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2019年8月の関東地方の震度1以上地震の減少について
http://www.asyura2.com/17/jisin22/msg/706.html
投稿者 taked4700 日時 2019 年 9 月 04 日 14:36:06: 9XFNe/BiX575U dGFrZWQ0NzAw
 

2019年8月の関東地方の震度1以上地震の減少について

*但し書き1:
以下の記事は、次の3点に留意する必要がある。つまり、恣意的にデータが改ざんされている可能性だ。

1.2019年6月の震度1以上を計測した地震数について、日本気象協会発表のものと気象庁の震度データベースでのものとでかなり大きな差がある。日本気象協会のものは、気象庁による速報値であり、気象庁の震度データベースも気象庁からのデータだ。違いは速報値かどうかということであり、基本的には、同じデータとなる。しかし、今年6月の全国の震度1以上地震の数は、日本気象協会では164件、気象庁の震度データベースでは185件となっていて、21件、約13%も震度データベースの方が件数が多くなってしまっている。速報値で震源地が茨城県北部と分類された地震が、震度データベースでは、その隣接地域に分類される例はままあること。しかし、日本全国での地震数での増減は、震度の判定基準自体が変動していたことになり、かなり不自然なこと。

2.この8月の関東地方の最大震度が1であった地震数は8件で80%にもなっている。通常は、40〜70%の間で推移していて、80%という高率になることは非常に珍しい。関東地方の震度1以上を観測した地震数はこの8月は合計10件であり、最大震度が2以上のものは2件しかないことになる。その2件は次のもの。
2019年8月23日 20時49分ごろ 千葉県南部 4.1 2
2019年8月27日 0時13分ごろ 神奈川県西部 4.3 3
両方とも陸域地震であり、陸域地震については、広い範囲で揺れを感じるため、陸域地震で震度1以上を観測したものを、震度1未満の地震として処理することは難しい。そのため、震度2以上の地震が共に陸域地震として記録されたと考えることが出来る。
また、そもそも、この8月の地震数急減は主に海域の地震の減少であり、海域の地震であれば、震度を観測する陸域から震源が遠いため、もともと最大震度が1になる可能性が高く、最大震度が1の地震は、揺れそのものを感知することがあまりないため、海域での最大震度1の地震がかなり多く統計から外されたと見ることが出来る。

3.関東から関西までの地震数で見ると、4月については、関東での地震数減少と関東から関西までの地震数減少は同期していて、関東を除いた中部から関西での地震数も減少していたが、この8月については、関東での地震数減少があっても、中部から関西での地震数は減少していない。非常に大きな地震が来る前は、その地震が起こる震源域を含んだ地域での地震数の減少(静穏化)だけでなく、全国的に地震数減少が起こることが多く、特に当該地域に隣接した地域での地震数減少が顕著に起こることが多いため、この意味で、この8月の関東での地震数減少に人為的なものを感じざるを得ない。なお、東北地方でのこの4月及び8月の震度1以上地震の発生数の減少は起こっていない。

