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同じ収入でも老後不安に陥る人とそうでない人の違い
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180101-00000002-moneypost-bus_all
マネーポストWEB 1/1(月) 16:00配信
同じ収入でも老後不安に陥る人とそうでない人がいる
年金の受給開始年齢引き上げ議論が本格化しつつあるなか、老後不安の解消に向けて効果的なのが「老後の生活費をいかに抑えるか」だろう。ところが、「実際には収入の上昇に伴って生活レベルを引き上げてきた家計が、生活費を下げることは難しい」と指摘するのは、ファイナンシャルプランナーの藤川太氏(家計の見直し相談センター)だ。以下、藤川氏が解説する。
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現役時代にバリバリ働いて収入を増やしてきた人の中には、自宅や車などに惜しみなくお金をつぎ込んで生活レベルを上げてきた人も少なくないでしょう。「自分の稼ぎだから文句をいわれる筋合いはない」という理屈はわかるのですが、そうした人はいざ、生活レベルを下げようとしてもなかなかうまくいかないでしょう。
その一方で、いくら懐が潤っても若い頃からの生活レベルを引き上げないで、他人にいわせれば「ケチな生活」を送ってきた人がいるのも事実です。特に毎月かかってくる「固定費」を抑えてきた人は、しっかりとお金を貯められる人が多く、年金生活となり収入が激減しても老後不安とは距離を置ける可能性が高まります。
したがって、現役世代が来る老後に向けて意識すべきことは、収入の上昇と生活レベルの向上を比例させてはならないということです。それをいまのうちから心がけておく。
節約というと、日々の食費を抑えるとか、外食や旅行の機会を減らすといったことに目が向きがちですが、そのような「やりくり費(変動費)」は削るのは簡単でも効果は一時的です。またいつまでも我慢し続けるには限界もあるでしょう。
それよりも月々決まって支払わなくてはならない「固定費」こそ見直す余地があります。まず生涯で最も大きな出費となる自宅。住宅ローンの見直しはもちろん、どうしても老後不安がつきまとうという方は、過分にいい家に住んでいないかどうかを考える。そのうえで場合によっては思い切って手放して転居するという手もあります。最近は見直す余地が減りつつありますが、保険の見直しもまだ一度も行なっていない人には効果的でしょう。
それから自動車。子どもが独立などした世帯では本当にいままでの大きさの車が必要かどうか検討してみる。燃料代や維持費がかかりますから、ほとんど夫婦2人でしか乗らないようならダウングレードも考えてみる。あまり使わないようなら手放す選択肢もあると思います。
あるいは子どもの教育費も、もはや“聖域”ではありません。子どもの将来を真剣に考えて、それに見合った教育費になっているかを見直す。ただお金をつぎ込めば子どもは立派に成長するわけでもなく、本当に必要な塾なのか、中学から大学まですべて私立に通わせる必要があるのかなど、見直すポイントはいくつもあると思います。
この先、悠々自適な老後はどんどん幻想になっていくでしょう。特に60歳以降はどうしても現役時代より収入は減りますから、その時に備えておかないといけません。ましてやそこからの人生は思ったよりも長いものです。
老後の生活費についていまのうちから取り組んでおいて早すぎることは決してありません。なかでも固定費を削ることはなにかと手間がかかりそうですが、いったん減らしてしまえば、その効果は長続きします。一見、減らしにくいものから削って、なるべく増やさないように心がける。それが老後不安の解消に近づける大きな一歩につながるはずです。
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