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5日、中国メディア・観察者網によると、中国中央テレビの番組に出演した中国高速鉄道車両のチーフエンジニアが、「『日本人が教えてくれたから』と言った者には始末書を書かせる」とのエピソードを披露した。写真は復興号。
中国高速鉄道のチーフエンジニア「『日本人が教えてくれたから』と言った者には始末書を書かせる」―中国メディア
http://www.recordchina.co.jp/b567094-s0-c20.html
2018年2月6日(火) 17時20分
2018年2月5日、中国メディア・観察者網によると、中国中央テレビ(CCTV)の番組に出演した中国高速鉄道車両のチーフエンジニアが、「『日本人が教えてくれたから』と言った者には始末書を書かせる」とのエピソードを披露した。
「復興号」などの中国高速鉄道列車の研究製造に携わった中車四方のチーフエンジニアの女性・梁建英(リアン・ジエンイン)氏が先日CCTVの番組に出演し、急速な発展を遂げた中国高速鉄道の舞台裏について語った。
高速鉄道の技術を外国から導入し始めた当初、中国の技術者が問題に直面するたびに、外国のエンジニアが「こうすべき」と指導するのだが、「こうすべき」理由については秘密にされた。そこで梁氏は「巨人の肩の居心地が悪いのなら、自分が巨人にならなければ」と痛切に感じたという。そして、中国の技術者たちは大量の実験や実証を通じて外国から取り入れた車両を現地に適応させるという課題の解決に導いたという。
さらに、外国から技術を学ぶ段階を終えて自主開発の段階に入ると、梁氏は「どうしてそのようにして解決するのかと質問した時に、『前に日本人がそのように教えてくれたから』と言われた。そこで、『今後私に前に誰かがそのように教えたからという話をした者には始末書を書かせる』と叱った」という。
梁氏はその理由について「設計師として他人の考えによって凝り固まってしまってはいけないと思っているから。設計師には一定の継承性が求められるという点は尊重するが、変えていくことも必要。技術全体が発展してこそ、われわれの業界には活力が生まれる」と語っている。
梁氏は、訪れた場所で必ず現地のレール交通を体験してみる習慣があるという。出張でスイスに行った際にはチューリッヒからジュネーブまで列車で移動したというが、美しい車窓風景とは裏腹に車内がひどく揺れて酔ってしまったとのこと。そこで、中国の高速鉄道は必ずみんなが快適に乗れるようにしようという思いに至ったことを明かしている。(翻訳・編集/川尻)
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