*但し書き2:
次のような関東地方の地盤の特殊性があるため、そういった特殊性が無い東北地方や九州に比べて、大きな地震の予測が困難であること。

関東地方の地盤の特異性:
2011年にM9の大地震が発生した東北地方や、2016年にM7地震が起こった九州地方に比べると、関東地方は次の二つの点で、特異性がある。
1.東北も九州も、1つの陸のプレートの下に、1つの海のプレートが沈み込むという1対1の関係であるのに対し、関東地方は、1つの陸のプレートの下に、太平洋プレートと言う海のプレートと、フィリピン海プレートと言う海のプレートの二つの海のプレートが沈み込むという1対2の関係にある。関東平野の下には、まずフィリピン海プレートがあり、さらにその下に太平洋プレートが沈み込んでいる。沈み込み角度で言っても、東北地方の下では、太平洋プレートがかなり浅い角度で沈み込んでいるが、関東平野の下では、フィリピン海プレートがある分だけ、太平洋プレートの沈み込み角度が急になっている。更に、房総半島の犬吠埼の東方沖に、鹿島第一海山が沈み込みかけた地点があり、そこが日本海溝と伊豆・小笠原海溝との接点になっている。伊豆・小笠原海溝から更に南側にはマリアナ海溝が続き、これらの海溝では沈み込み角度が関東平野の東方沖の海溝よりも更に急になっている。沈み込み角度が急であると、蛇紋岩が海溝部付近にできやすく、この蛇紋岩は比較的もろい岩石であるため、大きな地震を起こすほどの歪みが蓄積されにくい傾向がある。つまり、大きな揺れを伴わない滑りが発生しやすい。このような滑りをサイレント滑りと言う。関東東方沖では、東北東方沖に比べて、サイレント滑りが発生しやすいことになる。

2.太平洋プレートは東日本の東方沖で陸のプレートの下へ沈み込んでいる。しかし、犬吠埼の東方沖の鹿島第一海山よりも南側では、陸のプレートの下には沈み込みがなく、フィリピン海プレートという海のプレートの下のみに沈み込んでいる。この部分の海溝は伊豆・小笠原海溝と呼ばれていて、関東平野東方沖の日本海溝での太平洋プレートの沈み込み角度と比べてかなり急に沈み込みが起こっている。このため、関東付近の太平洋プレートは、まず、伊豆・小笠原海溝での大きな沈み込みがあり、それによって下向きに引っ張る力を受けて、大きな沈み込みを開始する可能性が高い。つまり、関東付近でのM7以上の地震は、まず、伊豆・小笠原海溝付近でのM6以上地震があり、それによる沈み込み圧力増加を受けて発生するという経過をたどる可能性が高い。このようなことは、例えば、2016年4月の熊本地震でも起こっている。つまり、中央構造線は、九州本土からより南西側の海域へ延伸していて、それがかなり浅い海溝(トラフ)を作っているが、そこで、2015年11月14日にM7の地震が発生しているからだ。薩摩半島西方沖M7.0の最大震度4の地震が起こっている。この地震を受けて、翌2016年4月に熊本地震M7が発生したと言える。(フィリピン海プレートの沈み込みで、より南西側である薩摩半島西方沖がまず沈み込み、その次に陸域である熊本地方での沈み込みが起こった。)

*****
以上の二つの但し書きを前提にして、以下の記事を読んでいただきたい。
*****

この4月や8月は、2件とも静穏期直前の地震数急増がない。

2019年になってから、関東地方の地震の起こり方にかなり大きな変調が現れるようになっています。変調とは次のことです。

1.この4月と8月に関東地方での震度1以上を計測した地震数が平常と比べると半分以下に減少したこと。

以下に、昨年2018年と今年の関東地方(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、なお、東京都は伊豆諸島と小笠原諸島を含みます。)で震度1以上を計測した地震の月別集計:

2018年
01月分:41件(陸域:16件、海域:25件)
02月分:26件(陸域:15件、海域:11件)
03月分:30件(陸域:14件、海域:16件)
04月分:24件(陸域:09件、海域:15件)
05月分:28件(陸域:18件、海域:10件)
06月分:49件(陸域:33件、海域:17件)
07月分:43件(陸域:16件、海域:27件)
08月分:29件(陸域:14件、海域:15件)
09月分:34件(陸域:13件、海域:21件)
10月分:36件(陸域:19件、海域:17件)
11月分:26件(陸域:14件、海域:12件)
12月分:33件(陸域:18件、海域:15件)
2019年
01月分:36件(陸域:21件、海域:15件)
02月分:27件(陸域:10件、海域:17件)
03月分:29件(陸域:09件、海域:20件)
04月分:13件(陸域:05件、海域:08件)
05月分:26件(陸域:13件、海域:13件)
06月分:35件(陸域:12件、海域:23件)
07月分:30件(陸域:10件、海域:20件)
08月分:10件(陸域:08件、海域:02件)

