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ティラーソン国務長官 総資産450億円のタフネゴシエーター
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/198840
2017年2月3日 日刊ゲンダイ 文字お越し
レックス・ティラーソン国務長官(C)AP
ヘンリー・キッシンジャー元国務長官の次にプーチン大統領と親しい米国人と称される人物。2013年にはロシア友好勲章も授与された。トランプ外交の親ロ路線を象徴する人事である。
世界最大の国際石油資本、エクソンモービルのCEOとして、11年にロシア国営企業と北極海での海底油田開発で合意。プーチンが「今後10年の投資額は5000億ドル(約56.5兆円)規模」と豪語した歴史的な大事業だったが、14年のクリミア編入を巡る対ロ制裁によってオジャンとなった。そのため、制裁を批判してきた。
CEOの座は後任に譲ったが、上院外交委員会による指名公聴会でも対ロ制裁に慎重姿勢を崩さぬまま。利益相反を疑われ、承認は賛成11、反対10と1票差。本会議での承認で投じられた反対票は、過去50年で最多の43票(賛成56)に上った。
●高額報酬と総資産 業績連動型の報酬は12年の4050万ドル(約45億7650万円)をピークに、過去5年間で1億5000万ドル(約170億円)を手にした。総資産もケタ違いで、連邦倫理規定に基づく届け出には十数カ国に最大4億ドル(約452億円)相当の資産を保有と開示。利益相反疑惑を払拭するため、200万株余りのエクソン株の取得権は放棄し、引き換えの現金1億8000万ドル(約203億4000万円)も解約不能の信託に預けた。
●叩き上げ 1952年テキサス州北部・ウィチタ生まれ。父はボーイスカウトの職業指導員で、本人もボーイスカウト最高位のイーグル章を獲得。テキサス大で土木工学を学び、75年にエクソンに入社。06年のCEO就任まで採掘・探鉱分野に一貫して携わってきた“叩き上げ”。長期の海外赴任経験はなく、今も南部なまりが抜けない。
外交経験ゼロだが、石油メジャーで培ったタフな交渉力は並みの外交官以上。ベネズエラの独裁者・チャベス大統領と堂々と渡り合い、ロシアの国営石油会社の横暴な態度に一歩も屈さなかった。この鼻っ柱の強さが逆にプーチンの信頼を勝ち得た。トランプに起用を進言したのは、ブッシュ政権の国務長官だったライス女史とされる。
●大の馬好き 地元テキサスの小さな町、バートンビルの湖畔にある豪邸の隣に東京ドーム7個分(約33万5900平方メートル)の広大な牧場を所有。馬の交配やトレーニングを行い、余暇にはカウボーイハットをかぶって乗馬を楽しむ。レンダ・セント・クレア夫人との間に4人の子を授かり、すでに複数の孫もいる。
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