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米ロサンゼルスで開催された第74回ゴールデン・グローブ賞授賞式でセシル・B・デミル賞を受賞した女優のメリル・ストリープさん(2017年1月8日撮影)。(c)AFP/Getty Images/Kevin Winter
世界一の権力者を真っ向から批判!
http://79516147.at.webry.info/201701/article_89.html
2017/01/10 02:05 半歩前へU
▼世界一の権力者を真っ向から批判!
女優メリル・ストリープが、差別主義者のトランプを痛烈に批判した。世界一の権力者である米大統領への就任を目前にした男に向かって、真っ向から批判した彼女の「勇気」に、米内外から称賛の声が上がっている。英国BBCが伝えた。
ハリウッド外国人映画記者協会が米国のテレビと映画の優秀作品を選ぶゴールデングローブ賞の授賞式が8日、カリフォルニア州ビバリーヒルズで開かれ、「セシル・B・デミル生涯功績賞」を受賞した女優メリル・ストリープが、受賞スピーチでドナルド・トランプ次期米大統領を痛烈に批判した。
それに対してトランプ氏は、「どうせヒラリー・ファンだ」と取材に答えたという。
式典ではドラマ部門で受賞した英俳優ヒュー・ローリーが、「最後のゴールデングローブ賞で勝てたぞ。だって、ハリウッドに外国に記者って言葉が入っているんだから」と、トランプ氏と支持者たちがハリウッドと外国人と主要メディアを攻撃してきたことをあてこすった。
それを受けてストリープは、「ここにいる私たちは、最も激しく非難されている集団に属してるんですよ。考えてもみて、ハリウッドと、外国人と、マスコミ」と強調。トランプ氏の名前は直接口にしないまま痛烈に批判を重ねた。
ストリープは、授賞式の会場にいる俳優や候補者の多くは、小さな町や貧しい家庭の出身。片親に育てられたり、様々な国で生まれ育ったアウトサイダーだと紹介。
さらに、「権力を監視し責任を果たすよう」報道機関に求めると同時に、ハリウッドが報道機関を支えなくてはならないと強調した。
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http://www.bbc.com/japanese/video-38554395
メリル・ストリープさん、授賞式でトランプ氏を痛烈批判
http://www.bbc.com/japanese/video-38554395
2017年01月9日 BBC
ハリウッド外国人映画記者協会が米国のテレビと映画の優秀作品を選ぶゴールデングローブ賞の授賞式が8日、カリフォルニア州ビバリーヒルズで開かれ、「セシル・B・デミル生涯功績賞」を受賞した女優メリル・ストリープさんが、受賞スピーチでドナルド・トランプ次期米大統領を痛烈に批判した。それに対してトランプ氏は、「どうせヒラリー・ファンだ」と取材に答えたという。
式典ではストリープさんに先立ちドラマ部門で受賞した英俳優ヒュー・ローリーさんが、「最後のゴールデングローブ賞で勝てたぞ。だって、ハリウッドに外国に記者って言葉が入ってるんだから」と、名前は挙げないもののトランプ氏と支持者たちがハリウッドと外国人と主要メディアをさかんに攻撃してきたことをあてこすった。
それを受けてストリープさんは、「ヒュー・ローリーが言ったことに続けると、この部屋にいる私たちはみんな、今のアメリカ社会で最も激しく非難されている集団に属してるんですよ。考えてもみて、ハリウッドと、外国人と、マスコミ」と強調。それからストリープさんは約6分間のスピーチで、トランプ氏の名前は直接口にしないまま痛烈に批判を重ねた。
ストリープさんは、授賞式の会場にいる俳優や候補者の多くは、小さな町や貧しい家庭の出身、片親に育てられたり、あるいは様々な国で生まれ育ったアウトサイダーだと紹介。続けて、「この1年の間であっけにとられた演技、私の心に鍵爪を深く沈めた演技」は、「この国で最も尊敬される席に座ろうとする人間が、障害のある記者を真似した姿でした」と、トランプ氏が選挙戦中にニューヨーク・タイムズ紙のセルジュ・コバレスキ記者を模倣して嘲笑したとされることに言及。
「特権や権力、抵抗する力のすべてにおいて、自分が勝っている相手です。これを観たときに私の心は少し砕けてしまって、いまだに頭の中から追い出せない。映画の場面じゃなかったので。現実だったので。そしてこの、人に恥をかかせてやろうというこの本能を、発言力のある権力者が形にしてしまうと、それは全員の生活に浸透してしまいます。というのも、こういうことをしていいんだと、ある意味でほかの人にも許可を与えてしまうので。他人への侮辱は、さらなる侮辱を呼びます。暴力は暴力を扇動します。そして権力者が立場を利用して他人をいたぶると、それは私たち全員の敗北です」とストリープさんは訴えた。