以上の平均は次のようになります。

2018年の12か月間の平均:33.25件
2019年の8か月間の平均:25.75件
2018年1月から2019年8月までの20か月間の平均:30.25件

よって、この4月は、この20か月間の平均に比べて半分以下であり、この8月は、3分の1以下となります。このような特定の地域で地震発生数が減少することは地震の静穏期と呼ばれ、大きな地震の発生前によく観察される現象です。

事実、この2011年の東北地方でのM9地震や、2016年の熊本地震M7の前に、それぞれ、次のように、東北地方や九州で震度1以上地震の減少が観察されました。

2011年3月東北地方のM9は次のような経過でした。
東北地方の震度1以上を計測した地震数の月別件数
2010年08月:31件
2010年09月:40件
2010年10月:54件
2010年11月:11件
2010年12月:14件
2011年01月:11件
2010年02月:28件

2010年11月から翌年1月までの三ヶ月間、東北地方で静穏化が発生していたことが分かります。

2016年4月熊本のM7は次のような経過でした。
九州地方の震度1以上を計測した地震数の月別件数
2016年01月:28件
2016年02月:41件
2016年03月:15件

2016年3月に前月である2月の半分以下の地震数に減少していて、3月に静穏化が起こっていたことが分かります。


*傾向として、海のプレートである太平洋プレートが陸のプレートである北アメリカプレートに沈み込んでいるが、このような構造である場合、ほぼ同じ緯度で、海溝から遠い所でまずM6からM7程度の地震が起こり、その1年程度後に海溝により近い所でマグニチュードが1程度大きな地震が起こることがある。

311前の地震としては、
311の震源からかなり北側にずれた地震として、
1993年7月に北海道南西沖地震Mj 7.8、
1994年10月に北海道東方沖地震Mj 8.2、
の二つが起こり、次に多少南側にずれた地震として、
2004年10月に中越地震Mj 6.8、
2007年7月に新潟県中越沖地震Mj 6.8、
2008年6月に岩手・宮城内陸地震Mj 7.2、
2010年11月に小笠原諸島西方沖Mj 7.1、
    12月に父島近海Mj 7.4、
の5件が起こっている。

*2018年は、9月に
2018年9月6日 3時08分ごろ 胆振地方中東部 6.7 6強(北緯42.7度)

が発生し、北海道で胆振地方中東部地震で震度7が計測されました。これは、2016年6月の北海道内浦湾の地震Mj 5.3 (Mw 5.2)(北緯41.9度)との関係で見ると、胆振地方中東部が内浦湾の東側、つまり、より日本海溝に近い位置にあり、2007年中越沖地震と2011年東北地方太平洋沖地震の関係と同じになっている。つまり、マグニチュード・震度も後の方が大きくなり、また西から東へ震源が移動している。
今後、関東地方で大きな地震が起こるとすると、より西での地震として、
2018年6月18日 7時58分ごろ 大阪府北部 5.9 6弱(北緯34.8度)
が問題となる。
内浦湾のM5.3が胆振地方中東部ではM6.7になっているため、マグニチュードは1.5程度大きくなっている。時期は、1年と3か月程度期間があいている。これをそのまま当てはめると、マグニチュードは7.4程度、時期は2019年9月ごろとなる。緯度としては、胆振地方中東部の地震が内浦湾の地震から1度程度ずれているため、同じく1度程度のずれを見込んで、北緯33.8度から35.8度程度の間である可能性が高い。これは、ほぼ八丈島から犬吠埼の間と言っていい。

更に、西側での地震として、
2019年6月18日 22時22分ごろ 山形県沖 6.8 6強
が起こっている。この地震は、震源深さがごく浅く、逆断層型の地震であり、基本的に太平洋プレートの西向き圧力増加によって起こった地震。


