★阿修羅♪ > 国際17 > 509.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
≪共感≫オリバー・ストーン監督「トランプ大統領もあながち悪くない」「ヒラリー氏が勝っていたら第3次大戦の可能性さえあった
http://www.asyura2.com/17/kokusai17/msg/509.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 1 月 24 日 16:28:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

【共感】オリバー・ストーン監督「トランプ大統領もあながち悪くない」「ヒラリー氏が勝っていたら第3次大戦の可能性さえあった」
http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/26209
2017/01/24 健康になるためのブログ









「トランプ大統領もあながち悪くない」オリバー・ストーン監督



「トランプ大統領、悪くない」 オリバー・ストーン監督

過激な言動で物議を醸すドナルド・トランプ氏が超大国のトップに就いた。政権批判の映画を世に出し続けてきた米アカデミー賞監督が「トランプ大統領もあながち悪くない」と意外な「評価」をしている。かつてはトランプ氏に手厳しい発言もしていたオリバー・ストーン監督に、真意を聞いた。

 「ヒラリー・クリントン氏が勝っていれば危険だったと感じていました。彼女は本来の意味でのリベラルではないのです。米国による新世界秩序を欲し、そのためには他国の体制を変えるのがよいと信じていると思います。ロシアを敵視し、非常に攻撃的。彼女が大統領になっていたら世界中で戦争や爆撃が増え、軍事費の浪費に陥っていたでしょう。第3次大戦の可能性さえあったと考えます」

「トランプ氏はまともではないことも言います。かつてないくらいに雇用を増やすなんて、どうやって成し遂げられるのか私にはわからない。だがものすごい誇張だとしても、そこからよい部分を見いださねばなりません。少なくとも米国には新鮮なスタイルです」

 「彼は、イラク戦争は膨大な資産の無駄だった、と明確に語っています。正しい意見です。第2次大戦以降すべての戦争がそうです。ベトナム戦争はとてつもない無駄でした。けれども、明らかに大手メディアはトランプ氏を妨害したがっており、これには反対します。トランプ氏がプラスの変化を起こせるように応援しようじゃありませんか」



以下ネットの反応。


















トランプ⇒マトリックス終了「既存政治の腐敗(大企業&マスメディアと癒着)暴露、マスメディアの嘘(政治家&大企業と癒着)暴露、戦争回避(願望含む)」

ヒラリー⇒今まで通りマトリックス「民主党(既存政治)最高!マスメディアは信用できる!正義の戦争!」

オリバー・ストーン監督の考え方は非常に僕の考えたかに近いです。トランプもヒラリーも最悪ですが、もしヒラリーだったら「口だけオバマきらきら路線」が継続、加速して、嘘に満ち溢れたまま、市民もさほど抵抗せずに、ヤバい方向に進んで行ったと思ってます。

僕は右・左関係なく、どんな意見を持っていても「政治を監視してヤバいことをしないようにする」のが一番大切だと思ってますので、議論が活発になった、政治に関心が高まったという面は良かったのではないでしょうか。

まあ、日本は非常にヤバくなりそうと感じていますが・・



 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 2017年1月24日 20:02:45 : U2ENLqMlDw : 9sON_6N73cQ[7]
矢部宏治 @yabekoji
この明晰さ。オリバー・ストーンは現在、世界最高の知性と言える。
「ヒラリー・クリントンが勝っていれば危険だった。彼女は米国による新世界秩序を欲し、そのためには他国の体制を変えるのがよいと信じている。第3次大戦の可能性さえあったと思う」http://digital.asahi.com/articles/ASK1K5V6BK1KUHMC001.html
2017年1月24日 17:19
https://twitter.com/yabekoji/status/823807458086793217

2. 2017年1月24日 20:03:18 : q931E3NW4E : Xao0gDyXwoc[578]
監督は「良い」とも「悪い」とも言ってない。松尾貴史はそこに応えて「最悪の一人と確信」とまで言っている。じゃあ誰が「良い」のか。そして最悪は二人も居ない。こう言うコメントをする感性に触れたいと思わない。

