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賢い銀行選びの“5つの視点” 優位性高いネット銀行にも注目
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180116-00000057-sasahi-soci
AERA 2018年1月22日号より抜粋
目的に応じて選ぶコツ6カ条(AERA 2017年1月22日号より)
銀行のサービスは、たしかに横並びが多い。とはいえ、まったく同じではない。労力を惜しまずに比較検討をしたほうがトクをする。では、どうすればいいのか。ネット銀行を視野に入れるのもひとつの手だ。
いまから約25年前の1993年4月に筆者は新卒で山一証券に入社した。まさか5年足らずで自主廃業になるとは思わなかった。最初に配属された難波支店で、給与の振り込みに同じ芙蓉グループの富士銀行(現みずほ銀行)で口座を開いた。
その後、再就職したファイナンシャルプランナーの会社のメインバンクがあさひ銀行(現りそな銀行、埼玉りそな銀行)だったので、そこで口座を開く。そして独立し、会社をつくる際にメインバンクを三菱東京UFJ銀行にした。子どものころから自己紹介の際に「三菱の菱に田んぼの田」と言い続けていたので親近感があったのと、メガバンクの知名度と信用度にあやかろうと思ったからである。
比較的多くの人が、初めて銀行口座を開くきっかけというのは、もらったお年玉を預けることだったり、筆者と同じように就職先やアルバイト先の給与振込のためだったり、銀行勤めの知り合いに頼まれたりといった感じではなかっただろうか。
もちろん、それがダメなわけではない。しかし、2000年、01年に立て続けに設立されたネット銀行(ジャパンネット銀行、アイワイバンク銀行<現セブン銀行>、ソニー銀行、イーバンク銀行<現楽天銀行>など)の台頭によって、それまでは商品・サービスの違いがほとんどなかった銀行業界が少しずつ変わっていったのである。
現在でも、メガバンクや大手地方銀行の商品やサービスは、それほど大きな違いがあるとは言えない。しかし、ネット銀行をはじめ、一部では優位性の高い独自のサービスを展開している。これからは、銀行をどう選ぶかによって受けるメリットが大きく違ってくる可能性もあるのだ。常に銀行を比較検討する目を持つべきだろう。
では、どのように銀行を選べばいいのか。結論から言ってしまえば、用途によって使い分けるのが賢い利用法だ。五つのパターンが考えられる。
(1)定期預金をしたいなら、金利の少しでも高いところや、自分がよく利用しているポイントがたまるところ。
(2)給与や年金の受け取り、公共料金やクレジットカードの支払いなどの決済用に使いたいなら、ATMの利便性が高く、手数料が安いところ。
(3)住宅ローンを利用したいなら、金利や、手数料を含めたトータルのコスト負担が軽いところ。
(4)資産運用をしたいなら、投資信託などの商品の品ぞろえが豊富なところ。ただし、商品数の多さよりもコスト負担の軽さを重視すべきだ。
(5)NISA(少額投資非課税制度)、今年からスタートしたつみたてNISA、昨年から対象者が拡大したiDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)を利用したいなら、重視すべきはコスト負担の軽さ。イデコについては運用終了まで使い続ける加入者向けウェブサービスの利用しやすさなども確認すべきだろう。
これらのすべてのニーズに完璧に応えてくれるスーパーバンクがあるなら、その銀行とだけ取引をすればいいわけだが、残念ながら存在しない。銀行を賢く利用するには使い分けが重要になってくる。
やはり、メガバンクをはじめとする既存の店舗型銀行だけでなく、地方銀行などの地域金融機関、インターネット専業で基本的に店舗を持たないネット銀行の商品やサービスを冷静に比べてみると、ネット銀行の優位性が際立っていると言える。
特に、利用者にとって重要な金利や手数料の面で頑張っているネット銀行が多い。店舗を持たないことで人件費などを抑え、商品やサービスの内容向上に充てられるのは大きい。ポイントのたまるサービスが魅力的に感じる人もいるだろう。
ちなみに、各種ポイントサービスは、企業が利用者をつなぎとめておく戦略として行われているものである。商品やサービスの価格を、買ったり提供を受けたりした時点では割り引かない代わりにポイントをつける。そして次回の利用時に割り引きできると感じさせる。だがポイントに利息はつかない。しかも、その企業が破綻したときにはポイントは消滅する可能性が高いだろう。だとすると、ポイントはためないほうが賢いケースがあることも知っておくとよい。
とはいえ、現在ネット銀行の口座を持っていない人は、普段の利用シーンを思い浮かべながら、どこならメリットを多く受けられそうかを考えて、まずは口座を開いてみてほしい。
使い勝手は、実際に利用してみないとわからない。当初思っていたよりもメリットを感じない場合もあるだろうし、逆に、予想以上にメリットがあるかもしれない。とにかく、複数のネット銀行を利用してみるべきだ。
よく、店舗や通帳がないことなどを心配する人もいるが、個人の銀行取引は一般的に、そのほとんどがATMさえあれば事足りるはずだ。疑問や質問はコールセンターなどに聞けばいい。通帳も、ネット上で確認できれば問題ないだろう。(ファイナンシャルプランナー・菱田雅生)
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