1.8月の地震数が減少しているが、同じく減少があった4月と比較をする。特に、全国との比較が必要。
2.この8月の減少は海域での地震減少が目立つが、実際に減少しているかの検討が必要。つまり、伊豆・小笠原での観測は島嶼部での観測であるため、現実に発生している地震が陸域での震度1以上地震として把握されていない可能性が高く、この海域での地震発生の実態をEMSCとか、F−netでのデータを見て確認する必要がある。
3.関東地方で震度1以上を観測しなかった期間がこの8月では8月初旬に8日間(7月31日から8月7日までの8日間)あるが、この4月には、そういった地震静穏期がなかった。但し、4月末の4月26日から同30日までの5日間は関東地方の震度1以上地震の発生がない。


2019年8月の関東地方の震度1以上を観測した地震の一覧:
2019年8月8日 14時10分ごろ 茨城県南部 3.3 1
2019年8月9日 15時40分ごろ 茨城県沖 3.2 1
2019年8月12日 16時39分ごろ 千葉県南東沖 3.5 1
2019年8月13日 14時47分ごろ 東京都多摩西部 2.7 1
2019年8月16日 19時06分ごろ 茨城県北部 2.7 1
2019年8月19日 19時11分ごろ 茨城県北部 3.0 1
2019年8月23日 20時49分ごろ 千葉県南部 4.1 2
2019年8月27日 0時13分ごろ 神奈川県西部 4.3 3
2019年8月27日 0時15分ごろ 神奈川県西部 2.9 1
2019年8月28日 17時35分ごろ 茨城県北部 3.4 1
*
08月分:10件(陸域:8件、海域:2件)・(震度1:8件:80%)・(M4以上:2件:20%、陸域:2件、海域:0件)・(伊豆・小笠原:0件:0%)(M4以上の震度1:0件:0%)茨城県沖:1件、茨城県南部:1件、茨城県北部:3件、千葉県東方沖:0件、(茨城県計:5件、全体に対する割合:50%)(千葉県地震:2件、全体に対する割合:20%)(千葉県陸域地震:1件、全体に対する割合:10%)

関東地方の地震予測:
過去6日間から推測する今後30日間の地震数:15件(陸域:15件、海域:00件)
過去6日間08月26日から08月31日までの実績:03件(陸域:03件、海域:00件)
*2018年12月:33件(陸域:18件、海域:15件)と比べると55%程度の減少となる。特に、海域の地震数は100%の減少となっている。

過去15日間から推測する今後30日間の地震数:10件(陸域:10件、海域:00件)
過去15日間08月17日から08月31日までの実績:5件(陸域:05件、海域:00件)
*2018年12月:33件(陸域:18件、海域:15件)比べると70%程度の減少となる。特に、海域の地震数は100%程度の減少となっている。

過去30日間08月02日から08月31日までの実績:10件(陸域:08件、海域:02件)
*2018年12月:33件(陸域:18件、海域:15件)比べると70%の減少となる。特に、海域の地震数は87%程度の減少となっている。

日本全体の地震予測:
過去6日間から推測する今後30日間の地震数:100件(陸域:55件、海域:45件、M4以上:25件、最大震度1:60件)
過去6日間08月26日から08月31日までの実績:20件(陸域:11件、海域:09件、M4以上:5件、最大震度1:12件)
2018年04月:170件(陸域:85件、海域:85件、M4以上:37件:22%、震度1:102件:60%)と比べると41%の減少となる。特に海域の地震数は47%程度の減少となっている。

過去15日間から推測する今後30日間の地震数:88件(陸域:42件、海域:46件、M4以上:30件、最大震度1:46件)
過去15日間08月17日から08月31日までの実績:44(陸域:21件、海域:23件、M4以上:15件、最大震度1:23件)
*2018年04月:170件(陸域:85件、海域:85件、M4以上:37件:22%、震度1:102件:60%)と比べると48%程度の減少となる。陸域の地震数は51%程度の減少となっている。