3. 2017年1月25日 00:23:17 : qgjHY0pnno : C6q61M0moxc[1]
トランプは選挙中に
「自分が大統領になったら軍にはIS潰滅計画を30日以内に提出させる」
と宣言していたし、海兵隊は5割増しにするなど大軍拡も公約していた。
これでトランプが海外で軍事行動しないと妄想する連中はどういう脳みそを
しているのかね。

4. 2017年1月25日 01:48:05 : gYg3glUpYI : EEjvHekJcq0[2]
「トランプ大統領、悪くない」 オリバー・ストーン監督
2017年1月24日03時00分 朝日新聞

 過激な言動で物議を醸すドナルド・トランプ氏が超大国のトップに就いた。政権批判の映画を世に出し続けてきた米アカデミー賞監督が「トランプ大統領もあながち悪くない」と意外な「評価」をしている。かつてはトランプ氏に手厳しい発言もしていたオリバー・ストーン監督に、真意を聞いた。

 ――米大統領選の結果はショックだったと米メディアに語っていましたが、ツイッターで「トランプを良い方向にとらえよう」とも書いていました。

 「ヒラリー・クリントン氏が勝っていれば危険だったと感じていました。彼女は本来の意味でのリベラルではないのです。米国による新世界秩序を欲し、そのためには他国の体制を変えるのがよいと信じていると思います。ロシアを敵視し、非常に攻撃的。彼女が大統領になっていたら世界中で戦争や爆撃が増え、軍事費の浪費に陥っていたでしょう。第3次大戦の可能性さえあったと考えます」

 「米国はこうした政策を変える必要があります。トランプ氏は『アメリカ・ファースト(米国第一主義)』を掲げ、他国の悪をやっつけに行こうなどと言いません。妙なことではありますが、この結果、政策を変えるべきだと考える人たちに近くなっています」

 ――トランプ政権下で、米国の介入主義は終わりを迎えると?

 「そう願っています。米軍を撤退させて介入主義が弱まり、自国経済を機能させてインフラを改善させるならすばらしいことです。これまで米国は自国経済に対処せず、多くが貧困層です。自国民を大事にしていません。ある面では自由放任主義かと思えば、別の面では規制が過剰です。トランプ氏もそう指摘しており、その点でも彼に賛成です」

 「トランプ氏はまともではないことも言います。かつてないくらいに雇用を増やすなんて、どうやって成し遂げられるのか私にはわからない。だがものすごい誇張だとしても、そこからよい部分を見いださねばなりません。少なくとも米国には新鮮なスタイルです」

 「彼は、イラク戦争は膨大な資産の無駄だった、と明確に語っています。正しい意見です。第2次大戦以降すべての戦争がそうです。ベトナム戦争はとてつもない無駄でした。けれども、明らかに大手メディアはトランプ氏を妨害したがっており、これには反対します。トランプ氏がプラスの変化を起こせるように応援しようじゃありませんか」

 ――プラスの変化とは?

 「例えばロシアや中国、中東、IS(過激派組織「イスラム国」)への新政策です。テロと戦うためロシアと協調したいと発言しており、これは正しい考えです」

 ――ロシアが米国にサイバー攻撃したとされる問題について、監督は疑義を呈していますね。

 「米国の情報機関について私は極めて懐疑的です。米中央情報局(CIA)は長年、多くの間違いを犯してきました。キューバのピッグス湾事件やベトナム戦争、イラクの大量破壊兵器問題です。米国は世界をコントロールしたがり、他国の主権を認めたがらず、多くの国家を転覆させてきました。そんな情報機関をけなしているトランプ氏に賛成です。だが、そうしたことは社会で広く語られません。米国社会のリーダー層と反対の立場となるからです」

 ――リベラル派が多いハリウッドは反トランプ氏が目立ちます。

 「そのリベラルと呼ばれてきた人たちが、ものすごい介入主義者と化しています。リベラルと言われるクリントン氏をみればわかります。民主党は中道右派となり、左派を真に代表していません」

 ――米政府による個人情報の大量監視を暴露したCIA元職員エドワード・スノーデン氏を描いた新作映画「スノーデン」を撮ったのはなぜでしょうか。

 「私は、いつも時代に合わせて映画をつくっています。2013年にスノーデン氏の暴露を知り、衝撃を受けました。米国が監視国家だという疑いが確信になりました。スノーデン氏の弁護士の招きでモスクワに行って以来、彼と9回会って話を聞いたのです」

