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ジョージ・ソロスの世界が崩壊しつつある中、自分以外のあらゆる人々のせいにする彼(マスコミに載らない海外記事)
http://www.asyura2.com/17/kokusai17/msg/186.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 1 月 09 日 11:29:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

            ヘッジ・ファンド・マネージャー、ジョージ・ソロス © Jonathan Ernst / ロイター    


ジョージ・ソロスの世界が崩壊しつつある中、自分以外のあらゆる人々のせいにする彼
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2017/01/post-3ce1.html
2017年1月 9日 マスコミに載らない海外記事


Bryan MacDonald
RT
公開日時: 2017年1月7日 16:30

ジョージ・ソロスの作り出した世界は崩壊しつつあある中、彼は自分以外のあらゆる人々のせいにしている。

ヨーロッパと北アメリカ全域で、何十年も政治をかき回してきたハンガリー生まれの億万長者ジョージ・ソロスは怒っている。彼がそのために活動してきた世界が崩壊しつつあり、彼は今、非難すべき指導者たちを捜すのにおおわらわだ。

ソロスによれば、欧米世界至る所で、リベラルな民主主義は駄目になりつつある。どうやら、これは、彼が“開かれた社会”と呼ぶものが危機に瀕しているためのようだ。彼のこの見方は正しいのかも知れないが、その責任をアンゲラ・メルケルに負わせるのは、いささか突飛に思える。特に彼女がうっかりして、ウラジーミル・プーチンと組んでいると描き出すのは。ところが、それにもかかわらず、有権者が現在の民主主義に幻滅するようさせたことで、最も罪が重いと彼が見なしているのは、ドイツ首相だ。

広く掲載される新年論説の文章で、ソロスは、現在のヨーロッパ危機を、2008年の金融崩壊にまでさかのぼっている。“ヨーロッパにおいて、ドイツは覇権国家として台頭したのに、成功した覇権国が果たさねばならない義務、つまり自分たちの狭い私利だけでなく、 彼らに頼っている人々の利益までも思い描くという期待に応えそこねている”ことを彼は慨嘆している。

彼はさらに、1940年代を回顧している。“第二次世界大戦後のアメリカの振る舞いと、2008年金融崩壊後のドイツの振る舞いとを比較願いたい”と彼は言う。“アメリカは、マーシャル・プランを立ち上げ、それがEUの発展をもたらした。ドイツは、狭隘な私利に役立つ緊縮政策を課した。”

これはベルリンにとって、余りに不公平だ。マーシャル・プランは、人類が経験したものの中で最も破壊的な戦争の後のことで、アメリカは純粋な慈善を実行していたわけではないという違いがある。アメリカは、ヨーロッパ丸ごと共産主義になるのを恐れて、むきだしの私利のために行動していたのだ。マルクス主義のモスクワが、戦争勝利のために協力してはいたが、ソ連とアメリカが、当時の新世界秩序における、世界覇権のために競合することになるだろうことは十分はっきりしていた。だから、アメリカは、ソ連に対する緩衝地帯を作り出し、自らの保身に必要になるだろう同盟諸国を強化し、自らが推進する資本主義体制の維持のために動いていたのだ。

2008年のドイツの状況は、いささか異なっていた。ベルリンは世界的超大国となることを目指してはおらず、国民もそれを求めてはいなかった。また、ここには、国々は分相応に生きるべきだという信念以外、なんのイデオロギーもからんでいなかった。しかも、ドイツは、金のかかる再統一を最近なし遂げたばかりで、経済は、十年間の不景気の後、ようやく成長回復を始めるところだった。2008年、平均的なドイツ人は、ヨーロッパの覇権大国になろうなどとは、心にも思っていなかった。

ソロスの対ドイツ攻撃は、おそらく、メルケルに、更なるヨーロッパ統合を推進するという強い意思が欠けていることを巡る個人的ないらだちから出ているのだ。しかしながら、この政策は、単にドイツ有権者が望んでいることの反映に過ぎない。吝嗇なドイツ人は、浪費家の南ヨーロッパ人に対する財政的支援に賛成できなかった。その結果、メルケルの前任者、ヘルムート・コールが、基本的に、フランスによって無理やり引き込まれたユーロ通貨プロジェクトの長期的な未来は、常に疑わしいものとなってしまった。

彼にとって一体どんな利点があるのか?

