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(回答先: トランプのアメリカ 世界はどうなる〜激震!ヨーロッパ 連鎖する不満のうねり/Nスペ 投稿者 仁王像 日時 2017 年 1 月 04 日 07:21:10)
(2017.1.1 Nスペ)
〔トランプとロシア 意外な関係〕〜〔新時代 プーチンの世界戦略〕
大越キャス「世界の警察官を引くとすると、相対的に存在感を増してくるのがロシアと中国。そのカギを握る二国について見てみましょう」
トランプ氏が大統領に選ばれた夜(2016.11.9)ロあいあ下院議会では一部の議員たちが祝杯を上げていた。ロシアはトランプ氏の勝利に沸いた。
昨12月、トランプ氏への期待がさぞや高まっているのではないかと、モスクワ大学の学生に大越キャスが聞くと、以外にも若者たちは冷静に見ていた。
女子学生1「ヒラリーさんよりマシだけど誰であっても信用はしない」
女子学生1「露米の関係がよくなるとは、あまり考えない方がいい」
プーチン大統領はかねてからの軍事戦略を(この機会をとらえて)着々と進めた。
新たな展開があったのは、ロシアの海軍基地がある中東のシリア。米大統領選の一週間後(11月15日)、ロシアは初めて空母からの空爆を実行。ロシアの軍事力を米国に誇示した。
バルト海方面でも動きがあった。ヨーロッパの国々に囲まれたロシアの飛び地カリーニングラードに、ロシア軍は核弾頭も搭載できる短距離弾道ミサイルを配備した。
トランプ氏によって変わる世界でプーチン大統領はどう動くのか。ロシアの国際政治学者ドミトリー・トレーニンに話を聞いた。
トレーニン「プーチン大統領が目指す者は、第一に国の統一を守ること。そして国際社会で大国としての地位を取り戻すことです。他の国々が経緯を払う偉大な国家になろうというのです」
かつてロシアの周囲には旧ソビエトや東ヨーロッパといった影響力が及ぶ国々があった。しかしその後これらの国々はNATOに加盟し、米国の軍事同盟に加わった。一連の軍事行動は大国ロシアの復活を視野に入れ勢力圏を守るのが狙いだという。
ロシアの国境を接する米国の同盟国リトアニアでは、今後ロシアの脅威が強まるのではないかと危機感を募らせていた。
小学から高校まで800人の生徒がいるある学校では、兵士が本物の武器を使った授業をしていた。国の防衛力を強化するため、リトアニアでは徴兵制を復活させた。かつてソビエトに併合されたリトアニアでは、トランプ政権発足後のロシアの動きを警戒し有事への備えを強化していた。
ヨナス・ジュカス中将(リトアニア軍)「われわれから見ると、プーチン大統領の行動は全く予測不可能です。ロシアの攻撃に備え、自力で国を守る準備を進めなければならないのです」
そしてアジアの大国、中国も独自の国家戦略を進めようとしている。
米大統領選の直後(11月19日)に開かれたAPECでの習近平国家主席が各国の要人を前に行ったこの演説が世界の注目を集めた。
習近平「中国が経済のグローバル化を積極的に導いていく。より世界に開かれた経済の枠組みを構築する」
イアン・ブレマー(米国際政治学者)は、この発言こそがトランプ大統領時代の世界秩序を象徴すると指摘する。
ブレマー「”アメリカ第一”のトランプ氏が悪露るなら中国が空白を埋めるであよう。中国は経済的なリーダーとして”一帯一路”の経済圏を構築し始めています」
中国からを中央アジアを抜けヨーロッパまで大陸を横断するに達する国際貨物列車。中国の国家戦略、一帯一路のシンブルである。一帯一路は、陸と海でアジアとヨーロッパをつなぐ広大な経済圏構想である。その中国と手を組もうとしているのが、ロシアのプーチン大統領である。両国が連携してユーラシア大陸に広がる巨大市場を築こうとしている。
トレーニン「ロシアは中国が旧ソビエトの国々に経済的に進出することを認めています。一方、中国はロシアが大国として地域の安全保障をリードすることを認めています。両国はお互いの利益と責任を認め合っているのです」
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