 「映画はスノーデン氏の証言に基づいてつくっています。彼が09年に横田基地内で勤務していた頃、日本国民を監視したがった米国が、日本側に協力を断られたものの監視を実行した場面も描きました。スノーデン氏は、日本が米国の利益に背いて同盟国でなくなった場合に備えて、日本のインフラに悪意のあるソフトウェアを仕込んだ、とも述懐しています。これは戦争行為でしょう。あくまで彼が語る話であり、確認をとろうにも米国家安全保障局(NSA)側と話すことは認められませんでした。でも、私は経験上、彼は事実を話していると思っています。米情報機関は映画の内容を否定するでしょう。米大手メディアも取り合いません。でも、そこから離れて考えてほしいと思います」

 ――米議会は昨年、スノーデン氏がロシアの情報機関と接触しているとの報告書を出しました。

 「まったくのたわ言。動機も見当たりません。彼は米国の情報活動が米国の安全保障に役立つ形で改善されることを願っています。彼はまず、ジャーナリストに情報を提供したし、今も表だって理想主義的な発言を続けています。スパイがやることではないでしょう」

 「スノーデン氏がモスクワに着いた時、経由するだけでロシアに滞在するためではなかった。空港でロシアの情報機関の職員から『私たちに出せる情報はないか』と言われ、『ノー』と答えたそうです。彼は出国したがっていました。南米諸国からは受け入れの申し出もあったようですが、米政府の手がおよび、安全が確保できそうにありません。結果としてロシアが最も安全だとなったのです」

 ――就任後、トランプ氏はCIAの影響で反ロシアに陥るかもしれないと懸念していますね。

 「彼がそうなる可能性はあるでしょう。でもトランプ氏はビジネスマン。貿易を好む限り、ビジネスマンは戦争をよしとしません」

 ――トランプ政権下でスノーデン氏はどうなるでしょう。

 「トランプ氏はスノーデン氏を非難しましたが、大統領に就任後、米国の情報機関がいかに堕落したものかを知れば、違った感情を持つようになるかもしれません。ニクソン元大統領は訪中し、レーガン元大統領はゴルバチョフ旧ソ連書記長と会談しました。トランプ氏も変わり得るでしょう。彼が情報機関の本質を知るにつれ、内部告発者寄りになっていく可能性があります。ウィキリークスに情報を提供したマニング上等兵も減刑となったし、スノーデン氏にもいずれ寛大な措置がなされることを願っています」

 ――映画「スノーデン」の制作にあたっては、米国からは出資が一切得られなかったそうですね。

 「米国のどの映画スタジオにも断られ、大変でした。彼らの多くは政府と関係があり、政府の何かを踏んでしまうのを恐れて自己規制したのだと思います。制作にはとても困難を伴い、なんとか配給会社は見つかりましたが、小さな会社です」

 ――かつて、監督は映画「JFK」などで、米大手スタジオ「ワーナー・ブラザース」とよく連携していました。

 「今回、ワーナーにも断られました。米国がテロとの戦いを宣告した01年以降、米国に批判的な映画をつくるのが難しくなり、そうした映画がどんどん減っています。米軍が過剰に支持・称賛されたり、CIAがヒーローに仕立てられたりする映画やテレビシリーズが目立ちます。非常に腹立たしいことです」

 ――今回は結局、どうやって資金を集めたのでしょう。

 「少額資金を集めながら悪戦苦闘。フランスとドイツからの出資が支えとなりました。欧州議会がEU加盟国にスノーデン氏の保護を求める決議をするなど、欧州は彼に耳を傾けています。2度の大戦を経た欧州は国家による監視を好まず、その危険性も理解しています。英国は例外ですけれど」

 ――そうした状況下、今後も映画制作を続けられますか。

 「わかりません。今はプーチン・ロシア大統領についてのドキュメンタリー映画を仕上げているのですが、(商業映画としては)『スノーデン』が私の最後の作品になるかもしれません。米国では映画制作への協力を得にくくなっているためです。仮につくるとしても、たぶん国外で制作することになるでしょう」

