http://www.asyura2.com/17/kokusai18/msg/192.html
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※関連参照投稿
「米、北朝鮮へ強硬策に転換 「力による平和」検討:その気がないトランプ米国に北朝鮮攻撃を唆す愚劣な“フェイクニュース”」
http://www.asyura2.com/17/kokusai18/msg/168.html
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安保理、北朝鮮を非難 報道声明
ミサイル発射で
【ニューヨーク=高橋里奈】国連安全保障理事会は13日、北朝鮮の中距離弾道ミサイル発射を受けて緊急会合を開き、発射を「強く非難する」とする報道声明を全会一致で採択した。北朝鮮による12日のミサイル発射は過去の安保理決議に対する「重大な違反」だとして、核実験を含む挑発行為をやめるよう求めた。トランプ政権発足後に北朝鮮問題で安保理の会合が開かれるのは初めてで、声明文は米国が主導して作成した。
声明は、北朝鮮の市民が困窮するなかでミサイル開発に資源を使っていることを「遺憾に思う」とし、北朝鮮が挑発行為を繰り返せば「さらなる重大な措置をとる」とクギをさした。また、国連の全加盟国に対して安保理による対北朝鮮制裁決議を「完全に履行する努力を倍増するよう求める」と訴えた。
報道声明には安保理の全15カ国の賛同が必要。法的拘束力はないが、国際社会の結束した意思を示す。米国や日本などの要請に応え、中国やロシアも報道声明に賛成し、北朝鮮のミサイル発射を非難したという。
米国のニッキー・ヘイリー大使は会合後、「ミサイル発射はとても受け入れられず、言葉ではなく我々の行動で北朝鮮に責任を負わせる時だ」との声明を発表。トランプ米大統領も13日、カナダのトルドー首相との会談後の記者会見で北朝鮮問題は「とても大きな問題だ」と断じ、「我々はとても強い姿勢で取り組んでいく」と強調した。
安保理は2016年に2度の核実験を受け、北朝鮮に出入りする全貨物の検査や鉱物資源の禁輸といった幅広い制裁決議を採択したが、北朝鮮はなお挑発行為を繰り返している。16年には20発以上のミサイル発射や核実験を受けて安保理は11回もの非難声明を出した。
日本の別所浩郎国連大使は会合後、記者団に対し「全会一致での非難声明を北朝鮮は真摯に受け止めるべきだ」と語った。国連のグテレス事務総長も発射を「強く非難する」とし、「国際社会が結束してこの問題に臨むことを求める」とする声明を報道官を通じて発表した。
別所大使は「現在ある強力な制裁決議を履行しなければならない。これが出発点だ」と強調。安保理声明も徹底した制裁決議の履行こそが抑止力を高めるとして加盟国に制裁決議の順守を求めた。ただ、北朝鮮の最大の貿易国である中国がどこまで協力するかはなお不透明だ。
[日経新聞2月14日夕刊P.1]
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