ソロスの経歴(多くの人が疑問に思っている)を信じるなら、彼はリベラルな民主主義を、全く妥当な理由で推している。“人生における人格形成期の経験は、1944年のヒトラー・ドイツによるハンガリー占領だ”と彼は書いている。もちろん後に、この政権は、1947年に、彼がブダペストから逃れる前に、全体主義的な共産主義体制によって置き換えられる。

論説で、ソロスは、イギリスとアメリカ合州国での彼の経験から“オープンな社会”が国民の安全を保障する唯一のものであることを学んだと言っている。実際、このハンガリー人が、言っていることは正しいのかも知れない。しかしながら、彼がずっと理解し損ねているのは、一体なぜ一部の国々は、彼が奉じる類の自由主義を受け入れる状態にないのかということが。

彼が何百ドルも、ウクライナの親欧米運動に注ぎこんだのを思い出そう。隣国ハンガリーで生まれ育った人物なら、ウクライナがいかに分裂しているか、そして自分の行動が混乱を招きかねないことを十分知っているべきだった。特に、ハンガリー語が話し言葉であることが多いウクライナ南西部に、彼の祖国も関係があることを考えれば。ところが、彼はそのまま進め、彼の行動は、ウクライナ破壊を推進することとなった。

億万長者は今こう言っている。“(有権者が、グローバリゼーション/新自由主義を拒否したことへの)私が思いつく唯一の説明は、選ばれた指導者たちが、有権者の正当な期待や切望に沿い損ね、この失敗のおかげで、有権者が、支配的な形の民主主義と資本主義に幻滅したということが。簡単に言えば、多くの人々が、エリートが、彼らの民主主義を盗み取ったと感じたのだ。”

そう、これは本当にジョージ・ソロスが書いたものだ。毎年ダボスに出席しているあのジョージ・ソロスだ。もし読者が、エリートと庶民とが最も分離する場所の象徴を探しておられるなら、それは、おそらく、スイス山中の共同体での年次世界経済フォーラムなのだから。世界支配者たちが、ヨーロッパで一番標高の高い街(1,560メートル)から我々ただの人々を見下ろすのだ。

苦悩するアンゲラ

ところが、ソロスはそこで、責任の大部分を、決してダボス応援団などではなかった人物に負わせることに決めている。メルケルだ。しかも彼は、EUそのものの終焉まで予言している。

“経済成長が停滞し、難民危機が手に負えなくなって、EUは崩壊の瀬戸際にあり、ソ連1990年始めのものと良く似た経験をすることになっている。”

EUに差し迫っている運命の理由は、明らかに、ドイツ、オランダ、イタリアとフランスにおける競争が鍵となる2017年という選挙周期だ。ソロスによれば、フランスの“二人の主要候補[マリーヌ・ルペンとフランソワ・フィヨン]はプーチンに近く、彼と宥和したがっている”。

そこで、とうとうプーチンだ。もしルペンかフィヨンが勝てば“プーチンによるヨーロッパ支配は既成事実になる”と、ソロスは感じている。

彼はこう書いている。“開かれた社会のそれとは相いれない政府の概念を持ったロシアのウラジーミル・プーチン大統領の影響下に入る危機にあるEUの運命がとりわけ心配だ。”

それは“プーチンは最近の進展の受動的な受益者ではない。彼はこういうことを実現すべく猛烈に働いたのだ”からだ。

簡単に言えば、プーチンがどうにか、フランス選挙をフィヨンとルペンとの争いとなるよう(これは、まだ決まってはいない)画策しようとしたという考え方は荒唐無稽だ。だがここは、ソロスが現在暮らすトラウマに満ちた世界なのだ。更に彼は、もう一つのばかばかしい発言までしている。