 ――トランプ氏は、彼を批判した俳優メリル・ストリープ氏をツイッターで罵倒しました。今後、米映画業界は萎縮していくのでしょうか。

 「そうなるかもしれません。ただ、私はハリウッドの政治とは一線を画しています。時に嫌われることもありますが、これまで同様、私は発言し続けます」(聞き手・藤えりか)

     ◇

 Oliver Stone 1946年生まれ。従軍したベトナム戦争を題材にした「プラトーン」「7月4日に生まれて」でアカデミー監督賞。

http://www.asahi.com/articles/ASK1K5V6BK1KUHMC001.html?iref=comtop_8_05


5. クールクール・K[159] g06BW4OLg06BW4OLgUWCag 2017年1月25日 01:51:58 : 3eyVFVE6Qc : 4ITerbtfGWw[67]
ヒラリー・クリントンはかませ犬だったという可能性もあるんじゃないの?

6. 2017年1月25日 14:00:28 : SLti3Vm5xc : TNDqQTq1IMU[58]
 
内容と関係ないですが、インタビュアーの「ンフ〜(Uh-huh=相槌)」がうざいです

この動画に限らず、日本人インタビュアーに限って、「ンフ〜」「ンフ〜」うるさい気がする
(他国のインタビュアーは、(ネイティブでなくても)こんなに「ンフ〜」「ンフ〜」言ってない気がする)

日本語だったら、こんなにいちいち相槌を入れないですよね
「英語できます」アピールですかね

視聴者は字幕を読みながら、できればリスニングもと聞いている人が多いのでは
インタビュアーの「ンフ〜」で妨害されたくないと思う人は、自分だけではないと思います

せめて、マイクで音を拾わないように配慮してほしい
 


7. 仁王像[1288] kG2JpJGc 2017年1月25日 20:18:10 : zSDyxleRfw : aIbgPA92zF8[2]

(女性の文体を副島隆彦が書き換え)
http://www.snsi.jp/bbs/page/1/

●「(インタビュー)トランプ政権への期待 映画監督、オリバー・ストーンさん」

2017年1月24日 朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/DA3S12761842.html

 過激な言動で物議を醸すドナルド・トランプ氏が超大国のトップに就いた。政権批判の映画を世に出し続けてきた米アカデミー賞監督が「トランプ大統領は・・・・で、素晴らしい、と高い「評価」をしている。オリバー・ストーン監督に、真意を聞いた。

 ――あなたは、米大統領選の結果はショックだった、と米メディアに語っていましたが、ツイッターで「トランプを良い方向にとらえよう」と書きました。

 「ヒラリー・クリントン氏が勝っていれば危険だったと感じていた。彼女 は本来の意味でのリベラルではない。ヒラリーは、米国による新世界秩序を欲し、そのためには他国の体制を変えるのがよいと信じている女だ。ロシアを敵視し、非常に攻撃的だ。彼女が大統領になっていたら、世界中で戦争や爆撃が増え、アメリカは軍事費の浪費に陥っていた。第3次大戦の可能性さえあった」

 「米国はこうした政策を変える必要がある。トランプは『アメリカ・ ファースト(アメリカは国内問題を優先すべき。外国への関与は、セカンダリー=2のつぎ=だ)』を掲げるから(副島隆彦注記。アイソレイショニストだから)、他国の悪をやっつけに行こうなどとは言わない。妙なことになったと考える人たちがいるだろう。が、この結果、トランプの登場は、アメリカはこれまでのグローバリズム(世界支配主義)の政策を、大きく変えるべきだと考える人たちに近くなった」

 ――あなたは、トランプ政権下で、米国の介入主義(インターベンショニズム。外国の政治に干渉すること)は終わりを迎えると?

 「そうだ。米軍を外国から撤退させて、他国への介入主義が弱まり、米国は自国の経済を動かし機能させ、インフラを改善させる、とトランプは言う。これならすばらしいことだ。これまで米国は、自国経済、自分の国内問題にまじめに対処せず、国民の多くが貧困層だ。自国民を大事にして来なかった。ある面では自由放任主義なのか、と思えば、別の面ではいろいろの規制が過剰にある。トランプは、そう指摘しており、その点でも私は彼に賛成だ」

