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メガバンク就活 東大、慶応大生にとっては“滑り止め”?
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180118-00000008-sasahi-life
AERA 2018年1月22日号より抜粋
2018年卒生の就職希望企業ランキング(AERA 2017年1月22日号より)
過去10年の東大学部卒業者の就職先ランキング(AERA 2017年1月22日号より)
従来のビジネスモデルでは、銀行は生き残っていけない。そう騒がれるが、就職先としては相変わらず人気だ。一体なぜ?
銀行の人気ぶりを示すデータをいくつか紹介しよう。ディスコが運営する就活サイト「キャリタス就活」が2018年卒の学生を対象に行った、就職希望企業のトップ10では、みずほフィナンシャルグループ、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行がトップ5に入っている。
東京大学新聞が毎年7月に出す「就職特集号」からのデータ。こちらは「人気」ではなく、東大の学部を卒業した学生が多く就職した企業のトップ3。直近の16年度は、メガバンクが独占。過去10年分を見てもメガバンクの上位は不動で、実際に就職した学部卒生は累計600人を超えている。
これは東大だけではなく、いわゆる上位校に共通して見られる傾向だ。例えば16年度、早稲田大学の就職先トップはみずほ。2位が三菱東京UFJ、三井住友は6位。慶應義塾大学でも1位はみずほで、三菱東京UFJと三井住友が3位、4位と続いた。
かつて銀行が放っていた輝きはバブル崩壊とともに失われ、ここ数年は低金利政策によって収益が悪化。ドラマ「半沢直樹」でも銀行内のドロドロの派閥争いが描かれたりと、なんだかずっと冴えないイメージなのに、就職先としての銀行がこんなに人気なのはなぜか。どうして、特に上位校の学生の多くが銀行に就職するのか。採用コンサルタントの谷出正直さんの説明はこうだ。
メガバンクは新卒の採用数が1千人規模と他業界に比べて桁外れに多い。認知度も高く、親世代からの「安定・高給」のイメージはやはり健在で、人気ランキングでは上位になる。偏差値の高い大学の学生は、受験で勝ち上がってきた自信とプライドがあるので、人気があると受けたくなる。
かくして採用数のパイが大きい中で、上位校の学生がたくさんメガバンクを受けるとどうなるか。例えば早大の学生が2千人、中堅校の学生が100人受けたとする。仮に内定率が同じ5%だとしても、早大は100人、中堅校は5人。結果、上位校の学生が銀行に殺到しているかのように見えるわけだ。
上位校の学生が銀行を受ける理由はさまざまだ。意識が高い分、「社会全体に対するインパクトが大きく、その一端を担えるということにやりがいを感じる」(国際基督教大学3年男子)、「他の業界に比べて、経験できる業務の幅が広く、成長できる」(メガバンクに就職が決まった神戸大学4年男子)といった答えも多い。
もちろん、先に触れたとおり、安定感や給与の高さが魅力であるのは言うまでもない。大規模なリストラ計画が出ても「メガバンクが、私が生きている間につぶれることはないと思う」(銀行志望の同志社大学3年女子)。メガバンクに就職予定の同大4年の男子学生は、「下宿しながら大学に通い、お金のかかる部活に没頭できたのも、銀行員の父が年収1千万円を超えているからこそ。自分もこの生活レベルは維持したいので、収入は重視した」と話す。
しかし、メガバンクを受ける学生には「とりあえず」派が多いのも事実のようだ。東大法学部3年で現在就活中の男子学生は言う。「特にこれになりたいという職業はないので、とりあえず銀行かなと」。高校時代、「とりあえず東大」と考えたのと同じ感覚だという。
「メガバンクに入るのは、東大法学部に入るよりはラクそうだし、サークルの先輩もたくさん行ってるので、似たような人が多くてなじみやすい」
とも言う。
最終的にはメーカーに就職することになった慶大4年の女子学生も「とりあえず」三井住友銀行を受けて内定をもらった。周りの学生もほとんどメガバンクにES(エントリーシート)を出しており、各業界のトップ企業ばかりを受ける学生にとって、「メガバンクは『滑り止め・押さえという位置づけ』」だという。(編集部・石臥薫子)
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