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ホワイトハウスで内紛勃発 バノンがクシュナーをパージ 暴走するトランプ政治の読み方
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/199050
2017年2月7日 堀田佳男 ジャーナリスト 日刊ゲンダイ 文字お越し
トランプはどちらを選ぶ?(バノン・左とクシュナー)/(C)AP
ジャレッド・クシュナーがいま、蚊帳の外に置かれている――。
言わずと知れたドナルド・トランプの娘婿で上級顧問のクシュナー。ハーバード大卒の秀才がいま、トランプの側近たちから距離を置かれているとの情報が入ってきた。
理由はクシュナーが厳格なユダヤ教徒であるからだ。オーソドックス(戒律厳守)のユダヤ教徒であるため、安息日(金曜日没から土曜日没まで)は基本的に仕事をしないのだ。サバスと呼ばれる安息日は電気機器を使わないし、火も使わない(料理をしない)といった戒律を守っている。
ホワイトハウスは行政府の頂点で、多くのスタッフは週7日24時間体制で仕事をする。過重労働が当たり前の世界で、週に1日は電話に出ないし、車の運転もしない。さらにテレビも見ないというのは、ほとんどあり得ないことである。
反ユダヤ思想を持つといわれる首席戦略官・上級顧問のスティーブ・バノンは、クシュナーが安息日で帰宅した27日(金)夕方、トランプをけしかけるようにして重要な大統領令に署名させた。それがシリアやイラクを含む中東7カ国の国民の入国制限を記した、いわくつきの大統領令である。
さらにバノンは3日、ホワイトハウス内の国家安全保障会議(NSC)の常任メンバーに就いた。それも金曜日だった。外交経験がないバノンがNSCに入ることは異例で、トランプ政権の外交政策は今後、バノンの意向が色濃く反映されそうだ。
バノンはクシュナーを「グリーン(青二才)」「ソフト(軟弱な)」などと陰口を言って軽視。ニューヨーク・タイムズ紙も安息日にいないクシュナーを指して「クシュナーはどこにいる?」と題した記事を載せたほどだ。
またニューヨーク・デーリー・ニューズ紙は「側近の間でいま権力闘争が起きている。その中でバノンが最も力を行使している。クシュナーは経験不足が露呈している」と書いた。
クシュナーはバノンにいじめられて、妻イバンカとホワイトハウスを去る日が来るのだろうか。それともトランプがバノンの「危険性」を認識して解任するか。
近い将来、トランプの決断が下されるかもしれない。
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