 「トランプ氏は、ちょっと普通の人の頭では理解できないことを、はっきり言う。

 一気にものすごい量で(失業している人たちのために)雇用を増やす、なんて、どうやって成し遂げられるのか、私にはわからない。だが、彼のこの政策宣言が、ものすごい誇張だとしても、私たち米国民は、そこからよい部分を見つけなければ。少なくとも今の米国に必要な、斬新なスタイルだ」

 「トランプは、イラク戦争(2003年から2012年まで)は、膨大な資産の無駄だった、と明確に語っている。正しい意見だ。 第2次大戦以降、すべての戦争がそうだ。ベトナム戦争(1967年から1975年)は、とてつもない無駄だった。ところが、大手メディアは明らかにトランプのやろうとしていることを、妨害したがっている。(副島隆彦注記。アメリカの大手メディは、グローバリストの手先だ) 私は彼らには反対だ。トランプが、プラスの変化を起こせるように皆で応援すべきだ」

 ――あなたのいうトランプ政権によるプラスの変化とは?

 「例えばロシアや中国、中東、とりわけIS(過激派組織「イスラム国」)への新政策だ。トランプは、テロと戦うためにロシアのプーチン大統領と協調する、と発言しており、これは正しい考えだ」

 ――ロシアが米国にサイバー攻撃した、とされる(辞任する直前までの執拗な、CIAの副長官たちの)発表に対して、監督は疑義を呈していますね。

 「 米国の情報機関について、私は極めて懐疑的だ。米中央情報局(CIA)は 、長年、多くの間違いを犯してきた。キューバのピッグス湾事件(1963年)やベトナム戦
争、イラクの大量破壊兵器問題などだ。米国は、世界をコントロール(支配)したがり、他国 の主権(ソブリーンティ)を認めたがらず、多くの国家(の政府)を転覆させてきた。この国家情報機関のやってきたことを、はっきりと批判し、貶(けな)しているトランプに私は賛成だ。だが、そうした問題は、米国の社会では広く語られない(副島隆彦注記。アメリカ国民の多くは、これらの国家情報危難が世界中で、他国で行っている違法な破壊活動や、指導者殺しや、政権転覆に対して、「我れ関せず」で知らん顔をする)。トランプのCIAなどへの厳しい発言は、これまでの米国のリーダー層が取ってきた態度とは反対の立場となるからだ」

 ――リベラル派が多いハリウッドは反トランプ氏が目立ちます。

 「そのリベラルと呼ばれてきた人たちが、ものすごい他国への介入主義者(インターベンショニズム、interventionism )と化しているんだ。ずっと自分はリベラルだ、と言われてきた(そして本人もそう思っている)ヒラリー・クリントンをみればわかる。米民主党(デモクラット)は、中道右派となってしまっていて、左派(レフト left 、左翼、急進リベラル派)を真に代表していない。

 ――監督。あなたは、米政府による個人情報の大量監視を暴露したCIAの元職員のエドワード・スノーデン氏を描いた新作の映画「スノーデン」を撮ったのはなぜですか。

(副島隆彦注記。 この映画「スノーデン」 “SNODEN”は、日本でも、1月27日から公開される。上映映画館を、極めて限られているだろう)

 「私は、いつも時代に合わせて映画をつくってきた。2013年に、スノーデンのアメリカの情報機関がやってきた違法な活動を暴露したことを知り、衝撃を受けた。米国が監視国家だ、という疑いが真実であり、証拠を伴った確信ものとなった。スノーデンの弁護士の招きで、私はモスクワに行って以来、彼とは9回会って話を聞いた」

 「この映画は、スノーデンの証言に基づいてつくった。彼が、2009年に、(日本の東京の)横田(よこた)基地内で(1年半)勤務していた時、日本国民を監視したがった米国が、日本側に協力を断られた。しかし米国は監視を実行した、とする場面も描いた。スノーデンは、米国は、日本が米国の利益に背いて同盟国でなくなった場合に備えて、日本のインフラに悪意のあるソフトウェアを仕込んだ、とも述懐している。これは他国に対する戦争行為だ。

 これは、あくまで彼が私に語った話であり、確認をとろうにも、私が、米国家安全保障局(NSA、エヌ・エス・エイ)側に連絡して彼らと話すことは認められなかった。

 私は経験上、スノーデンは事実を話していると思う。 米情報機関は映画の内容を否定するだろう。米大手メディアもこの問題には取り合わない。だが、本当は、彼らは、そういう態度をやめるべきで、まじめにこのことをジャーナリストとして考えるべきだ」