過去30日間08月02日から08月31日までの実績:101件(陸域:47件、海域:54件、M4以上:25件、最大震度1:65件)
*2018年04月:170件(陸域:85件、海域:85件、M4以上:37件:22%、震度1:102件:60%)比べると41%程度の減少となる。特に、陸域地震数は47%程度の減少となっている。


****************
以下は2019年4月のデータ
****************

2019年4月2日 11時32分ごろ 茨城県南部 3.3 1******************13
2019年4月3日 2時25分ごろ 茨城県北部 2.8 1*******************12
2019年4月4日 8時57分ごろ 千葉県北東部 3.1 1*********************11
2019年4月5日 17時23分ごろ 千葉県南東沖 4.4 3 ******************10
2019年4月5日 18時57分ごろ 鳥島近海 5.9 2*********************9
2019年4月8日 14時23分ごろ 千葉県東方沖 3.7 1******************8
2019年4月12日 16時31分ごろ 父島近海 5.6 1 ****************7
2019年4月13日 15時12分ごろ 千葉県東方沖 3.3 3***************6
2019年4月16日 18時47分ごろ 茨城県沖 3.9 2************5
2019年4月18日 13時41分ごろ 茨城県沖 3.6 1 **************4
*
2019年4月18日 22時52分ごろ 茨城県南部 3.1 1*************3
2019年4月22日 20時18分ごろ 栃木県南部 2.8 1*********2
2019年4月25日 2時19分ごろ 千葉県東方沖 3.9 1*******1
04月分:13件(陸域:5件、海域:08件)・(震度1:09件:69%)・(M4以上:3件:23%、陸域:0件、海域:3件)・(伊豆・小笠原:2件:15%)(M4以上の震度1:1件:8%)茨城県沖:2件、茨城県南部:2件、茨城県北部:1件、千葉県東方沖:2件、(茨城県計:5件、全体に対する割合:38%)(千葉県地震:5件、全体に対する割合:38%)(千葉県陸域地震:1件、全体に対する割合:8%)

関東地方の地震予測:
過去6日間から推測する今後30日間の地震数:05件(陸域:00件、海域:05件)
過去6日間04月25日から04月30日までの実績:01件(陸域:00件、海域:01件)
*2018年12月:33件(陸域:18件、海域:15件)と比べると85%程度の減少となる。特に、陸域の地震数は100%の減少となっている。

過去15日間から推測する今後30日間の地震数:10件(陸域:04件、海域:06件)
過去15日間04月16日から04月30日までの実績:05件(陸域:02件、海域:03件)
*2018年12月:33件(陸域:18件、海域:15件)比べると70%程度の減少となる。特に、陸域の地震数は78%程度の減少となっている。

過去30日間04月01日から04月30日までの実績:13件(陸域:05件、海域:08件)
*2018年12月:33件(陸域:18件、海域:15件)比べると61%程度の減少となる。特に、陸域の地震数は72%程度の減少となっている。

日本全体の地震予測:
過去6日間から推測する今後30日間の地震数:110件(陸域:35件、海域:75件、M4以上:30件、最大震度1:85件)
過去6日間04月25日から04月30日までの実績:22件(陸域:07件、海域:15件、M4以上:6件、最大震度1:17件)
2018年04月:170件(陸域:85件、海域:85件、M4以上:37件:22%、震度1:102件:60%)と比べると35%の減少となる。特に陸域の地震数は59%程度の減少となっている。

過去15日間から推測する今後30日間の地震数:110件(陸域:40件、海域:70件、M4以上:26件、最大震度1:82件)
過去15日間04月16日から04月30日までの実績:55(陸域:20件、海域:35件、M4以上:13件、最大震度1:41件)
*2018年04月:170件(陸域:85件、海域:85件、M4以上:37件:22%、震度1:102件:60%)と比べると35%程度の減少となる。陸域の地震数は53%程度の減少となっている。

