http://www.asyura2.com/17/kokusai17/msg/787.html
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警告!! 経済ナショナリズムが戦争を起こす
http://79516147.at.webry.info/201702/article_39.html
2017/02/04 12:17 半歩前へU
▼警告!! 経済ナショナリズムが戦争を起こす
山田順の快進撃第4弾。「自分にしか興味がなく、自分がすべてのトランプ」
http://79516147.at.webry.info/201702/article_38.htmlの続きである。
トランプの経済政策を「保護主義」と言っている向きがある。しかし、それは「主義」というほどのものではない。トランプノミクスと言っている向きもあるが、それは「ミクス」と言うのも恥ずかしい、単なる思いつきで、政策と呼べるシロモノではない。
それでもトランプノミクスを保護主義とするなら、それは共和党の政策ではなく、民主党の政策だ。民主党はNAFTAの成立当時からこれに反対し、オバマ政権でも見直し・離脱を主張してきた。TPPも同じだ。
トランプは労働組合の票を奪うために、こうした政策をパクったにすぎない。そして、悪いことに保護主義を続ければ、「米国は長期的には衰退」してしまうだろう。トランプはこれがわからない。
なぜなら、この保護主義の根源は、「経済ナショナリズム」だからだ。トランプは日本や中国のせいで、アメリカの製造業が衰退したと信じ込み、アメリカでモノをつくれと、全産業に言い続けている。
要するに、災いは外国からもたらされた。彼らは敵だ。だから、外国製品は締め出し、入ってくる外国製品には関税をかけると言っている。バカすぎる。
経済ナショナリズムは、第二次大戦をもたらした遠因だ。政府は国内規制を強めて、外国と対抗し、そうすることで国民が幸せになれるという幻想に陥っていった。
しかし、そうすればそうするほど経済的に孤立し、国民は貧しくなった。日本はまさにこの陥穽に陥った。
経済は、政府からできる限り自由な方が、世界は平和になる。自由貿易、人とモノの自由な交流が続く限り、戦争をする動機が生まれないからだ。国境を閉じることで、戦争への動機が生まれる。
戦争をなくす道はただ一つ、究極の国際分業、すなわちグローバル経済の進展だ。しかも、いまやネットで世界中が繋がり、ネットの中には国境がない。デジタルエコノミーの時代になった。
国境などいくら閉じても、3Dプリンターでいくらでもモノはつくれるだろう。しかし、トランプはこの状況がまったくわかっていない。
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自分にしか興味がなく、自分がすべてのトランプ
http://www.asyura2.com/17/kokusai17/msg/784.html
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