 ――米議会は昨年(2016年)、スノーデン氏が、ロシアの情報機関と接触しているとの報告書を出しました。

 「あの米議会の報告書はまったくのたわ言だ。スノーデンには、そういうことをする動機が見当たらない。彼は、米国の情報活動が、米国の安全保障に役立つ形で改善されることを願っている。彼はまず、ジャーナリストたちに情報を提供した。今も表に出て、理想主義的な発言を続けている。この態度は、いわゆるスパイがやることではないでしょう」

 「スノーデンがモスクワに着いた時(2013年6月)、そこを経由するだけでロシアに滞在するためではなかった。モスクワの空港で、ロシアの情報機関の職員から『私たちに出せる情報はないか』と言われ、『ノー』と答えたそうだ。彼はロシアから出国したがった。南米諸国(副島隆彦注記。おそらくパラグアイとか、ボリビアとか)からは受け入れの申し出があった。しかし自分に米政府の手がおよび、自分の安全が確保できそうになかった。結果として、ロシアが最も安全だとなったのだ」

 ――大統領に就任したら、トランプ氏は、CIAの影響で、反ロシアに態度を変えるかもしれないと懸念されていますね。

 「彼がそうなる可能性はある。でもトランプ氏はビジネスマンだ。貿易を好む限り、ビジネスマンは戦争をよしとしません」

 ――トランプ政権下でスノーデン氏はどうなるでしょう。

 「トランプは、スノーデン氏を非難した(副島隆彦注記。情報機関の職員が国家情報をたくさん持ち出したことで)。しかし、大統領に就任後、米国の情報機関がいかに堕落しているかを調べて、知れば、違った感情を持つようになるのではないか。

 ニクソン元大統領は(1971年に)訪中した。レーガン元大統領は(1986年に)ゴルバチョフ旧ソ連書記 長と会談した。トランプ大統領も変わり得る。彼が情報機関の本質を知るにつれ、内部告発者(ホイッスルブロウアー)寄りになっていく可能性はある。

 (ジュリアン・アサンジの)ウィキリークスに情報を提供したマニング上等兵(副島隆彦注記。25年の懲役刑だった)も、最近、(オバマ大統領の辞任前の一斉の恩赦=アムネスティ=で)減刑された。スノーデン氏にもいずれ寛大な措置がなされることを願っている」

 ――あなたは、映画「スノーデン」の制作にあたっては、米国内からは出資が一切得られなかったそうですね。

 「米国のどの映画スタジオからも断られた。資金集めは大変だった。彼らの多くは政府と関係があり、政府の何かの怒りを買うことを恐れて自己規制したのだと思う。この映画の制作にはとても困難を伴った。それでも、なんとか配給(はいきゅう)会社は見つかったが、小さな会社だ」

 ――かつて、監督は、映画「JFK」などで、米大手スタジオ「ワーナー・ブラザース」とよく連携していましたね。

 「今回は、ワーナーにも断られた。米国がテロとの戦いを宣告した2001年以降、米国に批判的な映画をつくるのが難しくなった。そうした映画がどんどん減っている。米軍が過剰に支持・称賛されたり、CIAがヒーローに仕立てられたりする映画やテレビ・シリーズが目立つ。非常に腹立たしいことだ」

 ――今回は結局、どうやって資金を集めたのですか。

 「少額資金をかき集めながら悪戦苦闘した。フランスとドイツからの出資が支えとなった。欧州議会が、EU加盟国にスノーデン氏の保護を求める決議をするなど、欧州は彼に耳を傾けている。2度の大戦を経た欧州は国家による監視を好まない。その危険性も理解している。英国は例外だが」

 ――そうした状況下、あなたは今後も映画制作を続けられますか。

 「先のことはわからない。今は私は、プーチン・ロシア大統領についてのドキュメンタリー映画を仕上げている。だが、商業映画としては、『スノーデン』が私の最後の作品になるかもしれないね。米国では映画制作への協力を得にくくなっている。仮につくるとしても、たぶん国外で制作することになるだろう」