過去30日間04月01日から04月30日までの実績:109件(陸域:43件、海域:66件、M4以上:30件、最大震度1:77件)
*2018年04月:170件(陸域:85件、海域:85件、M4以上:37件:22%、震度1:102件:60%)比べると36%程度の減少となる。特に、陸域地震数は49%程度の減少となっている。
 

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コメント
1. 2019年9月04日 14:37:02 : wYwKU7xjAw : NVJwQkk0Tm9OM0k=[2] 報告
(1)関東地方での地震の起こり方の予測:

1.現在の状況は、太平洋プレートの沈み込み圧力が強く働いているため、フィリピン海プレートの影響は無視して考えることが可能。
2.関東付近で、太平洋プレートの沈み込み圧力が強く働いている箇所は、茨城県北部から福島県のいわき沖、千葉県の霞ケ浦西方、千葉県の犬吠埼付近(房総半島南東沖を含む)、東京湾北部、成田空港付近、そして、房総半島南端付近から八丈島付近の6地域です。
3.基本的に、大きな地震は海のプレートの沈み込み圧力によって起こります。海のプレートの沈み込み圧力には2つあり、一つは、既に地下深くに沈み込んだ海のプレートの先端部がより浅い所にある海のプレートの部分を下へ引っ張り込む力です。もう一つは、まだ沈み込んでいない海のプレートが沈み込む方向へ動くことによる押す力です。日本付近は海溝に近いため、どちらかと言うと引く力がまず大きくなり、それが大きな地震の引き金を引く傾向があります。つまり、海溝付近の比較的震源深さの深い地震が起こってから、陸域付近での震源深さが10キロから30キロ程度のかなり大きな地震が起こる傾向にあります。
4.9月3日現在で過去2週間を見ると、日本付近での太平洋プレートの沈み込み境界である伊豆・小笠原海溝及びより南側のマリアナ海溝でM4以上地震の10件以上の頻発があり、関東付近でのM6以上地震の発生確率が高い状態になっています。EMSCのM4以上地震の世界の震源マップを参照してください。

(2)2011年以来の関東付近の地震の起こり方の大きな変化:

大きく見て、二つの変化があります。それは、東北での地震と比べた時に、関東での地震の割合が2018年以降急激に増えていること、そして、2019年になってから、関東での地震で見た場合に、茨城県での地震よりも千葉県の地震が増加傾向にあることです。
このほかに、特に東北地方で起こる地震の震源深さが深くなる傾向があります。

5.2016年1月からの東北地方地震と関東地方地震の比較:

東北地方の地震よりも関東地方の地震数が多い月の数を年毎に比べると、次のようになります。

2016年:2:(2/12=17%)
2017年:4:(4/12=33%)
2018年:6:(6/12=50%)
2019年:3:(3/08=38%)(8月まで)

2016年と比べて、2018年は明確に関東での地震発生数が多くなっています。2019年も、6月までなら50%であり、2018年と同様、東北と関東で比べると、6か月が関東の方が地震数が多くなっています。2019年は4月と8月に関東地方の地震数が急減しています。このような一定地方での地震数の急減は、その地方で大きな地震がかなり切迫しているときに起こる現象であり、2018年に東北から関東へ太平洋プレートの沈み込み領域が移ってきた結果、関東地方でのかなり大きな地震が切迫しつつあることを示唆しているはずです。

