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シリア和平協議で国連特使 準備進める
1月25日 6時42分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170125/k10010851951000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_013
中央アジアのカザフスタンで開かれていたシリアの和平協議で、ロシアやトルコなどが停戦監視の仕組みを作ることで合意したことについて、国連のデミストラ特使は、停戦合意を徹底させる具体的なステップだと評価したうえで、国連が主導する別の和平協議を来月、スイスで開くため準備を進める考えを示しました。
カザフスタンの首都アスタナで開かれていたシリアの和平協議は、24日、2日間の日程を終え、先月の停戦合意が徹底されるようロシアとイラン、それにトルコが停戦監視の仕組みを作ることで合意しました。
これについて協議に出席した国連のデミストラ特使は、具体的なステップだと評価したうえで、「いまこそ国際社会が、シリアの政治交渉のプロセスを支援していく時だ」と述べ、和平に向けた機運ができつつあるとの認識を示しました。
そして今回の協議の結果を国連の安全保障理事会に報告し、去年4月から中断している国連主導の別の和平協議を来月8日、スイスのジュネーブで開催するための準備を進める考えを示しました。
ただ、シリアでは、停戦合意のあとも首都ダマスカスの郊外などで戦闘が収まっておらず、それまでにシリア全土で停戦が徹底されるかが和平プロセスの進展を左右することになりそうです。
シリア和平協議 3か国(ロシア・トルコ・イラン)が共同声明を発表
1月24日 22時02分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170124/k10010851361000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_027
中央アジアのカザフスタンで2日間にわたって開かれたシリアの和平協議は、開催を呼びかけたロシアとトルコ、それにイランの3か国が共同声明を出し、停戦を徹底させるための仕組みを作ることで合意したことを明らかにしました。ただ当事者であるアサド政権と反政府勢力の代表は、声明の発表の場には同席せず溝の深さをうかがわせました。
シリアの和平協議はアサド政権と反政府勢力が先月、停戦に合意したことを受けて、カザフスタンの首都アスタナで23日から2日間の日程で開かれました。
アサド政権の後ろ盾となっているロシアとイラン、それに反政府勢力を支援するトルコの3つの国は日本時間の24日午後9時前、共同声明を発表しました。
それによりますと、3つの国で停戦を徹底させるための仕組みを作ることで合意したほか、国連の安全保障理事会の決議に基づいて、政治的な解決に向けたプロセスを進めていくことを確認しました。
ただ、共同声明の発表の場に当事者であるアサド政権と反政府勢力の代表は同席しませんでした。
シリアでは停戦合意のあとも、ダマスカス近郊などで戦闘が収まらないことから今回の協議では停戦をいかに徹底させるかが主な議題となりました。
しかし反政府勢力側がアサド政権は停戦違反をくり返していると非難したのに対し、政権側は停戦の対象の外にいるテロ組織への攻撃だと反論するなど、両者の溝の深さが浮き彫りになりました。
国連はロシアとトルコが主導した今回とは別の枠組みの、国連が仲介する和平協議を来月8日に開く方針ですが、それまでにシリア全土で停戦が徹底されるかが協議の進展を左右することになりそうです。
国連仲介の和平協議とは別
シリアの和平協議は、これまで国連が仲介し安全保障理事会の決議に沿ってスイスのジュネーブで開かれてきました。
しかし、アサド政権と反政府勢力の立場の隔たりが大きく停戦も長続きしなかったことから、国連が仲介する和平協議は、去年4月に中断されたあと開かれていません。
一方、今回のカザフスタンでの和平協議は、国連による枠組みとは別に、アサド政権と反政府勢力の先月の停戦合意を仲介したロシアとトルコの呼びかけで開催されました。
アサド政権を支援するロシアが和平協議の主導権を握る狙いがあるとの指摘もありましたが、ロシアはこれを否定し「今回の協議は国連の仲介する協議を補完するものだ」と説明しています。
国連のデミストラ特使も、今回の協議はジュネーブでの和平協議を後押しするものだと歓迎し参加しているほか、アメリカもカザフスタンに駐在する大使をオブザーバーとして出席させています。
シリアでは、アサド政権と反政府勢力が停戦で合意し、先月30日に停戦が発効したあとも衝突は収まっていません。
シリアの内戦の情報を集めているシリア人権監視団は、カザフスタンで和平協議が行われていた23日も首都ダマスカスの近郊や中部のホムス県などで砲撃や銃撃があり、アサド政権が停戦違反を繰り返しているとしています。
シリア人権監視団によりますと、停戦が発効してからの3週間で、アサド政権側の攻撃によって300人を超える市民が死亡したということです。
一方、シリア国営通信は、停戦の対象に含まれていない過激派組織IS=イスラミックステートやアルカイダ系の武装組織「シリア征服戦線」などに対し、アサド政権が軍事作戦を続けていることや、反政府勢力側の攻撃によって、アサド政権の支配地域に住む人たちが犠牲になっているというニュースを連日伝えています。
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