 ――トランプ氏は、彼を批判した俳優メリル・ストリープをツイッターで罵倒しました。今後、米映画業界は萎縮(いしゅく)していくのでしょうか。

 「そうなるかもね。ただ、私はハリウッドの政治とは一線を画している。時に嫌われることもあるが、これまで同様、私は発言し続ける」  

(聞き手・藤えりか)


8. 2017年1月26日 05:23:51 : OdXyAMzp92 : CrE4L2tJ0Ug[34]
トランプの掲げる政策

●法人税減税(税率を35%から15%に引き下げ)
●個人所得税の減税(現行の7段階の累進税率を12%、25%、33%に引き下げ)
●キャピタルゲイン並びに配当に対する減税延長(現行の0%、15%、20%の税率を維持)
●相続税の撤廃
●TPP撤廃発言後、キーストンパイプライン工事を既に着手、二国間貿易協定検討。
●自分は合法脱税で税金を払わず国民の税金を利用してメキシコへ壁を作りはじめて国民へ負債を作る。労働者の生活苦、医療費に苦しむ現状による労働者保護(福利厚生徹底)や国民皆保険制度については無視。
●共和党の非人道主義者やリバタリアンをキャビネットに据える金権政治
●散々戦争を作り出し軍費予算を「他国」へ要請する(戦争へ行くのは貧しく医療保障や学費補助を当てにする若者たち)。

どう見ても金持ちの、金持ちによる、金持ちのための姑息な優遇政策。

トランプは散々、ワシントンの「一部の金持ちと権力者」にだけ恩恵をもたらす政策の政権を非難しながら、実は彼らを見逃すだけでなく、さらに減税して儲けさせてあげるという政策に他なりません。

ヒラリーが良かったなどとは口が裂けてもいいませんが、サンダース率いるプログレッシブ議員たちが存在している民主党はまだマシです。

共和党員こそが、こぞって国民皆保険に反対して潰し、国民の税金を軍予算へ回し、議員全員がイラク戦争へ賛成し、公共福祉予算を削り、金持ち脱税ルールをこっそり作り、金持ち優遇税金制度へと変えてきた経緯があります。

さらに共和党陣営はトランプをいずれ追い出し、マイク・ペンス(最悪なリバタリアン)に挿げ替えようとしているという意見もあります。実権は共和党が握っています。ペンスが倒れた後にもまた次の悪玉が共和党には用意されています。

現在、悪の親玉となったトランプが(スピーチは、スピーチライターによって書かれており、それに感動した日本人も多かったようですが)、労働者への発言をひるがえして、経営陣と金持ちに恩恵を与える政策へと早速切り替えています。

彼のキャビネットは、国民皆保険を圧力で潰して金持ち優遇策へ切り替えた共和党の裏ボスであるミッチ・マコネルの妻を運輸長官に。労働長官には「労働者は過剰に保護されている」として労働者最低賃金を更に下げるよう要請しながら労働者を排除してロボットへの切り替えに尽力してきたアンドリュー・バズダー。共和党へ家族総出で1億円以上の大口献金をしている教育長官デボス、そしてウォール街銀行家たちです。また製薬会社や保険会社は共和・民主両議員たちへ大献金を行っています。

トランプが金持ち(そして金持ちの手足となっている投資家たち)に不利となる国内政策や外交政策を行うとは全く思えません。

トランプは政府に勤めている者を排除する予定としていますが、それならば何故、共和党員たちを排除せずに、公共施設で低賃金で働いている者たちを排除しようとするのか。

トランプを持ち上げる日本人が不気味でなりません。


9. 2017疾風[27] glGCT4JQglaOvpWX 2017年6月26日 21:28:46 : nBrcXfYipc : rJXd2ZCkanY[39]
>6内容と関係ないですが、インタビュアーの「ンフ〜(Uh-huh=相槌)」がうざいです
この動画に限らず、日本人インタビュアーに限って、「ンフ〜」「ンフ〜」うるさい気がする
(他国のインタビュアーは、(ネイティブでなくても)こんなに「ンフ〜」「ンフ〜」言ってない気がする)


同感です。私は以前英語の参考書で「英米人が嫌う日本人の英語のくせ」のような記事で
彼らも耳障りに思っているということがわかりました。


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 国際17掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
国際17掲示板  
次へ