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再建めざす商工中金 完全民営化なら行き詰まる可能性大
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/221325
2018年1月17日 日刊ゲンダイ
困っている中小企業には貸せなくなる(C)日刊ゲンダイ
国の「危機対応融資」を悪用し、不正融資を繰り返してきた商工中金が再建の方針を固めた。新社長にプリンスホテルの関根正裕常務を内定。完全民営化を目指し、4年後に結論を出すとしている。
すると、多くのメディアは「先送りだ」「すみやかな完全民営化を」と猛反発。世論にもそんなムードが蔓延しているが、冷静に考えた方がいい。本当に完全民営化なら、商工中金が行き詰まるのは目に見えている。
今後、不正の温床になった危機対応業務を大幅に縮小し、中小企業の成長を支える金融機関として生まれ変わるというが、金融関係者が言う。
「当然ですが、民間は利益を上げ、事業を継続することを最優先に考えます。完全民営化になれば商工中金は、回収可能な事業者に融資をすることになる。困っている中小企業には貸せなくなる。もし貸せば、不良債権化のリスクが高い。信用のない事業者に貸して、しっかり回収するというのは超難しい融資です。これまでも多くの金融機関が知恵を絞ってもできないのですから、商工中金にできるわけがないでしょう」
世界銀行の「ビジネス環境の現状2018」によると、日本の事業資金調達のしやすさを表す「資金調達」は190カ国・地域中77位。日銀が異次元の量的・質的緩和を4年以上も続け、お金をジャブジャブにしているのに、だ。それは金融機関に、担保やブランドがないと貸さない体質が染みついているからだが、不良債権を避けたい民間金融機関の安全志向も理解できる。
そこで、民間では貸せない本当に困っている事業者に、政府系が融資する――これが商工中金のアイデンティティーだったはずだ。
「商工中金の問題は、国の制度を利用した不正融資と安倍政権が復活させたトップの天下りです。問題視するあまり完全民営化してしまうと、商工中金の本来の役割までを否定してしまうことになります。そうすると、困るのは、民間から貸してもらえない中小企業ですよ」(前出の金融関係者)
不正融資を猛省し、二度と天下りの引き受け機関にならないことが、再建のキモなはず。完全民営化なら、即、潰した方がいい。
金融関係者「商工中金の問題は、国の制度を利用した不正融資と安倍政権が復活させたトップの天下り…完全民営化してしまうと、商工中金の本来の役割までを否定…困るのは、民間から貸してもらえない中小企業」
— ⛵️motty⛵️ (@novtnerico) 2018年1月17日
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