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米ロ首脳電話会談 IS対応で一致 直接会談準備で合意[NHK]
1月29日 6時52分
アメリカのトランプ大統領とロシアのプーチン大統領が、トランプ氏の就任後初めて電話で会談し、過激派組織IS=イスラミックステートなどテロ組織の壊滅に向けて、両国が協力して具体的な対応をとることで一致したほか、直接会談の実現に向けて準備を始めることでも合意し、米ロともに関係改善に向けたよい出発点になったと評価しています。
トランプ大統領とプーチン大統領は28日、トランプ氏の就任後初めて電話で会談しました。
ホワイトハウスは、会談はおよそ1時間にわたって行われ、「シリアをはじめ、世界で平和を実現するための協力について話し合った」としています。
また、ロシア大統領府は、両首脳がテロとの戦いに向けた協力が優先課題だとして、シリアでの過激派組織ISなどテロ組織の壊滅に向け協力して具体的な対応をとることで一致したとしています。
そして、ウクライナ情勢やイランの核開発問題、それに朝鮮半島の問題などでも協力するとしています。
そのうえで両首脳は、直接会談の実現に向け、時期や場所の選定などの準備を始めることで合意したということです。
今回の電話会談について、ホワイトハウスは「米ロ両国の関係改善に向けて重要な出発点になった」としており、ロシア側も「中身のある対話が行われた」とするなど、米ロともに関係改善に向けたよい出発点になったと評価しています。
米ロ関係をめぐっては、アメリカ国内では、去年の大統領選挙にロシアが干渉したとされる問題を受けて、共和党や閣僚候補から警戒感も示されていて、トランプ大統領のもとで米ロ関係の改善が進むのかが、焦点となっています。
ロシア側は関係改善に期待
電話会談について、ロシア側は高く評価するとともに、米ソ冷戦後最悪と言われる両国関係の改善に期待を示しています。
ロシア大統領府によりますと、両首脳は電話会談で、「建設的かつ対等な立場で相互利益の原則にもとづいて、両国の協力関係を安定して発展させることに関心を示した」としています。
そのうえで、シリアでの過激派組織IS=イスラミックステートの壊滅をはじめ、ウクライナやパレスチナの情勢、イランや北朝鮮との核をめぐる対立など、さまざまな国際問題で協力していくとしています。
さらに、プーチン大統領は、ロシアが、アメリカの独立後200年以上にわたって、その立場を支持し、2つの世界大戦では、同盟関係にあったと指摘して、「国際テロとの戦いでもアメリカを最も重要なパートナーと見なしている」と伝えたということです。
電話会談では、ウクライナ情勢を受けたロシアに対する制裁については取り上げられなかったとしていますが、ロシアの上下両院の議会でそれぞれ対外関係を担当する委員会の代表は、今回の電話会談について「中身のある対話が行われた」とする評価や、ISに対して合同で軍事作戦を行うことへの期待を示しています。
米独でも電話会談 NATO重要性で一致
トランプ大統領は28日、ドイツのメルケル首相とも電話で会談しました。
ホワイトハウスとドイツ政府の発表によりますと、両首脳は、中東情勢やウクライナ情勢をふまえたロシアとの関係などについて、意見を交わしたということです。
また、トランプ大統領が「時代遅れの組織だ」と批判していたNATO=北大西洋条約機構について、両首脳は、北大西洋地域の平和と安定を確保するうえで重要だという認識で一致したということです。
そして、トランプ大統領は、ことし7月、ドイツのハンブルクで開かれる予定のG20サミットに出席するとしたうえで、メルケル首相の早期のワシントン訪問を楽しみにしていると伝えたということです。
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