ストリープさんはさらに、「権力を監視し責任を果たさせるよう」報道機関に求め、会場の映画関係者たちにはハリウッドが報道機関を支えなくてはならないと強調。そして5日の葬儀で追悼の歌を歌ったばかりのキャリー・フィッシャーさんの言葉を引用して、「心が砕けたらそこから芸術を作りましょう」と呼びかけた。
1月20日に就任するトランプ氏は、ニューヨーク・タイムズ紙の電話取材に応えて、ストリープさんは「どうせヒラリー・ファンだ」と一蹴。授賞式やストリープさんのスピーチは見ていないが、「リベラル映画関係者」に攻撃されても「驚かない」と答えたという。
授賞式では、ロサンゼルスのジャズクラブを舞台に女優を目指す女性を描く映画「La La Land」が、コメディ・ミュージカル部門の作品賞をはじめ最多の7部門で受賞。ドラマ映画部門では、困難な環境でいじめや薬物中毒に苦しみ、自分の性的指向に悩みながら育つ米国の黒人少年を描いた「Moonlight」が作品賞に選ばれた。
(英語記事 Golden Globes: Meryl Streep attacks Donald Trump in speech)
◇
トランプ氏、女優ストリープさんと火花 受賞演説での批判に反撃
http://www.afpbb.com/articles/-/3113529?pid=18605980
2017年01月10日 05:10 発信地:ニューヨーク/米国
【1月10日 AFP】米国で8日に開催された第74回ゴールデン・グローブ賞(Golden Globe Awards)授賞式で、大女優のメリル・ストリープ(Meryl Streep)さん(67)がドナルド・トランプ(Donald Trump)次期大統領を非難する一幕があった。トランプ氏は翌9日に反撃し、ストリープさんは女優として過大評価されており、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官の「取り巻き」だとこき下ろした。
ストリープさんはロサンゼルス(Los Angeles)で開かれた授賞式で、生涯功労賞に当たるセシル・B・デミル賞(Cecil B. DeMille Award)を受賞。その際登壇して行ったスピーチの中で、トランプ氏の賛否両論を招く物言いをやり玉に挙げた。
出席者らからのスタンディングオベーションで迎えられ、ハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)から賞を受け取ったストリープさんは、感情を抑えきれない様子を見せながら、以下のように語った。
「私やここにいる皆さんは、今の米社会で最も見下された区分に属しています。考えてみて下さい。ハリウッドに外国人、マスコミですよ」と語り、観客の笑いを誘った。
トランプ氏は昨年の選挙戦で、移民やメディアの「偏向」報道を頻繁に批判していた。また米エンターテインメント業界は、トランプ氏のライバルだったクリントン氏を広く支持しており、多くのスターがそれを公言していた。
さらにストリープさんは、トランプ氏が選挙戦の最中に、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)の記者で、障害があるサージ・コバレスキー(Serge Kovaleski)氏の物まねをして物議を醸した演説に言及した。
「わが国で最も尊敬されるべき座に就きたいと望む人が、障害のある記者の物まねをしました。特権や権力、反撃能力で自分よりも劣る人をです。私はそれを見て、心が痛みました」
「侮辱は侮辱を招く。暴力は暴力を引き起こす。有力者が自らの地位を悪用して他者をいじめれば、私たち全員にとって負けになります」
これに対しトランプ氏は翌朝、ツイッター(Twitter)への投稿で、3度アカデミー賞(Academy Award)の受賞経験があるストリープさんを「ハリウッドで最も過大評価されている女優の一人」と呼んだ上で、「私のことを知らないにもかかわらず昨夜のゴールデン・グローブで私を攻撃した。派手に負けたヒラリーの取り巻きだ」と非難。さらに、自分はコバレスキー記者をからかった事実はないと、改めて否定した。(c)AFP/Jennie Matthew with Frankie Taggart in Los Angeles
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