“妙手で、彼[プーチン]は、ソーシャル・メディア企業のビジネス・モデルを駆使して、偽情報と偽ニュースを広め、有権者を混乱させ、民主主義を不安定化した。このようにして、彼はトランプが当選するのを支援したのだ。”

言い換えれば、ソロスは、アメリカ選挙で、トランプを当選させるよう、プーチンが、フェイスブックと、ツィッターをあやつったと考えているのだ。

この主張はばかげており、ソロスを愚かに見せてしまう。彼とは反対の民主的決定がいくつかなされてしまったがゆえに、彼が大騒ぎをしても注目されずにいることも示している。そこで、自分に降りかかるあらゆる非難をさせるため、彼としては、メルケルをけなし、プーチンを怪物役として利用する必要があったわけだ。

しかし、ここで現実を見てみよう。ソロスはジョージ・W・ブッシュ大統領に強烈に反対した。彼は‘ムーブ・オン’プロジェクトに資金提供し、何百万ドルも何百万ドルもの金を民主党に投入した。彼によるこの干渉は、民主党議員たちが労働者階級基盤から離れるのを促進し、民主党をグローバル主義者の政党へと変身させ、今や沿岸大都市地域でしか勝てないようにしてしまった。これまでのような大量の資金集め活動の必要性がなくなり、左翼はソロスの資金を‘アイデンティティ政治'に注力するのに使い、それで白人労働者階級を遠ざけてしまった。そして、まさにこのブルーカラー集団が、今秋圧倒的に、トランプに投票したのだ。

皮肉にも、ソロスは、ダボスで、トランプが大統領に選出される可能性は皆無だと予言していた。だから彼は間違っていたのだ。現在、彼は現実と折り合いがつけらないように見える。たぶん、自分の一生の仕事が駄目になりつつあると彼は感じているためだ。

ブライアン・マクドナルドは、ロシアを本拠とする、アイルランド人ジャーナリスト。

本コラムの主張、見解や意見は、もっぱら筆者のものであり、必ずしもRTのそれを代表するものではない。

記事原文のurl:https://www.rt.com/op-edge/372921-soros-eu-democracy-putin-merkel/
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コメント
 
1. 2017年1月09日 12:10:39 : hKRNRNsg7U : ZKs9_WJa1ss[214]
詐欺師はまったく逆のことを言う。開かれた社会だと?へそが茶を沸かすわ。
リベラルだと?民主主義だ?人権だ?

ぜんぶウソじゃないか。

むしろそれを掲げる人間のほうがあやしく見える世の中になってしまったな。
掲げなくてもいいよ。実現してくれればそれでいい。

口だけでまったく逆の世界をつくりだす偽善者どもがこれから退場させられる。


2. 2017年1月09日 12:44:33 : Q82AFi3rQM : Taieh4XiAN4[655]
金(投資)によって政治を動かした典型人物でしょ。
金(投資)だけで自分の権力拡大を行った人物。
気持ちの悪い(人間とは思えない)異常な存在。

(投資や紙幣などの「架空財産」が利用できなくなれば消えてゆくしかない。宗教と同じく口説と紙の上の数字で世間を騙してきたわけだから。)


3. 2017年1月09日 13:55:56 : 1hFwhl5XF6 : A44FqszPm3Y[132]
今では、ソロス、キッシンジャー、ブレジンスキーのやった悪魔の所業を、世界中の人達が知っています。
https://www.youtube.com/watch?v=5T2xc0-BAz8
https://www.youtube.com/watch?v=i2hw1-EaHDM

米国のパープル革命は、1月20日までにどのようになるのでしょうか。


4. 2017年1月09日 15:42:53 : no31X615y2 : MLXvQrwDTgc[276]

