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<検査不正>国交省で6度も頭を下げた日産社長の“失態”
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171124-00000010-mai-bus_all
毎日新聞 11/24(金) 9:30配信
無資格検査問題について国土交通省に報告書を提出する日産自動車の西川広人社長(右から2人目)=2017年11月17日、今沢真撮影
車の無資格検査が発覚し、対応に追われた日産自動車。問題発覚から49日目にあたる11月17日、“最終報告”と位置づけた報告書を国土交通省に提出した。その際、どういうやりとりがなされたか、詳しく報告する。【毎日新聞経済プレミア】
東京・霞が関の官庁街。国会議事堂を望む一角に国交省の入る中央合同庁舎3号館がある。17日金曜日の午後2時半。庁舎8階にある自動車局の一室で、70人を超す報道関係者が待ち構えていた。
最初に奥田哲也・自動車局長が入室し、時間ちょうどに日産自動車の西川(さいかわ)広人社長が入ってきた。西川社長は奥田局長に「大変大きなご迷惑をおかけして誠に申し訳ございません」と深々と頭を下げ、9月29日の発覚以来、大きな波紋を広げてきた無資格検査の報告書を手渡した。
奥田局長は報告書を手にしたまま、問題発覚以降の経緯を振り返り、「(日産は)ただちに(無資格検査を)是正されたということでしたが、そうなっていなかったことが発覚しました。また、検査員の社内試験においても問題があったことがわかり、驚きを禁じえません」と述べた。
さらに、「こうした事態は日産自動車の信頼を傷つけるのみならず、国の型式指定の信頼性を揺るがしかねないゆゆしき事態で、極めて遺憾であります」「日産自動車はこの事態を猛省していただいて、国民の信頼を取り戻すように対応してもらいたい」と西川社長を厳しく叱責したのである。
◇10分足らずの短いセレモニー
西川社長は「今の言葉を真摯(しんし)に受け止めて猛省いたします。誠に申し訳ありませんでした」と深々と頭を下げ、退室した。10分足らずのセレモニーだったが、西川社長は6度にわたって奥田局長に頭を下げたのである。
無資格検査が発覚してから、西川社長が報道陣に姿を見せるのは4回目だ。最初は発覚翌週の10月2日の記者会見で、西川社長は「今回起きたことはあってはならないこと。日産を代表して心からおわびを申し上げます」と陳謝した。ただ、口では謝ったものの、頭を下げなかったとして、「これが謝罪会見か」とメディアの一部から批判の声が出た。
その記者会見で西川社長は「無資格検査をすべての工場でやめた」と言ったが、実際にはやめずに続いていたことが発覚し、10月20日、2度目の会見を開いた。このとき、西川社長は「深くおわびを申し上げます」と頭を下げた。ただし深々とではなく、0.5秒だけさっと軽く頭を下げただけだった。
その後、事態はさらに混迷する。国交省の立ち入り検査に対し、日産の従業員が無資格検査を隠していたことが発覚した。検査員の認定試験で、受験者に解答を見せて試験が行われたこともわかった。
そのさなかの11月8日、日産の2017年4〜9月期決算会見が開かれ、西川社長が登場した。この際に西川社長は、一連の問題を謝罪したうえで、席を立ち、机の脇に身を移し、6秒にわたって初めて深々と頭を下げたのである。
◇海外向けは「問題なし」
西川社長は、無資格検査が発覚した当初、問題がここまで拡大するとは考えていなかったのではないか。確かに無資格の検査員が検査を行ったことはよくないことだが、海外向けの車は、検査員による完成検査という制度はなく、問題発覚後も生産・出荷が続いている。車自体の安全性は国内向けも輸出向けも変わりない。
工場の現場で、手続きに誤りはあったかもしれないが、昔からの現場の「あしき慣習」が続いていただけ。現場に是正を指示してやめさせ、きちんと再発防止策を国交省に説明すれば、一過性の問題として片が付けられる。推測だが、そんな思いが、10月2日の頭を下げなかった記者会見から透けてみえる。
だが、今振り返れば、西川社長は問題の重大さを見誤っていたと言わざるをえない。だから国交省の局長から「驚きを禁じえない」「ゆゆしき事態」「猛省をしてもらいたい」などと、大手メーカーに対して、普通なら使わないような言葉で叱られてしまったのだ。
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