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「霧島連山「硫黄山」小規模噴火のおそれ 警戒レベル2へ引き上げ 宮崎県」の記事は一面的
以下の記事は一面的です。
311大地震が発生して、太平洋プレートが東日本の陸域の地下へ600年以上ぶりに沈み込みを再開したため、太平洋プレートからの西向き圧力が強く日本列島の陸の地殻へかかるようになってきているのです。そのために2010年ごろから桜島や新燃岳などの噴火が活発化し、2014年の御嶽山の水蒸気噴火も今年の本白根山の水蒸気噴火も起こっています。
えびの高原の硫黄山での小規模な水蒸気噴火があることは確実ですが、その事実だけでなく、その背後にあってそういった変化をも取らしているもの、つまり、太平洋プレートからの西向き圧力増加のことを書かないと、今後起こる大きな災害への準備が出来ません。
まず、太平洋プレートが東日本の陸域の地下で大きく沈み込みをするため、富士山や浅間山である程度大きな噴火が起こります。更に、東京湾北部などでM7以上の地震が起こります。
その後、フィリピン海プレートの沈み込みも以前から見て活発化するはずで、東海地震から東南海地震や南海地震が起こっていきます。これらが起こるときに、内陸でM7程度の地震が中部地方から九州までで何回も起こるはずです。
こういった地震や噴火は明らかにマイナスですが、プラスの面もあります。
それは地熱が増加することです。プレートが沈み込みを活発化するため、関東でも群馬県や神奈川県などの温泉地で地熱が高くなり、地熱発電に今まであまり不向きであった地域でもかなりの規模の発電が可能になります。
えびの高原では1970年代以降、湯煙の減少などが問題化し、地熱発電所が出来たからではないかなどと言われていましたが、今回の湯煙復活から、単にプレートの沈み込みが1950年代から見て抑制されていたからだということがハッキリしたはずです。
1944年の東南海地震、1946年の南海地震と九州付近では大きな地震発生の影響を受けてプレートの動きが1950年代はかなり活発であったのです。そもそも、桜島の対象大噴火が1914年であり、あのころから1960年程度まではフィリピン海プレートの沈み込みがある程度活発な状態であり、それが地熱の豊富さを裏付けていたわけです。
地熱発電を大規模に開始しないと、首都直下地震発生によって、日本は経済破たんし、日本全国が社会の不安定化を経験することになると思います。
マスコミは、今後の災害を予測して、地熱開発の重要性を報道するべきです。
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/3/23853.html?utm_source=hazardlab&utm_medium=email&utm_campaign=mailmag
霧島連山「硫黄山」小規模噴火のおそれ 警戒レベル2へ引き上げ 宮崎県
2018年02月20日 12時10分
宮崎県のえびの高原硫黄山周辺ではきのう(19日)からきょうまでに火山性地震が急増しているとして、気象庁は午前11時40分、噴火警戒レベルを「2」の「火口周辺規制」に引き上げた。今後、小規模な噴火が発生するおそれがあるという。
新燃岳の北西に位置するえびの高原硫黄山では、19日から微小な地震を含む火山性地震が増加しており、きのうは17回、きょうは11時までに18回観測されている。
硫黄山では、今月15日以降、浅いところを震源とする低周波地震がときどき発生しているほか、西側斜面の湧き水からは昨年11月以降、高温の火山ガスを由来とする成分が増加しているという。
鹿児島地方気象台によると、えびの高原周辺では活発な噴気活動や地表の高温域が広がっているとして、「火山活動の高まりにより、小規模な噴火が発生するおそれがある」とみている。
えびの高原の硫黄山から約1キロ範囲では、噴火に伴って弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒するとともに、風下側では火山灰や小さな噴石へ注意してほしい。
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