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ティラーソン氏、対ロ政策でトランプ氏との食い違い浮上
Nick Wadhams、Joe Carroll、Margaret Talev
2017年1月12日 10:30 JST
次期国務長官に起用されたティラーソンが上院の公聴会に臨んだ
「NATOの同盟国がロシアに懸念を抱くのはもっともだ」と発言
次期米国務長官に起用された前エクソンモービル会長兼最高経営責任者(CEO)のレックス・ティラーソン氏は11日、上院外交委員会の指名承認公聴会に臨んだ。公聴会ではロシアとの関係に議員の質問が集中し、ティラーソン氏の発言は主要な外交政策でトランプ次期大統領と完全に足並みをそろえているわけではないことをうかがわせた。
ティラーソン氏は、米国が世界でより強力な指導力を発揮するべきだとの考えを示し、「米国第一」主義を唱えて海外関与を減らすことになるトランプ氏のビジョンとの対比が浮き彫りとなった。ティラーソン氏はまた、ロシアが米国にとって「危険」であると述べるとともに、2016年の米大統領選の際にロシアが仕掛けたとされるサイバー攻撃への制裁措置を当面は維持すべきだと語った。トランプ氏は同措置を批判している。
ティラーソン氏は「北大西洋条約機構(NATO)のわれわれの同盟国が、勢力を盛り返したロシアに警戒感を抱いているのはもっともなことだ」と指摘。それと同時に、米国が指導力を欠いていることが、クリミア半島やシリアなどでのロシアの攻撃的な態度を助長することになったと述べた。
米大統領選中のサイバー攻撃はロシアのプーチン政権によるものだとする米情報当局の間のコンセンサスや、ロシアがシリアのアサド政権を支持している事実にもかかわらず、トランプ氏は対ロ関係の改善に意欲を示している。しかし、8時間余りに及んだ同公聴会で議員がティラーソン氏に突き付けた鋭い質問からは、トランプ氏のこうした姿勢への根強い懸念が鮮明となった。
原題:Tillerson Veers From Trump Line as Russia Looms Over Hearing (1)(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-01-12/OJN5BY6KLVRG01
ティラーソン氏:中国による南シナ海人工島へのアクセス阻止する必要
Isabel Reynolds
2017年1月12日 14:26 JST
ワシントンで証言するレックス・ティラーソン氏(1月11日) Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
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尖閣諸島は日米安保条約の適用範囲との立場を維持する姿勢を示唆
上院外交委員会の指名承認公聴会で発言
トランプ次期米政権の国務長官に指名されたエクソンモービル前会長兼最高経営責任者(CEO)のレックス・ティラーソン氏は11日、中国が南シナ海に造成した人工島に同国がアクセスできないようにする必要があるとの見解を示した。
ティラーソン氏は上院外交委員会の指名承認公聴会で、中国の活動への対応を怠ったことが、南シナ海で領域を広げようとする同国の動きを許したと指摘した。
同氏は南シナ海問題についてより強い姿勢の対応を支持するかとの問いに対し、「われわれは中国に対し、まずは人工島の造成を中止しなければならないと伝え、次に中国によるこれら島々へのアクセスは認められないとの明確なシグナルを送る必要がある」と語った。人工島造成やアクセスをどのように阻止できるかについては具体的に言及しなかった。
ティラーソン氏はさらに、日米安全保障条約や米韓の防衛条約を守る考えを示した。同盟国が米軍駐留費の負担増に応じなければ撤退を検討するとトランプ氏が昨年3月のインタビューで発言して以来、従来の安保体制に対する不安が高まっていた。日韓の核兵器保有は米国にとって悪いことではないとしたトランプ氏の考えに賛成かとの問いに対しては、「同意しない」と答えた。
ティラーソン氏はまた、尖閣諸島が日米安保条約の適用範囲だとする米政府の立場を堅持する姿勢を示唆した。「この地域では日本、韓国と長年の同盟コミットメントがあり、これらの取り決めに従ってわれわれが対応すると考えている。安全保障という意味において日本へのコミットメントがあることは確かだ」と発言した。
原題:Tillerson Says China Can’t Have Access to South China Sea Isles(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-01-12/OJNIDC6K50Y901
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