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いつのまにか専業主婦が「負け犬」になっていた
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171228-00000002-moneypost-bus_all
マネーポストWEB 12/28(木) 15:00配信
専業主婦は「負け犬」?(画像はイメージ)
「これまでの私の本の中でも一番反響が大きい」──こう語るのは、ベストセラー『言ってはいけない 残酷すぎる真実』をはじめ数多くの著書を世に送り出し、注目を集めてきた作家・橘玲氏だ。
橘氏が予想外の反響の大きさに驚いているのは、新刊『専業主婦は2億円損をする』についてである。同書の中で橘氏は、専業主婦モデル(専業主婦だけでなく、妻を専業主婦にしている夫も)がいかに不利な選択かを多くのデータに基づいて検証し、解説している。もっとも議論を呼んだのは、専業主婦は生涯稼げるはずの「2億円」をドブに捨てている、とインパクトのある数字を挙げたことだろう。
「私自身、専業主婦を批判するつもりはありませんが、かといって専業主婦から恨まれて困ることもありません。ただ、これほどの反響を呼ぶとは……。日本で専業主婦批判が“タブー”といわれる理由がわかった気がします」
同書が発売されて以来、ネットを中心に専業主婦のあり方に関して、多くの意見が寄せられている。「共働きがそんなに偉いのか?」「子育てはおざなりにされてもいいのか?」「好きで専業主婦をやっているわけじゃない!」……。こうした反響を受け、橘氏は「いまの専業主婦は、自分が幸せではないことに気づいているのでは」と分析する。
「日本ではいまだに『男は外で働き、女は家を守る』という“分業”が主流で、働く女性10人のうち結婚を機に退職するのが3人、出産を機に退職するのが3人と計6人が専業主婦になる。でも、それで幸せかというと話は別なんですね。
なんとか専業主婦という生き方を肯定しようとする意見の多さに、いかに専業主婦が自信を失い、そのアイデンティティが揺らいでいるかが象徴されている気がします」
かつてエッセイストの酒井順子さんが著書『負け犬の遠吠え』で30代以上の結婚も出産もできない女性を「負け犬」と定義づけ、「負け犬論争」が高まったが、「いまやその構図はまったく逆となり、専業主婦の“負け犬化”が進んでいるのでは」と橘氏。そうだとすれば、負け犬のままでいていいはずもない。橘氏はこんなエールを送る。
「日本は男女格差を示すジェンダーギャップ指数が世界114位と最低レベルなのですから、子育てしながら働こうとする女性がさまざまな場面で理不尽だと感じるのは当然だと思います。しかし、だからといって仕事を辞めて専業主婦になっても、問題は解決しないばかりか状況はますます悪化します。
当たり前の話ですが、働かなければお金は手に入りません。たとえ年収200万円だとしても、10年で2000万円、30歳から60歳まで30年働けば6000万円です。これだけのお金があるかどうかで、老後の人生はまったくちがってきます。もちろん、これからますます人手不足が深刻化するのですから、優秀な女性ならどんどん収入も増えていくでしょう。
子育てがハンディキャップにならない社会を実現するために『世の中が間違っている』と声をあげるのは大事ですが、残念なことに世の中はそうかんたんには変わりません。だからこそ、社会が間違っていることを前提として、『どうすれば自分が幸せになれるか』をもっと考えてほしいと思います」
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