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米誌「フォーチュン」のウェブサイトは6日、「なぜシリコンバレーは中国を軽視してはいけないのか」という記事を掲載した。写真は、微信などの決済サービス利用可を示す案内板。
成長著しい中国の科学技術、今後3年でどんな奇跡を作りだすのか―米誌
http://www.recordchina.co.jp/b228358-s12-c20.html
2017年12月11日(月) 9時0分
米誌「フォーチュン」のウェブサイトは6日、「なぜシリコンバレーは中国を軽視してはいけないのか」という記事を掲載した。2014年、当時の中国は西洋の製品をコピーするばかりの国だとされていたが、今は中国の科学技術企業はすでに一部の核心的な分野においてイノベーション型のリーダーになり、世界に進出するような大きな志を持っている。一方、シリコンバレーは視野が狭い上に、過度の自信でこの点をまだ自覚していない状況だ。環球時報が8日付で伝えた。
現在、中国製造の発明は全世界に輸出されつつある。欧米の若者に人気の高いビデオソーシャルネットアプリ「Musical.Ly」がその一例である。このアプリは上海にある中国企業によって米国の青少年に向けて開発されたものである。先月、この若いベンチャー企業は10億ドルの価格で買収された。
また、モバイルシステムとモバイル決済の分野においても、中国は米国の一歩先にある。その原因には中国は固定電話の段階を飛ばして直接携帯電話の段階に入ったことが挙げられる。現在、微信(Wechat)の決済機能を利用するアクティブユーザーは6億人余りで、アップルペイのユーザーをはるかに超えている。40歳以下の中国人はほぼ毎日微信を使っており、携帯電話だけ持って出かけるケースもよく見られる。
ところが、微信は米国では名高いにもかかわらず、小売業や人工知能(AI)における中国のイノベーション成果は米国人によく知られていない。2017年にアマゾンがオーガニックフードスーパーのM&A(合併・買収)を発表する前に、アリババはすでに合併・買収によって実店舗分野に進出する道を歩み始めたのである。
それに、中国の科学技術大手は次々と外国企業や株の所有権を買収している。結果の一つとして、中国語が話せる技術者の競争が一層激しくなったことがある。例えば、百度をはじめとする中国企業は米国のトップ大学の人材を集め、シリコンバレーにAI研究室を設立した。また、人材に対して、中国の大手科学技術企業と新しく起業したユニコーン企業(時価総額10億ドル以上の未上場新興企業)は、言語力や仕事経歴などの「ハードパワー」より、適応力や柔軟性、潜在力といった「ソフトパワー」をさらに重要視している。
中国はわずか3年間でコピーの国から革新のリーダーとなった。これからの3年間、またどのような変化が起きるのだろうか。(提供/環球網・編集/インナ)
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