受されたのは昨年に数カ月間トランプ氏の選対責任者を務めたポール・マナフォート氏らの会話。マナフォート氏はロシアとウクライナで政治コンサルタントを務めていた。
通話記録にはトランプ氏の選対メンバーだけでなく他の関係者のものも含まれているが、政府当局者はマナフォート氏以外の人物には言及していない。
一方、ロシア側も情報サービス当局以外の政府当局者が含まれているという。
マナフォート氏はNYTに対し、政府当局者の発言内容を否定している。
NYTは、通話の議題や何人のトランプ氏側近がロシア側と接触したかなど詳細は明らかでないとしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170215-00000067-reut-n_ame
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