以下の表は、ヤフーの地震情報をもとに集計したもの。関東地方には2018年分までは静岡県の陸域地震を関東地方に含む。

===東北-関東(東北÷関東)東北よりも関東の方が地震数が大きい月は、行末に**を付けています。
2016年
01月:044-36(1.22)
02月:030-30(1.00)
03月:033-19(1.73)  *1:熊本地震の影響で関東地方も地震数減少。
04月:030-28(1.07)
05月:035-27(1.30)
06月:031-30(1.03)
07月:029-64(0.45)** *2:茨城県南部とか伊豆大島近海での多発
08月:031-32(0.97)**
09月:034-32(1.06)
10月:031-28(1.11)
11月:218-23(9.48)
12月:069-54(1.28)  *3:茨城県北部での多発
2017年
01月:049-30(1.63)
02月:034-43(0.79)**
03月:035-35(1.00)
04月:038-31(1.23)
05月:025-28(0.89)**
06月:030-48(0.63)**
07月:040-29(1.38)
08月:041-42(0.98)**
09月:085-28(3.04)
10月:037-21(1.76)
11月:039-37(1.05)
12月:034-23(1.48)
2018年
01月:030-38(0.79)**
02月:026-24(1.08)
03月:023-27(0.85)**
04月:026-23(1.13)
05月:035-25(1.40)
06月:027-46(0.59)**
07月:029-44(0.66)**
08月:040-29(1.38)
09月:023-34(0.68)**
10月:034-36(0.94)**
11月:035-24(1.46)
12月:031-31(1.00)
2019年
01月:027-31(0.87)**
02月:025-28(0.89)**
03月:029-29(1.00)
04月:032-12(2.67)
05月:021-27(0.78)**
06月:053-37(1.43)
07月:032-30(1.07)
08月:032-10(3.20)

上の一覧を見て分かるように、東北での地震数よりも関東での地震数が多くなったのは2018年6月以降で顕著です。また、その傾向がこの8月に大きく反転していることが分かります。つまり、急激に関東での地震よりも東北での地震が多くなっています。逆から言うと、この8月は急激に関東での地震が減少していることになります。

6.2016年1月からの茨城県地震と千葉県地震の比較:

茨城÷千葉の値が2.00未満の場合、その行末に**を示す。つまり、**が付いている場合は、茨城県での地震数が千葉県での地震数の2倍よりも少ないことを意味しています。

===茨城-千葉(茨城÷千葉): 
2016年
01月:20-04(5.00)
02月:19-03(6.33)
03月:11-04(2.75)
04月:13-08(1.63)**
05月:16-04(4.00)
06月:17-11(1.55)**
07月:22-10(2.20)
08月:10-11(0.91)**
09月:12-11(1.09)**
10月:09-10(0.90)**
11月:09-04(2.25)
12月:37-07(5.29)
2017年
01月:21-04(5.25)
02月:29-09(3.22)
03月:17-12(1.42)**
04月:13-08(1.63)**
05月:09-07(1.29)**
06月:11-17(0.65)**
07月:17-03(5.67)
08月:27-09(3.00)
09月:14-04(3.50)
10月:19-00(*****)
11月:21-08(2.63)
12月:12-05(2.40)
2018年
01月:16-05(3.20)
02月:14-02(7.00)
03月:13-09(1.44)**
04月:10-03(3.33)
05月:13-06(2.17)
06月:10-30(0.33)**
07月:17-21(0.81)**
08月:09-06(1.50)**
09月:17-07(2.43)
10月:16-11(1.45)**
11月:12-08(1.50)**
12月:15-04(3.75)
2019年
01月:14-08(1.75)**
02月:09-05(1.80)**
03月:13-10(1.30)**
04月:05-05(1.00)**
05月:08-07(1.14)**
06月:15-10(1.50)**
07月:06-14(0.43)**
08月:05-02(2.50)

上の一覧表を見て分かるように、千葉県での地震数が茨城県の地震数の2分の1よりも多かった月を見ると、

2016年:5ヵ月(5/12=42%)
2017年:4ヵ月(4/12=33%)
2018年:6ヵ月(6/12=50%)
2019年:7ヵ月(7/08=88%)

となっていて、この2019年に、茨城県地震と比べて千葉県地震の割合が急激に増えていることが分かります。しかも、この8月にその傾向が反転していて、この8月に大きく関東付近での地震の起こり方が変化していることになります。
また、千葉県地震が増加したのは、2018年6月以降であることが分かります。

(3)今後の見通し:

