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相次ぐ噴火で火山灰蓄積…“災害級”冷夏の到来を専門家が指摘
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/245893
2019/01/22 日刊ゲンダイ
噴煙は6000メートル(17日の口永良部島の噴火)/(C)共同通信社
昨年の猛暑から一転、今年は「災害級冷夏」が到来――。日本列島の南西にあるフィリピン海プレートの動きが活発化し、南海トラフ地震が心配されているが、プレートが動くと火山の噴火も引き起こす。17日の鹿児島・口永良部島の爆発的噴火もフィリピン海プレートが地下のマグマを押し出したものだ。噴煙は最大6000メートルで済んだが、世界各国では1万メートルを超えるレベルが頻発。これが厄介なのだ。立命館大教授の高橋学氏(災害リスクマネジメント)が言う。
「大規模噴火で噴煙が1万メートルを超えると成層圏に達するので、地上に落ちず、成層圏に灰が滞留します。灰の蓄積で太陽光が遮られると、地球への日射が減り、冷害をもたらすのです。噴火後の冷害や飢饉は過去に何度も経験しています」
江戸中期の「天明の大飢饉」は、相次いで噴火した岩木山や浅間山の火山灰がひとつの要因だ。日射量を低下させ、農作物に壊滅的被害をもたらした。
1991年6月には、フィリピン・ピナツボ火山が20世紀最大級の大噴火。その後も噴火を繰り返し、成層圏に灰を提供し続けた。結果、地球規模で太陽光が減少した。日本では93年夏の気温が平年より2〜3度低くなる冷夏が襲い、米は大凶作。国産米は入手困難になり、タイなどから緊急輸入する非常事態となった。「平成の米騒動」である。
実は今、成層圏に灰がたまりつつあるという。「3年前からロシア・カムチャツカ半島のシベルチ山など同国内の複数の火山で、噴煙が1万メートルを超える噴火が繰り返し起きています。最近でも、昨年末のシベルチ山の噴火は、噴煙が1万1000メートルに到達。現在、上空付近を通る飛行機には最高レベルの警報が出されているほどです。昨年末、大津波を発生させたインドネシア・クラカタウ山の噴火も、噴煙は1万メートルを超えました。これまでに蓄積している灰に加えて、これらの大規模噴火の噴煙が合わさって、現在、成層圏はかなり“灰リッチ”な状態になっているのです。その影響で今年、世界的な冷夏になることも十分考えられます」(高橋学氏)
昨年の災害級猛暑の経験から、思わず冷夏を歓迎したくなるが、とんでもない。夏は暑くなければ、景気は盛り上がらないし、93年のように大凶作で、新元号早々、「○○の米騒動」なんてことにもなりかねない。増税直前の災害級冷夏は消費税を吹き飛ばすかもしれない。
どこかで火山が噴火したら、噴煙の高さは要注目だ。
【暮らし】相次ぐ噴火で火山灰蓄積…“災害級”冷夏の到来を専門家が指摘 https://t.co/BHARO4rtJu #日刊ゲンダイDIGITAL
— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) 2019年1月21日
これだけを考慮しても氷河期が訪れると言う学説・予言は、確実に実現するでしょうね・・・!(@_@) https://t.co/LRmbCQKK0l
— きくちゃん (@kikuchan555) 2019年1月21日
★【災害級冷夏】が到来――。日本列島の南西にあるフィリピン海プレートの動きが活発化し、【南海トラフ地震】が心配されているが、プレートが動くと【火山の噴火】も引き起こす可能性も・・・
— EarthQuake.Wor↯ (@w_earthquake) 2019年1月22日
相次ぐ噴火で火山灰蓄積…“災害級”冷夏の到来を専門家が指摘https://t.co/Z2mSshDNiw @YahooNewsTopics
もしかしたら冷夏が始まるかもしれない。相次ぐ火山噴火で成層圏に灰が溜まって来ており、気温が数度下がっても不思議ではないという。猛暑一段落ではない。農業などに深刻な影響もありうる。https://t.co/Zq3DP8y20W
— Y.Shimizu (@Saisyoh) 2019年1月22日
噴煙で冷害⁈
— うさみ正記 (@usami_masaki) 2019年1月22日
歴史で出て来た話を現代に体験する!
(シェア元のコメント)
世界各国で1万メートルを超える大規模噴火が頻発しているため、火山灰が成層圏に滞留、蓄積し太陽光が遮られることにより、今年は「災害級冷夏」になると専門家は指摘します。 https://t.co/G7PfkWI4zn
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