 アメリカのした事は、傭兵を使って街の中を破壊する工作をした後で、反政府側には「政府軍の仕業だ」と唆し、政府・他全世界に向かってはISISの犯行声明を吹聴し、政府と反政府の双方の憎悪を掻き立てて国内を相互殺戮する混乱状態に陥れて国を疲弊させ、軍事的鎮圧・平和的介入と称してシリアを乗っ取ろうとした事である。(イラクもチェチェンもグルジアもエジプトもリビアもウクライナも同様)
 今度はトルコを標的にして来るようなので(キッシンジャーがグルジア=ジョージアに作戦指揮を伝えに行ったようだw、近場のテロリスト御用達するだろう)、今まで見てきたシリアでの工作の動きと目的を十分理解した上で、混乱に翻弄されないように注意深く工作員を特定して殲滅する必要がある。工作員は政府内(官僚・政治家・メディア・軍部)にも存在する。過激派ばかりが工作員ではない。日本国内においても同様に警戒態勢を怠らないように。
 というか、実はアフガン・イラク・シリアやトルコはロシアの南下封じ込めとイスラム諸国との分断を図る為の地政学的な西側の工作であり日本は関係ないが、今度はロシアの東進(東アジア共栄圏)を妨げる目的で一騒動起こしにかかるので十分な警戒が必要だ。西側の工作の仕方から学んだ通り、北朝鮮問題もこうした乗っ取り作戦の一環として行われるだろう。チンチンドンドン喧しくなって恐怖を煽るようになったら逆にその裏で何がなされようとしているのか分析し平静を保つように心構えが必要だ。

 阿修羅にいるとそのように分析する癖が付いてしまう。良くも悪くもw


5. 2017年1月09日 16:31:04 : no31X615y2 : MLXvQrwDTgc[279]

>>4:キッシンジャーがグルジア=ジョージアに作戦指揮を伝えに行った

間違いかも、マケインだったかなwうろ覚え


6. 2017年1月10日 20:00:07 : 2LiKY8ftgY : PTfAaIrqs6s[925]
図に乗って 驕り晒した 正体を

7. 専門外Mキャプチャ難[1] kOqW5YpPgmyDTIODg3aDYIODk@8 2017年1月12日 00:32:40 : Li0T6QOJ1E : heNnZVubcAY[1]
エリート主導の新自由主義の行き着く先はポピュリズムであり、グローバリズム支配でもあるから、ある種形を変えたナチズムと変わりはないけれど、民主主義で世界を支配した後に何がしたいの?が見えない所が失敗の原因か。
(ナチズムは武力と独裁で民衆を操り、支配領域の拡大を図ったが、新自由主義は表向きメディア、人権、差別撤廃で民衆を操ろうとした点だけは異なる。(時代背景や科学技術の進歩具合が異なるので、単純対比は難しいが後者の方が成果は明らかに大きい。(ただし、未だに当人達は完全に成功したとは考えていない。)))
後は、寿命と後継人材の育成の機会を逃したとかその辺かな。実はあるのかも?
何より世界統一言語に英語を選択した時点で、特定の地勢的要因に縛られ、その他の地域への覇権の拡大は難しくなる。(昔、ユーロ通貨のように新しい世界統一言語を生み出そうという運動はあったらしいが、そちらに注力した方が良かったのではとも思える。)
また、この暫定共通言語が人類が無意識に求める暗黙の言語選択の最適解(人類が最も使い易い言語設計解)であることが示せなければ、全人類へのグローバル化を訴えるための説得力は期待できない。
人権論や差別撤廃論も解釈や論理が安定しておらず、これについても説得性に疑問が残る。特に社会から切り捨てる人格と功利的な全体幸福基準との間で矛盾が多い。切り捨てる人格が多ければ反グローバリズムとなり、全体幸福を優先すれば罪人・迷惑・不快の定義も見直さなければならない。(地球全体の合意まで遠い価値観の相違が存在する。)
不動産事業や大規模・大量生産事業に起因する旧来の富豪とテクノロジーやヘッジファンド投資系のような新興の富豪との間で政治・宗教・文化・思想の方向性の相違が続く事には変わりないが、そこから導き出されるものは何もない。なあなあで勢力が均衡するかという程度。当人達が現役ならば見出しの崩壊とまでは行かないのでは。

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