では、2018年6月の変化はどのような意味があるのでしょうか。変化は次の二つです。

1.東北地方の地震数よりも関東地方の地震数の方が有意に大きくなった。
2.茨城県の地震数よりも千葉県の地震数の方が有意に大きくなった。

2011年3月の東北地方太平洋沖地震M9発生以来、東北地方の地震が圧倒的に多発をしていたわけですが、関東地方の地震数が東北地方の地震数を上回ったというのは、311大地震で50m程度滑ったという宮城県牡鹿半島沖での太平洋プレートの沈み込みが徐々にその南北の両隣へ波及してきていて、関東地方という311大地震の震源域の南側での地震数増加となってきていると思えます。上の資料では触れていませんが、311大地震の震源域の北側でも同様な変化が起こっていると考えられ、今後、311大地震の震源域の南北の両側でかなり大きな地震が連続する可能性が高いのです。

そして、この8月に関東での地震の起こり方が大きく変化していることは、関東付近での大きな地震がかなり切迫しつつあると考えることが出来ます。

2. 2019年9月06日 02:15:00 : yL5Gzq7kkU : VmVNM0RML3doVWc=[301] 報告
寝言ですか?
3. 2019年9月08日 15:18:30 : 6vXtKtA3bg : eUphZ2V4SVVBWDY=[2] 報告
Hi net 自動処理震源マップ を見ると 明確に 房総半島沖から 伊豆小笠原諸島 付近での 微小地震の増加が 2016年2017年2018年と比べると 今年2019年は 大幅に増加していることが分かる つまり 伊豆小笠原海溝付近でのかなり大きな地震が近い将来起こる ことは確実 と言える
4. 2019年9月12日 05:05:37 : zZWW0GR6o2 : WGVKL3QwckVvUkU=[2] 報告
この手の統計的な考察はあまり意味を持たない。なぜなら統計は集団の振る舞いの記述に過ぎず、個別の振る舞いを決定づけるものではないから。

結局、『日本全国どこかでかなり大きな地震が近い将来起こることは確実と言える(どこで起きるか知らんけど)』と言っているにすぎない。

5. 2019年9月14日 12:40:37 : 9P7FMStz0c : cWwuV1VLUk1PNTY=[1] 報告
昨日から本日にかけて関東地方で震度1以上を記録する地震が急激に増えています
比較的注意をすべき時だと思います
6. 2019年9月14日 12:53:47 : 9P7FMStz0c : cWwuV1VLUk1PNTY=[2] 報告
上の04さんの

この手の統計的な考察はあまり意味を持たない。なぜなら統計は集団の振る舞いの記述に過ぎず、個別の振る舞いを決定づけるものではないから。

のコメントは 間違いです

なぜなら 上の統計は 関東地方の地震の起こり方について 述べたものであり
結果的にかなり 狭い範囲の 地震の起こり方 の変調を 述べたもの
よって関東付近でのかなり大きな地震が相当程度に切迫していることは明らか

04さんの 書かれていることが 正しい ためには 集団とその要素が包摂関係になっている必要がある
しかし

結局、『日本全国どこかでかなり大きな地震が近い将来起こることは確実と言える(どこで起きるか知らんけど)』と言っているにすぎない。

としていて 関東と全国という食い違いを 起こしている 点が大きな間違い

7. 2019年9月15日 05:42:12 : zZWW0GR6o2 : WGVKL3QwckVvUkU=[3] 報告
04は統計的手法から次の事象を予測することの是非を述べたに過ぎず、統計的手法を用いて結論導き出したのではないので、『包摂関係』云々と言われても困ります。(結論部分の是非はともかく)
8. 2019年9月20日 18:42:09 : yOY5N9slHw : Tk1OVmxrYXExWEU=[2] 報告
記事投稿者です。
次のただし書1については 自分の考えすぎであったことがわかりましたので撤回をします。

但し書き1:
以下の記事は、次の3点に留意する必要がある。つまり、恣意的にデータが改ざんされている可能性だ。

撤回の理由は、桜島の噴火回数の減少と関東地方の地震数の減少が同期をしてることが分かったからです。

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